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営業努力を怠ったのは誰の責任?2008年06月16日 22時04分57秒

「タスポ廃業」県内でも続々 倍増、1か月69店 たばこ店 売り上げ激減「無職同然」
6月16日15時7分配信 西日本新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080616-00000022-nnp-l40

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徐々に悲鳴を上げているタバコ販売店。
でも問題はタスポだけにあるのでしょうか?

確かにタスポ自体のあり方は問題だと思います。
導入方法についても「怪しい」という部分はあるでしょう。

でも、「対面販売」を行っていたはずのタバコ店が「自動販売機の複雑化」で廃業という事はおかしいと思いませんか?

本来の「対面販売」で利益を上げていたなら、たとえ「自動販売機が複雑化」してもしのげないとおかしいのではないですか?

逆に「自動販売機が使えない」人が増えてくるのだから、需要としては増加するはずではないですか?

ここが、私にとって解らないところです。

「そんな客、コンビニに全部取られる」という人もいるでしょう。

なら「コンビニに負けない対面販売」というのを、なぜ今まで考えてこなかったのでしょう?

かつてコンビニが大衆化した時に、町のタバコ店などのミニショップの多くが、自らもコンビニ(多角経営)に変わるか、「コスト削減」(自動販売機の設置)という2択に置かれました。。
その中で、攻めの戦略(多角販売による収益の増加)を取った者もいれば、守り(自動化による販売コストの削減)を取った者もいました。

これは「どちらも正しい」話でしょう。

そして、多くのコンビニやミニ商店はコンビニ戦争の中で消え去っていきました。

この消えていったミニ商店は、「周りが悪い」と周りだけのせいにしたのでしょうか?
確かに近くにコンビニができなければ潰れなかったかもしれない。

でも「コンビニが建ったこと」は悪いことだったのでしょうか?
潰れたお店に問題は無かったのでしょうか?

一方、生き残った守勢商店は何をしていたのでしょう。
確かに自動販売機を置く事によって「販売時間・機会の増加」ができました。
「販売コストの削減」ができました。

で、今までうまくやってこれました。

…でも「これからもうまくいく」なんて保証、誰がしていましたか?

今度は「自動販売のコスト増加」によって立ち行かなくなった。
ただ、それだけに過ぎません。

確かに国の急な方向転換によって、多大なコスト増加を迫られ厳しくなるのはわかります。
でも、そんなモノはどんな経営体でもありうる事です。

石油の国際価格増加によって競争が激化している石油業界。
世界的な気候の変化による、穀物産業の争い。

どこでも同じように起こっていたし、今も起こり続けています。

なぜ、自分達「タバコ店」だけが、何の変化も無く平穏に過ごせると考えていたのでしょう。

私から見れば、それは「甘え」に過ぎないと思います。

本文抜粋
> 父親の代から40年以上、たばこ店を営んできた春日市の男性(54)も切実だ。5年前に会社員を辞めて店を継いだ。5月中旬から自販機だけを残し、店頭販売を休止。「今の収入では無職同然。でも、この年で新しい商売を始めるのは難しいし」と困惑する。

自分が会社を辞め店を継いだ時点で、すでに「新しい商売」を始めたはず。
それを「親の資産」(それまでの経営実績)のみに頼って今まで何の改善も考えてこなかった。
その罪は国にあるのでしょうか?

「この年で新しい商売を始めるのは難しい」

当たり前です。どんな年齢であれ「新しい商売を始める」のは難しいことです。

「自分の世界だけは、いつまでも守られ続けている」
それは幻想だと、バブルの時に学んだのは誰だったのでしょう。

今、自動販売機が削られていく。それは「変革」です。
ならば、逆に新たな商売のチャンスなのかもしれません。

コンビニやスーパーなどは、すでにこの中でどうやって新しい潮流を掴むかを考えています。
ただでさえコンビニ戦争が激化する中で「それでも、どう生き残るか」を常に考えています。

町のタバコ屋だって、本来、個人事業者です。

タスポの影響はともかく、「自由に吸える場所」が年々減っていく「タバコ世界」その中でどうやって生きていけばいいのか、また、別な道へ進むのか、それを決めるのは経営者の責任です。

それは「国の責任」ではありません。

確かに国のやり方は無茶苦茶です。
でも、「為すべき努力」を怠ってきた自分達が完全な被害者のようにいうのは、問題があると思います。

そして、彼らを犠牲者のように取り上げるマスコミも問題があると考えます。

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※当事務所では、厳しめ・辛口な意見を多くいいますが、
「助けて欲しい」とすがるだけでなく、「助かりたい」と自らも努力する人・企業。

そのサポートに力は惜しみません。

……助かりたいとすがるだけの人は、面倒見切れませんけど。

力が必要な時は、ご相談ください。
g-lawyer@aa.alles.or.jp
http://www.aa.alles.or.jp/~g-lawyer/

「ニセモノ」と「ニセモノをありがたがる人々」と2008年06月17日 11時52分31秒

株式トレーダーが記事盗用か、日経配信と酷似する表現多数
6月17日0時57分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000002-yom-soci
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株式トレーダーの若林史江さんが、自分の公式Webでの記事において、日経新聞社系ニュース会社の配信記事を『そのまま引用』するような掲載をしていた、との事。

この問題、著作権的に言えば、「表現」を盗用(そのまま引用)していた事が問題なのであって「内容(アイディア)」を利用していた事自体は特に問題はない。
というのが、本当の所。

ここを切り分けずに、単純に「盗用なんてもってのほか」という批判が出てくれば、それは逆に批判者が「著作権を理解していない」可能性も高いという事になります。

「誰々はこう考えている、私も同じだと思う」と
「私はこう考えている」ということは、
『考えている内容』そのものとしては違いが無く、このような「アイディアの一致」というのは特許などの問題に関わらない限り、本来「自由」となっています。
(というか「他人と同じ考えを持つな」というのは無理。)

一方で、アイディアの「表現」という部分で「著作権の保護」はかかります。
(「他人と同じ表現を「自分のオリジナル」として出すな。というのは当然。)

なので「同じ概況」を説明する事自体は間違っていないともいえます。
というか、同一の状況を見ているのですから、事実解説そのもの自体は「ほとんど同じ」となるのは当然なのですがね。
(ただし、繰り返しますが「自分の言葉」でない説明を「自分の言葉」として説明した事は問題)

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しかしこの人、著作権云々というよりも、相場の読み(相場概況)などを、日経Quickの記事そのまま書いてしまっていたという時点で、「今後の筋」など『展開予測する能力』という部分についても『日経Quickの執筆者と同じレベル』しか持ち合わせていない。
という事になってしまうんですけどね、これで。

 新聞記事などを読んでそのままの相場しか張れない、自分の読み筋を持たない3流トレーダー。という事を自ら証明してしまった……と。

こっちの方が致命的だと思います。

まあウィキペディアなどを読んでも、マスコミに都合のいい「御用解説者」という事らしいから、当然の事なのかもしれませんが。

逆に言えば、このような人の意見を鵜呑みにする一般の人も本来問題があるかな。
日経の記事だって、日経の執筆者の個人的見解に過ぎない以上、それをそのまま正しいとするのは「自分で考える」という一番の基本を棚上げする行為だから。

しかし、それにしても
>「数年前から忙しくて知人に書いてもらっていた。経緯を調査している」と釈明している。

これ、釈明にもなっていないでしょう。
だって「自分のWeb日記記事は、すべてゴーストライターに書かせてました」
って暴露したようなものですから。

他の記事だってゴーストライターに書かせたんじゃないか?
っていう疑念を晴らすことが一切できなくなる。

ダメダメだよねぇ?

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結局、彼女はマスコミ受けする「綺麗な包装紙」、向こうが用意した中身を綺麗にくるむだけの存在だったということかな?
ただ、こんなのがもてはやされるのですから、見る側も「ブランド信奉」に使って本物を見る目を養ってないという事にも繋がるのですがね。


……え、このブログだってゴーストが書いているんじゃないかって?

いやあ、こんな暴論・突っ走り記事、書いてくれるゴーストがいればそれはそれでありがたいんですけどねぇ。

さすがに、ここまでぶっ飛んだ人はなかなないませんから。

だから大丈夫!!……ていうか、よけいに危ない気がしてます。

マイレージと居酒屋タクシーは違うよなぁ2008年06月17日 19時16分23秒

マイレージ取得を自粛=官僚の公務出張-政府答弁書
6月17日13時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000062-jij-pol

江田けんじ。嫌いな議員じゃないんですが、今回はちょっとピントがずれているかと。

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江田けんじさんのWebより抜粋
http://www.eda-k.net/chokugen/index.html
2008/06/16
「居酒屋タクシー問題・・・航空マイレージも同じ構図だ!」

>さて、私は、先週提出(6/9)した質問主意書で、公務員の公務出張に伴い提供される航空会社のマイレージサービスの管理・取扱いについて問いただした。その回答は、閣議決定(6/17)を経て戻ってくるが、政府は「個人マイレージの取得禁止」を、是非、打ち出してほしい。
>
> 「航空マイレージ」とは、航空券利用に伴いマイレージポイントがたまり、交換される特典には、無料航空券や席のアップグレードの他、最近では、電子マネーやクーポン券、買い物券等の金券類似のものも含まれるようになった。
>
> 先般、税金により利用したタクシーから、そのタクシーを利用した公務員にビールやつまみ、商品券、ビール券、現金等が供与された事例が政府の調査等により明らかとなったが、このケースとマイレージサービスとは、その構図は同じではないか。
>
> すなわち、税金で利用したタクシー(会社)や航空機(会社)から、結果的に公務員個人に利得が発生するという意味で、その本質は同じであり、「居酒屋タクシー」を問題とするなら、同様の理由で、「航空マイレージ」も問題とされるべきだろう。
>
> 民間会社では、航空機利用による出張では、「コーポレート(会社)カード」を利用する例も多いという。そのカードで航空券を買えば、その特典は会社に帰属する。次回出張時にそのマイレージポイントを使えば、会社の経費も助かるというものだ。

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いや、全然違うから。

タクシー利用時に「公務員だけ」に供与しているのは、一団体(公務員)だけの優遇措置だが、マイレージは「広く万人に提供された」航空会社の利用サービス。

これを「駄目」という事なら、スーパーなどで購入する時につく「ポイント還元」も規制しないといけないとなる。

後、端的にまとめると「業務で行った際の経費使用について、その付随サービスにより利用者個人に利益が渡る事がおかしい」という主張だが、ならばこれは民間でも厳しく罰するということでいいのだろうか?

民間でも公人でも、共に「業務における経費」であることには違いない。
経費自体は個人が支出するものではなくて「団体」が支出するものだ。
その「経費利用により個人的利益を受ける」事がおかしいと主張するのであれば、それは民間であっても罰するように命じなければおかしいだろう。

民間の時だけ「社員の福利厚生として認められる」というのはおかしな主張。
「公務員のみ」を一方的に逆差別しているに過ぎない。

民間で認めるなら、「公務員にの福利厚生として認められる余地がある」という判断が出なければならない。

さすがにこれは、公務員バッシングのあまりの本筋から外れた主張ではないだろうか?

「業務によって得られた利益」というなら、そもそも民間でも、個人に還元するのではなく企業利益として企業に戻し株主その他配当に回せばよい。
なぜ出張した人のみ、個人福利に回される事を正当化できるのだろう?

この部分、さすがに論理が成立していないと思えます。

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また、別な手段として述べている部分もありますが、これを達成するには「国(公共機関)が利用する場合だけ特別な措置をしろ」と『民間に命じろ』と要求しないと駄目です。

それって、おかしくないですか?

「公務員であれば同様に」といいつつ別箇に「公務員だけ別制度を」と『民間企業』に要請させる。

それは異常です。

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公務員を擁護するつもりはありませんが、「公務員だけを叩いていれば賛同が得られる」と考えているような今の風潮はさすがにどうかと考えます。

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後、色々なコメントを見ると、
「自分達はエコノミーなのに彼らはビジネス以上、なんでそんなに優遇されているんだ。企業努力としてエコノミーにしろ!!」という意見が多く見られます。

確かに、気持ちは判るのですが、
それは「あなたの会社が『お前の仕事程度ならエコノミーで十分』と冷遇している」だけです。

自分が冷遇されているから、他人も冷遇されてしまえ。というのは、正常な思考なのでしょうか?

なぜ会社の上役に向かって
「私達もビジネスで移動させろ!!役員報酬など減らせばいいでしょう!!」
とは言わないのですか?

自分達の境遇が不遇だからと言って、
自分達の不遇を改善させようともせず、他者も不遇にさせようとする。

その考え方が正常だとは思えません。
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今の公務員が優遇されていないとは言いません。

ですが、自分達が不遇なのは公務員のせいなのでしょうか?
「自分達の会社でのお金の使われ方」が適正かどうかはチェックしているのですか?

「自分達のあり方」を見据えた上で批判するなら正当ですが、自分達のあり方・処遇のされ方を見直しもしないで相手だけを批判するのは不当です。

(とはいえ、何度も言いますが、私自身も公務員制度のあり方・運営の仕方が「妥当」とは思えませんよ。当然、内部改善をして「経費を削減」する必要や、「不利益制の高い事業」(経済的な部分だけでなく福祉的その他様々なものを比較した上で)見直す必要はあると思います。

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他の方もそうですが、いい加減、「公務員憎し」だけの理由としか思えない『無駄な公務員叩き』は辞めませんか?

「彼らをどうやってうまく使うか?」という事のほうが非常に重要だと思うのですが。

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後、この一件、「文句を言うほう」も言うほうだが、「言われたから」といって引くほうも引くほうだよね。

まあ、今は「叩かれ大将」だからひたすら頭を下げるしかないのかもしれないけど。
「頭を下げさせて満足!!」っていう民衆も、「頭さえ下げておけばいい」って思っている官庁も、どっちもどっち。

ここは「何で、これを禁止する必要があるのか?」と突っぱねるだけの気概が欲しかった。

……今のバッシング状況では仕方がないが。


こういう所からも、「官庁の能力」が低下しているという面が見えてしまうかなぁ。

良い客が、良い店を育てる2008年06月18日 17時59分52秒

「良い店には、良い客が集まってくる」

逆もしかりです。

「良い客が、良い店を育てる。」

私はこのように考えています。
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さて、公務員問題。

「税金で食っている連中のくせに」このような論調が多く見られます。

ですが、この考え方自体が一番の原因ではないのでしょうか?

そもそも「行政」とは何なのでしょう?

端的にいえば「会員」(住民)が「会費」(税金)を支払う事によって、
「各種サービス」(行政サービス)を受ける事ができる。
<「個別にサービスを受ける場合はOP料金を払う」という考え方も成り立ちます>

このような「巨大な会員制サービス組織」だと考えます。

ならば、私達は「客(会員)」だといえます。

ですが「客ならば何をしても良い」のでしょうか?
「金は払っているんだ、お前らは俺達のために文句も言わず尽くせばいいんだ」
「金は払っているんだ、お前らがサービスをするのは当たり前だ」

それが、正しい態度だと思いますか?

私は、そのような考え方が、一番間違っていると思います。

確かに彼らは私達の会費(税金)で働いています。
ですが、彼らは「私達の奴隷」ではありません。

彼らがお給料を貰ってサービスする。
そのサービスは給料に見合った額であるべきだ。

これは正しいでしょう。

ですが、あなた方が「サービスを受けるに足るだけの客」だといえますか?

「金さえ払っているんだから、文句をいうな」
このような人は、モンスター・悪しきクレーマーとして「嫌われる客」です。
このような客に対して、自然と「サービスの質」「サービス意欲」が落ちるのは人間として当たり前でしょう。

それでも、「金は払っているんだ、文句を言うな」というのであれば、
それは彼らを「奴隷」として扱っているようなものです。

このような状況で、どうして彼らが私達に「喜んでサービス」してくれるでしょうか?

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はっきり言って、今の地方自治体の多くは「悪い店」です。そして「悪い店員」になっている公務員がたくさんいます。それは一切否定しません。

ですが、彼らを「悪い店員」に、「適当にサービスしとけばいいんだよ」と意識を下げさせたのは誰でしょう?

それは「そこの住民(客の責任)」だと思います。

最近、大阪府問題でこのブログは論争になりました。
ここで大阪府職員を非難している府民の方が見られました。

だけど、私からすればそのような人に問いたいと思います。

彼らを腐らせたのは、あなた達府民ではないのですか?
あなた達は彼らを腐らせないために何かしましたか? と。

彼らが提供するサービスを「当たり前だ」といって、感謝する事を忘れていませんでしたか?

「私は、選挙で知事や議員を選んだ」というかもしれません。

なら「代表者を決めたら終わり」なのですか?
他に「客として」できることは無かったのですか?

私は「もっと客の側もやる事があった」と考えます。

それを考えもせずに、自分達だけが被害者のような考え方でいる。
それでは、いくら「英雄」が頑張ったところで、立ち直ることなど不可能でしょう。

たとえ店が良くなっても、来る客が「悪い客」なら自然と店は荒れます。
「悪い客」を排除できれば別ですが、「行政」の場合は「住民」を排除することなどは不可能です。
「店」に良くなれ。というなら、少なくとも「客も良くなるべきだ」

私は、そう考えます。

一方的に、「店のせい」(行政のせい)にして、ただ「自分達の権利だけを主張する」。
今の公務員に対する、多くの市民の主張は根本的に間違っていると考えます。

※とは言え、店を立て直すために、店員が努力するのは当たり前。
客も努力するが、腐った店を立て直すために一番努力しないといけないのは公務員です。
それは間違いありません。
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「俺、この店で働いていて楽しい」と店員が思えるようになるには、「店の雰囲気・在り方」が良くなる必要がありますが、一方で「来る客」自体がまともでなければ「サービス提供する側」がやる気が無くなり適当な仕事(ぎりぎり最低限のサービス)になるのは当然でしょう。

まともな客が来なければ、「客にサービスをする事」で『いい仕事をした』と満足感を得るよりも、「得られるお金」で満足感を得るようになるのは、人として「ごく普通の感覚」だと思います。

自分達だって、そのような感覚は持っていないのですか。

彼らの「サービス意欲を失わせた」のはお店のせいだけじゃなく、「客の責任もある」。
この事を意識しない限り、改革など不可能です。

「バカな客でも、何も言わずただサービスしろ」というのが、どれだけ愚かな事なのか、自分が同じ事を要求されたらどう思うのか?
少なくとも、それぐらいは理解して欲しいものです。
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彼らを理解しようともせず「どうせ公務員だから、役人だから」と切り捨てる。
そんな意識で、どうやって相互理解・協力ができるのでしょうか?

理解しようともせず「お前らの給料、俺達が出しているんだから黙って従え」

それで、どうやって相手が動いてくれるのでしょうか?
どうやって、行政組織がよく育つのでしょうか?

もう一度考えて欲しいと思います。

とはいえ、繰り返しますが、行政自体が『努力が足りていない』というのは明らかな事実です。
少なくとも、行政も、もう少し考えてまともに動くべきでしょう。

「今までのやり方」でここまで駄目になったのに、これからも「今までのやり方」でやろうとする。

それでは、「バカじゃないの?」といわれても仕方ないと思います。

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…少なくとも「公共サービスを行う」という立場にいる以上、「公共サービスを『喜んで提供する』」意識ぐらいは取り戻してほしいものです。

確かに「嫌な客」は多いのかもしれませんが、そうじゃない客もいますから。

『金のためだけに』仕事をする。
これが、誰だって面白くない事は解りますから。
『楽しく仕事ができるように』努力する事だけは、公務員にも忘れて欲しくないと思います。
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長々書いてますが、端的にいえば
「文句を言っている人々」は、自分達が「単なる被害者だ」などと思うのは筋違いだ。
という事です。

「金さえ払えば」、「投票さえすれば(アンケートさえ答えれば)」、『客として』店員を「奴隷のように」扱っていいなどと思うのはどうかと思います。

『客として』またそれ以上に、「主権者」として為すべき事をしたのか?
という事を聞きたいです。

「主権者」として為すべき事をしなければ、一旦立ち直っても、行政はまた腐るでしょう。それは当たり前であり、それは「主権者」の罪です。

童話「立派な王様」2008年06月18日 18時58分02秒

昔々、ある国で、民が飢え苦しんでいました。

でも、そんな民を見ていながら、お城づとめの役人達は毎日税金を取り立てて、自分達だけはいいものを食べていました。

そんなところへ、ある日、若い「英雄」がやってきました。

若い「英雄」は、民の声を聞き新しい王様になりました。

新しい王様は城の役人を集めて言いました。

「今までのお前達のやり方では民が苦しんでいる。
 だから私の新しいやり方でやる。
 しかし、だからといってお前達の意見を聞かないという訳ではない。
 お前達の意見も聞きたいから、毎朝会議を開こう。」

突然の王様の命令です。
それまで惰眠をむさぼっていた役人達は、あたふたとし始めました。

次に、王様はいいました。
「まず民のために、自分達も粗食にしよう。
 お前達だけではない。私も同じように粗食にする。
 私の個人的な活動も、自分の今までの財産でやる。」

これを聞いた、太っちょ役人が言いました。
「王様、それでは私は飢えてしまいます。私達のことも考えてください」

王様は言いました。
「民はもっと飢えている。民の事を考えたことはないのですか?」

確かに王様の言うことは最もです。
ですが、太っちょ役人はそれでも不平を言っていました。
太っちょ役人は必死でした。
「ダイエットになる」と考えることもできず、自分がおいしいものを食べられなくなる事ばかり不満を言っていました。

すると王様は今度はこういいました。

「そんな不満は聞きたくない。不満を言うぐらいなら城から出て行けばいいだろう」

これを聞いた周りの役人はは思いました。
「なんて素晴らしい事を言う王様だろう。この王様のために一生懸命働こう」

そして、この国は良い国になりました。

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なんて素晴らしい童話でしょう。心が笑われます。
この童話を賛同できる人がいたら、きっと良い友達になれると思います。

冗談はともかく、この童話、どこかおかしいと思いませんか?

そう、
>すると王様は今度はこういいました。
>
>「そんな不満は聞きたくない。不満を言うぐらいなら城から出て行けばいいだろう」
>
>これを聞いた周りの役人はは思いました。
>「なんて素晴らしい事を言う王様だろう。この王様のために一生懸命働こう」

この部分です。

こんな事、まともに考えたら『ありえません』
逆にやる気が落ちるのが、普通の感覚だと思います。

どうでしょうか?

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童話その2


昔々、ある国で、民が飢え苦しんでいました。

そんな民を見ていながら、お城づとめの役人達は毎日税金を取り立てて、自分達だけはいいものを食べていました。

そんなところへ、ある日、若い「英雄」がやってきました。

若い「英雄」は、民の声を聞き新しい王様になりました。

新しい王様は言いました。

「今までのお前達のやり方では民が苦しんでいる。
 だから私の新しいやり方でやる。
 しかし、だからといってお前達の意見を聞かないという訳ではない。
 お前達の意見も聞きたいから、毎朝会議を開こう。」

突然の王様の命令です。

それまで惰眠をむさぼっていた役人達は、あたふたとし始めました。

まず最初に、王様はいいました。
「まず民のために、自分達も粗食にしよう。
 お前達だけではない。私も同じように粗食にする。
 私の個人的な活動も自分の今までの財産でやる。」

これを聞いた役人達は「粗食に耐えられない」といいだし一悶着がありました。
でも、それもお互いに納得してみんなで頑張る事にしました。

それからある日、王様はいきなりいいました。

「私の王としての活動では、最初に言った粗食では耐えられない。
 だから、宴会を開こうと思う。
 その宴会でのお祝い金を、私のお金にしたいと思う」

宴会は王様の魅力で大成功。世界中からたくさんの民衆が王様とお話しするために集まりました。国民たちも大喜びです。
偉い人でなくて民衆が集まった。王様のすごい人気がわかります。

宴会が終わると、王様は役人達にいいました。

「入ってきたお金は、私と私の個人的なしもべ達が活動するために使おう。お前達は今までどおり粗食を食べていなさい。」

これを聞いた周りの役人はは思いました。
「なんて素晴らしい事を言う王様だろう。この王様のために一生懸命働こう」

そして、この国は良い国になりました。

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なんて素晴らしい童話でしょう。心が笑われます。
(以下略)

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さてこの王様のやり方で部下がついてくると思いますか?
私は思いません。

確かに王様の活動にお金がかかるのは当然でしょう。

でも「全部独り占めする王様」というのはどうでしょう?

「私もやはりお金がいる。ただ、私が全部もらうというのもどうかと思う。だから半分はこの国のためのお金としよう。お前達に個々に渡すことはできないが、この国のためのお金にしよう」

最低限、これくらいはしなければ部下は納得しないと思います。
これぐらいの「政治力」は期待してもよかったと思います。

これを「自分達の活動費」『だけ』にしてしまう。

ここに、「王様の勘違い」があると私は思います。

確かに「お城のお役人が腐っていた」のは認めますが、この王様のやり方が「賢いやり方」だとは思えません。

いかがでしょう?
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