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強引なトップダウンによる弊害 ― 2009年04月12日 23時54分07秒
<秋田知事選>前秋田市長の佐竹敬久氏が当選確実
4月12日21時31分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090412-00000598-yom-pol
自分の所の知事選が終わった後、地方自治については完全にノーマークでした。(苦笑)
でとりあえず、ざっと読んだのですが、まあ一言で言えば表題の通り。
勝ち負けよりももっと重要な問題が発生しているように思える。
はっきり言って、「小沢体制支持」を頑迷に主張する(タイコ持ち)上層部と各現場との間で、乖離が明確になってきていないか?
非常に組織としてはまずい体制になってきていると思うのだが。
もう単に「小沢を降ろせばいい」というレベルの話じゃなくなってきているように思える。
これで総選挙で勝てなければ、「本部」対「地方」という形で分裂騒ぎがおきるんじゃなだろうか。
(というか、勝っても(理想だけの)「本部」対(現実に目を向けた)「地方」という形ですぐに亀裂が走ると思うのだが)
実際、
>佐竹敬久氏(前秋田市長) 自民県連、社民県連支持、連合秋田推薦
>川口博氏(前小坂町長氏) 民主県連、国民新県支部支持
というように、民主党支持候補と、支持母体である「連合」および協力政党である社民支持候補が分かれている時点で、非常に問題がある。
はっきり言って、なんでこの候補(川口氏)を民主党が擁立したのか全く解らない。
少なくとも、地元では「自民」だけでなく「社民・連合」が乗っかってきている以上、知名度うんぬんだけでなく「地元での政治的信頼度」も佐竹氏の方が十分高かったはずだ。
なら、なぜここで対立候補を立てる必要があるのだろう。
政治戦略的に考えれば、明らかに今回の民主党の考え方は間違っていると思う。
戦略的に見れば「必要の無い対立候補」「必要の無い対立選挙」でしかない。
民主党は「必要の無い負け戦に挑んだ」この一言につきるだろう。
-------
前にも書いたが「県政」は「国政」とは違う。
佐竹氏が「民主の言う事をきかないから」とか「自民からも推薦を受けているから」という理由なら、それは理由にはならない。
どの党から他に推薦を受けていようが、大切な事は「その地方自治体の長として」活動できるかどうかだ。国政での勢力争いとはまったく関係がない。
にも関わらず、国政での勢力争いを持ち込んだとしたら、それは明らかに「民主党は地方自治制度を国政の下においている」としかいえないだろう。
どうも、今の民主党の考え方は「中央集権体制を確立」したがっているようにしか見えない。
これでは、霞ヶ関主導型の「中央集権体制」が民主党主導型の「中央集権体制」に変わるだけ。単なる「トップの派閥争い」にしかならないだろう。
最近の橋下発言(ぼったくり発言)のように「地方」に「国の統一ルール」を「トップダウンで持ち込むこと」が問題になっている。首長達(地方自治体)が国政(国家行政)に対し、徐々に反旗を翻し始めている。
そしてこの反旗は、その地域に住む住民にとっても「地域の事を考えている」以上、基本的には肯定されている。
地方自治体は、霞ヶ関の中央集権体制を終了させ地域・現場における「分権体制」への移行を望みつつある。
「大きな事は国政で、現場の事は地方で」
行政体制においても、このような考え方を望みつつ、現場が霞ヶ関との分権体制への移行を望みつつある。
この実情にも関わらず、「地方選挙での勝利」を元に「国政での勝利」にこだわる。
「国政のために地方政治がある」と思っている。
そのような民主党(上層部)の考え方こそが、今、一番の問題ではないだろうか。
民主党は嫌いではない。
だが、トップダウンですべての指示が来る、今の民主党はどうしても信用できない。
いつも同じような事を書いているが、これが私の基本的な考え方だ。
※県連で決めているという話もあるが、トップダウンで「これをやるように」という指示が来て、その「方法」だけを下が決めている。それが今の状況だ。これでは官僚組織やワンマン企業体制と同じでしかない。それぞれ「政治を志向する人たちが集まって」作ったはずの民主党のあり方・理念からもう一度見直してみるべきではないだろうか。
……まあ、この状況下で4:6まで持ち込めただけ「民主の底力」はあると思っていいのだろうが。
---
小沢辞任云々だけの話じゃない。
「地方と国」・「地方組織と党本部組織」そのもののあり方から見直さないと、はっきり言ってもっと悲惨な事になると思う。
これは、「国政で勝つ負ける」の話じゃない。
だから「国政での勝ち負け」で小沢続投・辞任を語るのも止めて欲しいと思う。
---------
ところで、森田健作の「自民党裏所属論」が色々取りざたされているが、馬鹿らしいと思う。
はっきり言って、
あの人が「自民党じゃない」と思っている人の方が少ないんじゃないか?
っていうか、「自民党推薦」じゃないとしても、森田健作が「党本部とは繋がっていな」くても「県・地方レベル」では密接っていうのは、過去の選挙を見れば全員知っていたんじゃないのか?
元々、石原東京都知事ともそれなりに仲良かったし、国会議員時代の時や前の千葉知事選からみても、政策見ても、森田知事が「自民よりじゃない」っていう発想をもてる人の方が、頭がおかしいと思うんだが。
後、リニアについて文句を言っている人は、やっぱり頭がおかしいと思う。
あれは完全な「スローガン」というか「民衆の意欲向上」のための『夢物語』でしょう。
「本気で作れる」と思っているのであれば、それは人としてどうかと思うんだが。
(ちなみにアクア800円構想は可能だと思う。もし不可能でも、現状の「休日1000円状態」を平日にまで広げて、後、トラック等商業車にも拡大。で今後、恒久化する事まではおそらくできると思う。)
4月12日21時31分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090412-00000598-yom-pol
自分の所の知事選が終わった後、地方自治については完全にノーマークでした。(苦笑)
でとりあえず、ざっと読んだのですが、まあ一言で言えば表題の通り。
勝ち負けよりももっと重要な問題が発生しているように思える。
はっきり言って、「小沢体制支持」を頑迷に主張する(タイコ持ち)上層部と各現場との間で、乖離が明確になってきていないか?
非常に組織としてはまずい体制になってきていると思うのだが。
もう単に「小沢を降ろせばいい」というレベルの話じゃなくなってきているように思える。
これで総選挙で勝てなければ、「本部」対「地方」という形で分裂騒ぎがおきるんじゃなだろうか。
(というか、勝っても(理想だけの)「本部」対(現実に目を向けた)「地方」という形ですぐに亀裂が走ると思うのだが)
実際、
>佐竹敬久氏(前秋田市長) 自民県連、社民県連支持、連合秋田推薦
>川口博氏(前小坂町長氏) 民主県連、国民新県支部支持
というように、民主党支持候補と、支持母体である「連合」および協力政党である社民支持候補が分かれている時点で、非常に問題がある。
はっきり言って、なんでこの候補(川口氏)を民主党が擁立したのか全く解らない。
少なくとも、地元では「自民」だけでなく「社民・連合」が乗っかってきている以上、知名度うんぬんだけでなく「地元での政治的信頼度」も佐竹氏の方が十分高かったはずだ。
なら、なぜここで対立候補を立てる必要があるのだろう。
政治戦略的に考えれば、明らかに今回の民主党の考え方は間違っていると思う。
戦略的に見れば「必要の無い対立候補」「必要の無い対立選挙」でしかない。
民主党は「必要の無い負け戦に挑んだ」この一言につきるだろう。
-------
前にも書いたが「県政」は「国政」とは違う。
佐竹氏が「民主の言う事をきかないから」とか「自民からも推薦を受けているから」という理由なら、それは理由にはならない。
どの党から他に推薦を受けていようが、大切な事は「その地方自治体の長として」活動できるかどうかだ。国政での勢力争いとはまったく関係がない。
にも関わらず、国政での勢力争いを持ち込んだとしたら、それは明らかに「民主党は地方自治制度を国政の下においている」としかいえないだろう。
どうも、今の民主党の考え方は「中央集権体制を確立」したがっているようにしか見えない。
これでは、霞ヶ関主導型の「中央集権体制」が民主党主導型の「中央集権体制」に変わるだけ。単なる「トップの派閥争い」にしかならないだろう。
最近の橋下発言(ぼったくり発言)のように「地方」に「国の統一ルール」を「トップダウンで持ち込むこと」が問題になっている。首長達(地方自治体)が国政(国家行政)に対し、徐々に反旗を翻し始めている。
そしてこの反旗は、その地域に住む住民にとっても「地域の事を考えている」以上、基本的には肯定されている。
地方自治体は、霞ヶ関の中央集権体制を終了させ地域・現場における「分権体制」への移行を望みつつある。
「大きな事は国政で、現場の事は地方で」
行政体制においても、このような考え方を望みつつ、現場が霞ヶ関との分権体制への移行を望みつつある。
この実情にも関わらず、「地方選挙での勝利」を元に「国政での勝利」にこだわる。
「国政のために地方政治がある」と思っている。
そのような民主党(上層部)の考え方こそが、今、一番の問題ではないだろうか。
民主党は嫌いではない。
だが、トップダウンですべての指示が来る、今の民主党はどうしても信用できない。
いつも同じような事を書いているが、これが私の基本的な考え方だ。
※県連で決めているという話もあるが、トップダウンで「これをやるように」という指示が来て、その「方法」だけを下が決めている。それが今の状況だ。これでは官僚組織やワンマン企業体制と同じでしかない。それぞれ「政治を志向する人たちが集まって」作ったはずの民主党のあり方・理念からもう一度見直してみるべきではないだろうか。
……まあ、この状況下で4:6まで持ち込めただけ「民主の底力」はあると思っていいのだろうが。
---
小沢辞任云々だけの話じゃない。
「地方と国」・「地方組織と党本部組織」そのもののあり方から見直さないと、はっきり言ってもっと悲惨な事になると思う。
これは、「国政で勝つ負ける」の話じゃない。
だから「国政での勝ち負け」で小沢続投・辞任を語るのも止めて欲しいと思う。
---------
ところで、森田健作の「自民党裏所属論」が色々取りざたされているが、馬鹿らしいと思う。
はっきり言って、
あの人が「自民党じゃない」と思っている人の方が少ないんじゃないか?
っていうか、「自民党推薦」じゃないとしても、森田健作が「党本部とは繋がっていな」くても「県・地方レベル」では密接っていうのは、過去の選挙を見れば全員知っていたんじゃないのか?
元々、石原東京都知事ともそれなりに仲良かったし、国会議員時代の時や前の千葉知事選からみても、政策見ても、森田知事が「自民よりじゃない」っていう発想をもてる人の方が、頭がおかしいと思うんだが。
後、リニアについて文句を言っている人は、やっぱり頭がおかしいと思う。
あれは完全な「スローガン」というか「民衆の意欲向上」のための『夢物語』でしょう。
「本気で作れる」と思っているのであれば、それは人としてどうかと思うんだが。
(ちなみにアクア800円構想は可能だと思う。もし不可能でも、現状の「休日1000円状態」を平日にまで広げて、後、トラック等商業車にも拡大。で今後、恒久化する事まではおそらくできると思う。)
コメント
_ とり ― 2009年04月13日 06時22分28秒
_ TAKE(管理人) ― 2009年04月13日 08時57分01秒
とりさんコメントありがとうございます。
不勉強だったので「B層」って何の事かわかりませんでした(苦笑)
で、wikiで調べて、問題のスリードの報告書見ました。
……B層って今言うのか、彼ら。
自分、「一般大衆」とか「愚衆」って呼んでました。今までずっと。
で、確かにB層がネックなのですが、大衆(B層)については、今までマスコミ主導型による煽動が主体だったと思います。
ですが、これだけネットが盛んになれば、A層で個人活動していた人の活動をうまくやれば、もっといい方向に向かえるのではないだろうか、とも思ってます。
もっとも、匿名などのネット情報では「マスコミ報道」にはブランドの点で勝てないので、きちんと対抗するのであれば『実名』で勝負を賭ける必要があるでしょうが。
という事で「A層」の人は『実名』でもっと活動したらいいんじゃないでしょうかね?
これだけ過激な意見を書いている『実名ブログ』だって、『実際の攻撃』をしてくるような人いませんから、しょうもない「死ね」攻撃なんて屁でもありませんし。
不勉強だったので「B層」って何の事かわかりませんでした(苦笑)
で、wikiで調べて、問題のスリードの報告書見ました。
……B層って今言うのか、彼ら。
自分、「一般大衆」とか「愚衆」って呼んでました。今までずっと。
で、確かにB層がネックなのですが、大衆(B層)については、今までマスコミ主導型による煽動が主体だったと思います。
ですが、これだけネットが盛んになれば、A層で個人活動していた人の活動をうまくやれば、もっといい方向に向かえるのではないだろうか、とも思ってます。
もっとも、匿名などのネット情報では「マスコミ報道」にはブランドの点で勝てないので、きちんと対抗するのであれば『実名』で勝負を賭ける必要があるでしょうが。
という事で「A層」の人は『実名』でもっと活動したらいいんじゃないでしょうかね?
これだけ過激な意見を書いている『実名ブログ』だって、『実際の攻撃』をしてくるような人いませんから、しょうもない「死ね」攻撃なんて屁でもありませんし。
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_ 自分なりの判断のご紹介 - 2009年04月14日 01時52分08秒
今を去ること、うーんと前、
慶長17年(1612年)の
今日巌流島で宮本武蔵が
佐々木小次郎を破った
ことから、「決闘の日」。
吉川英治「宮本武蔵」の
最後のシーン。
「小次郎破れたり
慶長17年(1612年)の
今日巌流島で宮本武蔵が
佐々木小次郎を破った
ことから、「決闘の日」。
吉川英治「宮本武蔵」の
最後のシーン。
「小次郎破れたり
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森田健作の件はおっしゃる通りですが俗に言うB層の人たちはそれすら気づいていないのが現状です。