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「勝つための布石」を理解できていない人達2008年08月23日 11時46分29秒

<民主党代表選>小沢無投票3選へ 野田、枝野氏が出馬断念
8月22日21時54分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080822-00000129-mai-pol

あまり書きたくないけど、ある意味昨日の続き。

『勝つ』という事の意味を理解できていないのが民主党だと思う。

おまけに「政治」もわかっていない。
解っているのは「政局」と「権力闘争」だけ、それが民主党。

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今回、野田さんが引いたのは『代表戦で負けた時の事』だけを考えているのだと思うが、このような短期的視点の勝敗しか目に入っていないのが民主党の感覚なのだと思う。

……まあ、自民党自身も今は短期的視点しかないが。

 政権というか国家運営で言えば、また企業運営でも同じだが、常に中長期的視点でモノを考える事が一番重要になる。
 今、短期的視点に立てば「悪手」と見えても、後にそれが活きてくる「布石」となる手はいくらでもある。
 だから、「その時の損得」だけでなく中長期的視点での損得を常に考えないといけない。

それが指導者(リーダー)として一番重要な視点だと思う。

しかし、今回、野田さんにはその資質が低い事が露呈した。

 中長期的視点を持つのであれば、今回、起たなければいけなかったと思う。

 実際、今回、引いた事で党内での地位や影響力は低下するだろう。
まあ、これは、押して負けても低下するものだから同じだが。
 ただ、おそらく押して負けた場合は「地位低下」はあったとしても「影響力」の低下は少なかったと思う。

 少なくとも、今、「小沢に対して正面から反論した」という事実を積み重ねておけば、「小沢がミスした時」当然に「次の代表」の座が回ってくる。
 だからこそ、今起つべきだった。
 私はそう思います。

 この事については、「じゃあ小沢が失敗しなかったらどうなんだ?」
という意見もあるかもしれない。

だが、それはそれでいいんじゃないだろうか?

「小沢が失敗しなければ」、「正常な2大政党制」が確立できるはずなのだから、それは民主党にとっても、また日本にとっても『いい事』のはずだろう。

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「日本のために、国民のためになる政治」を考えるのであれば、それが自分の手によってなろうが、他人の手によってなろうが関係ない。

それが、「政治家として第一に為すべき事」が解っている政治家が持たなければいけない思想だと思う。

 その思想から、中長期的視点を持つのであれば、「小沢オンリー」の考え方で動くのではなく、2の矢3の矢を、予備的存在を作る。
 これは、絶対に必要なことだった。

……それができない民主党。

 もう、駄目だろう。

 小沢がまた問題を起こした時、どうするつもりなんだ?
 また茶番劇をやって「小沢さんの禊は済んだ」というつもりか?

 それとも、もう「小沢がミスをする事は無い」などと思っているのだろうか?

 小沢代表を神のごとく扱うのがどれだけ危険なのか?
 もう少し考えたらどうだろうか?

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話は全く違うけど、神のお話を書くと、よく、公明党を引き合いに出す人がいます。

だけど、アレは与党じゃありません。
与党(自民党)が「数合わせのため」に引きずり込んだだけだから、自民党に十分な戦力が整えば、その時点で切り離される存在でしかないぞ。

その事をきちんと考えて理解しないまま「自民党と組んでいるから与党だ」といっている人がいるが、そのような、書いてある情報をそのまま鵜呑みするだけの「考えない人」が多いのは問題だと思いますね。

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