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99人を救うために1人を殺すのが、本当の政治2010年05月24日 11時47分17秒

様々なブログからお越しになられた方々へ

現在、本記事につきまして、
私が所属する県行政書士会に対し、
 「口蹄疫の被害にあわれた」・「口蹄疫の被害にあわれた親戚を持つ」と自ら述べられた方々から、主に「自分や被害にあわれた人の気持ちを害するので削除および謝罪を求める」という内容の苦情・圧力が、かけられております。

 確かに、私自身「言論の自由・表現の自由」が『絶対のもの』では無い事はよく理解しています。 時に制限される事もあるでしょう。

 また、意見が「一方的な言い捨て」ではいけないでしょう。

 そのような考えから、少なくとも「当ブログ」では、コメント欄を自由に空けてあり、当ブログに「反対」の意見また他の意見であっても書き込む自由、それぞれ「反論の自由」・「意見表明の自由」は尊重して認めております。
 「自由に意見を言う」代わりに「自由に反論を突きつけられる」覚悟はしております。反対の意見の人が「反論をいう事ができない」状態にはなっていません。

※ただし、「意見」の無い単なる誹謗中傷やほぼ同一内容の連続投稿、スパム投稿は「反論」では無いので削除いたします。

 にも拘らず、「言論」ではなく「圧力」で他者の「意見」を封殺しようとする行為は、「正統な批判行為」であると考える事はできません。

 もし「自分達が不快だから」という理由だけで、「言論以外での圧力」をかけ他者の発言を封じる事を『正しい』と認めるのであれば、それはネットにおいてまた一般社会において「誰もが自由に発言する機会」というのを失う事になります。

 以上の事から、当記事につきまして、要求どおり削除・謝罪する気は一切ありません。

以上です。


平成22年6月9日15:42 前文追加 

------(以下 本文)--------------------------
種牛49頭「助命」認めず…農水副大臣
5月24日3時11分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100523-00000840-yom-soci

これは、申し訳ないが「国の判断」の方が正しい。

情は無いのかとか訳のわからない批判があるかもしれないが、
この手の「最悪な伝染病」に対しての対策をきちんと理解してほしい。

くだらない批判をする人は、
まず、農水省から出ている「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針」を読んで「口蹄疫」を理解する事からはじめるべきだろう。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_bousi/pdf/fmdsisin.pdf (PDF)
http://www.sat.affrc.go.jp/joseki/Houki/KADENHO/2frame_FMD_boeki_SISIN.htm (HTML)

細かい事を除くが、この伝染病は
「キャリア」(保有者)である時点で「アウト」というのが根本にある。

「発症しているか」が問題ではない。
「保有者」であるだけで「他への感染源」となりやすいので、問題になるのだ。

また、「保有者であるかどうかわからない」というかもしれないから許せというが、それも「感染危険」がある「かもしれない」ので「アウト」なのだ。

この手の防疫での判断は「黒」か「白」しかない。

「黒を拡大させない」という視点から立つならば、「グレー」だから「待つ」という事は許されない。
「グレー」である以上「黒が混ざっている」危険があるため、「排除」する以外に「他の白」を救う道は無いのだ。

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さて、この手の話を見ると、「パンデミック」が起きたら日本は駄目だろうな、とつくづく思う。

パンデミックが起きた場合、「他の白」への感染を防ぐためには「白以外」を「白」から遠ざける必要がある。

そのために完全隔離・封じ込め、時には「処分」も考える必要がある。

たとえ「親しい友人」であっても、「保有者か否か」「保有者であれば処分」で判断する以外にないのだ。

この時に、人としての優しい気持ちや経済的利益など『他の基準』は一切、関係ない。
「白か白以外か」という『明確な基準』だけで判断する以外ない。

それが「政治」だ。
これができないのであれば、政治を行なう事など許されないだろう。

このように書くと、
「99人のために1人を犠牲にするのはおかしい、100人すべてを救うべきだ」などと言う人がいる。

だが、はっきり言わせてもらう。
それは「政治」じゃない「宗教」だ、と。

政治は「人」が行なうこと。
「人」が「自分の手の届く範囲を確実に救う」のが「政治」だ。
だから、時に「手の届かない範囲の人」を見殺しにする、または自ら殺す。これが「真の政治」だ。

「届く範囲」を広げるために努力するのも「当然の仕事」だが、「届かない範囲」を見捨てるのも、また「政治の仕事」。

これが根底にある。

すべての人に好かれたい。すべての人を救いたい。
そのような事を考えるのであれば、政治家をすべきではないだろう。

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はっきり言って、今回の東国原知事の考え方は「普天間」での鳩山と同じ。「政治家として」考える事を放棄し「みなに嫌われたくないから」という視点で動いている。

これでは話にならない。

「49頭、こっそり隠していた」など、『ふざけるな』といいたい。
「口蹄疫を終息させたい」と本当に思っているのだろうか?

「残している理由」が、「口蹄疫の終息」目的で無い事に、賛同者も気付くべきだろう。

この件に関しては、東国原知事を支持する事はできない。
むしろ、もっと批判すべきだと思う。

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また、初動体制の遅れなど、色々指摘・批判したい人は多いだろうが、
はっきり言って「今さら」だと思う。

今は、何より「拡大を抑える・終息させる」。
まず、この視点に立ってすべて活動すべきだ。

他の批判は、「終息してから」することだ。

今は、大臣の首のすげかえなど、やっている場合じゃない。

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ちなみに、自分達の仕事も近い事がある。
(自分達は端っこだとは言っても)

救えるのは「自分の手を取った」依頼者まで。
手を取らなかった者は救えないし、ましてや、向こう側(相手側)の者については「救わない」。

医者も何もかも「届かない小さな自分の手」を悔やみながら、それでも「届く人」は救う。これが、こちら側の基本的な考え方。

切り捨てる覚悟(トリアージをする覚悟)がなければ、この手の仕事はやっちゃいけない。

どれだけ「切り捨てた人」が苦しもうが、割り切れるだけの覚悟がないなら目指さない方がいいと思う。

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追伸:こう見ると、やっぱり中田さんのトコの日本創新党は際立っているな。
中田さんみたいな人がもっと増えるといいんだが。
(って、他人事のように言っているのも問題なんだけどね。
(そういうなら、自分も中田さんみたいな姿を目指すべきだろうし。

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さらに追加。

ちなみに蔓延地域周辺での「ワクチン接種」については、全員、もっと理解しておくべき。

あれは「グレー」を「グレーのままにしておく」策だから。
ワクチンを打ったら、「白判定」すらできなくなる事をもっと考えるべきだ。

『自己防衛反応による抗体』作成がワクチンの基本なのだが、
 逆に言えば、「抗体がある理由」が「感染しているから」なのか「ワクチンのため」なのかわからなくなる。だから「永久にグレー」になる。

実は、これが問題。
結局、「白じゃない」以上、殺処分。という事をもっと考えるべきだろう。


ワクチンのプランは、

1.広がらないように、「抗体の柵」を作って封じ込める。
2.封じ込めの後、「抗体の柵」『ごと』、すべて処分し撲滅する。

これが真実。

ガンを切除する時に、「周りの正常細胞」も少し切り取るように、

「蔓延地域周辺を救う」のが目的 ではなくて
「蔓延地域周辺ごと」 処分するのが目的だと、知っておこう。

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「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針」 P.3
3 ワクチン
(1)本病の現行のワクチンは、『発症の抑制』に効果があるものの、『感染を完全に防御することはできない』

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「殺すべき1人」の範囲を決断できなかった、県および国の甘さ。
それが、「1人が2人、2人が3人」へと拡大した真の原因だ。

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コメント枠の関係(50件まで)の関係から、
以下、コメントを本記事内に転載します。
5/27 2回目の転載をしました。
6/01 3回目の転載をしました。

5/27「今後の対策についてどう考えているか知りたい」という人もいましたので、『口蹄疫被害に対する今後の被災者対策について』として自分なりの考え方をまとめてみました。
http://kusuriyasan.asablo.jp/blog/2010/05/27/5120502

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_ tdam ― 2010年05月24日 14時46分18秒
はじめまして。「99人のために1人を犠牲にするのはおかしい、100人すべてを救うべきだ」という主張は宗教じみていて、おかしいのは同意します。
でも、種牛をすべて殺してしまったら、宮崎県の畜産=「100人すべて」を殺すことになりませんかね?種牛だけは例外扱いでも構わないと思うのですが。
あと、宮崎牛を助けたい一心の東国原知事より、知りもしない農家の感情を持ち出す農水副大臣のほうが異常だと思いますが、いかがでしょうか。

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_ (未記入) ― 2010年05月24日 14時52分09秒
日本の畜産が壊滅してもいいんですね
さすが民主党信者

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_ ASTRAL ― 2010年05月24日 14時57分01秒
ウイルス学にも関わっている研究者です。
仰るように、今の口蹄疫の事態は「情」や「綺麗事」で考えてはいけませんね。
49頭を処分せずこっそり温存していた宮崎県は批判されてしかるべきです。
49頭に症状が無くても、同じ飼育施設の肥育牛が感染して処分された以上、口蹄疫ウイルスの拡散に寄与している恐れは十分にあり、後に「シロ」と分かるかどうかとは別問題であり、早急に処分しなければなりません。
宮崎県は「国の対応が遅い」と言っていましたが、その県自身が家畜伝染病予防法に違反している事は、重大です。

民主党支持とかどうとかコメントを書き込んでいる人がいますね。
そんな低レベルの次元で口蹄疫を考えていると、宮崎県だけでなく、日本の畜産が滅びますよ。


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_ 小川 真 ― 2010年05月24日 15時08分45秒
単純に報道の文字だけ見れば仰せの通りかと思いますが、その49頭は、畜産農家の皆さんが何年、何回もの品評会を重ね、みんなで築きあげてきた、県の財産の種牛である、ということが背景にあることが報道されていないことに違和感を感じます。


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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月24日 15時15分56秒
ども、皆様コメントありがとうございました。

えーと、「民主党信者」という、すばらしいご発言ありがとうございます。
今までの記事を読んでもわかるとおり、
「生粋の民主党否定論者」として、私は有名だったのですが、まさか「支持者」として認められるとはおもっていませんでしたw

ただ、一言でいえば
「日本の畜産」は守るべきだと思います。

『だから』
「宮崎の畜産」を犠牲にする事をためらってはいけない。

のです。

これは「普天間・辺野古」も同じ。

自民党が、「沖縄を犠牲にして」でも守ってきた「日本国」を、馬鹿みたいに「それは人として酷い、沖縄のためにみんなで犠牲になるべきだ」などと言った、民主党の論理が『政治家』として許せません。

(良いとは言わないが、「沖縄も日本全域も」守る術など、神様じゃなきゃ無理。)

 本論とは少しずれますが、
 政治家は、「最小の犠牲」で「より多くの幸福」を作り、その「最小の犠牲に恨まれ、憎まれ続けること」を覚悟して行うのが仕事です。

 それができないから、単なる「人気投票」での政治に堕落するのです。

 石破氏や中田氏。後、ちょっと老害になりかかっているけど石原慎太郎知事を尊敬できるのは、「政治は犠牲の上に成り立つ」という事を、しっかり理解して覚悟しているから。

 そんな、覚悟のできていない民主党の新人ボケ連中と自民のダメダメ連中、後、「優しい政治家」なんてのを求めているような国民は論外です。


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_ (未記入) ― 2010年05月24日 15時17分45秒
東国原知事の批判も擁護もしたくなりますね。
例外なく処分するのは必要だと思う一方で、種牛が全滅となると県及び県民の生活は暗澹たるものになるでしょう。

国が、口蹄疫発生前までの状態に回復するまで継続して、県及び県民、畜産農家を保障するとも約束していませんし。
お金だけの問題ではありませんが、大前提のこれまで通りの生活保障はされていない状況。
県が国を一切信頼していないと思われます。
これまでを見ると仕方ないことなんでしょうが。

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_ (未記入) ― 2010年05月24日 15時17分47秒
殺せという以上、きちんと保障すべき。

宮崎の獣医は、最初に、診断ミスをしてしまったけれど、これは、人間の世界だって相当よくあること。

その後の対応は、宮崎牛を存続させたいのと、宮崎内にウイルスを留めなければというジレンマのなか、よくやっているのではないのでしょうか?

国は、後で自分たちが避難されるのが怖いだけでしょう。
そのためにやりすぎなくらいの対策をとり、宮崎を犠牲にすることは、保身が信念の人たちには容易いことなのでしょうか。

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月24日 15時22分28秒
後、「優秀かどうか」「愛されているかどうか」というのは、何度も言いますが関係ありません。

パンデミックの時も、同じように言われるのでしょうか?

「彼は大切な人だから(愛する人だから)、もしかしたらキャリア(保菌者)かもしれないけど、まだ発症していないから、みんなと同じ場所で生活させてほしい」と。

もしキャリアだったらどうするのですか?
もし「彼が原因で他に感染したら」どうするのですか?

「危険がある以上、過剰であっても正しく峻別すべし」
「甘えを持ち込むな」

これがトリアージの鉄則です。

ちなみに、これは創新党の中田氏も言われています。

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_ (未記入) ― 2010年05月24日 15時26分05秒
確かに日本の畜産を守るため早急に口蹄疫を終息させなければいけませんよね。

たしか口蹄疫が終息してからも3ヶ月間は汚染国というレッテルが日本に対して貼られ、
日本から肉類の輸出は出来ないはずですし。
(記憶がアヤフヤなんで間違ってたらゴメンなさ~い。)

口蹄疫の終息が延びるほど、日本の畜産家の受けるダメージは大きくなるはずです。

種牛49頭を隠していた東国原知事には失望です。

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_ TAKE(管理人) もう一つ追加 ― 2010年05月24日 15時27分11秒
後、「経済的保証」の問題と「防疫」の観点は分けるべきです。

今、必要なのは「防疫的観点」からの対策。

ここに、経済的論理や感情論を持ち込むから問題なのです。

経済的保証は別途「適切に」対応すべき、だと思います。

(それこそ「無金利・返済開始まで10年間猶予を置き、さらに長期返済を認める」などの特例的貸付金制度など、いくらでも考えられます。ただ、それは「経済的措置」の話であって、今の「防疫観点からの措置」とは違う話です。)

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_ mill ― 2010年05月24日 15時30分49秒
はじめまして
コメントするつもりはなかったのですが、気になってしまったので・・・
>「49頭、こっそり隠していた」など、『ふざけるな』といいたい。
本当にこっそり隠していたのでしょうか?

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_ TAKE(管理人)  思いつき ― 2010年05月24日 15時37分24秒
あー、そう考えれば

 特例で「10年据え置き型、宮崎県債」の発行を認めるというのもありかと。

 県債返済は10年後からとして、それまで無利子にする県債を作って国民に広く購入してもらう。

 「与えるだけ」の義援金制度にはちょっと、と言う人も、これなら結構乗ってくれるかもしれないし、支援してもらう宮崎県側の畜産農家の人々も、「10年後からきちんと返せるようにかんばらなくては」と、畜産復興へのモチベーションが保てそうな気がする。

 3年後とか、今から毎年の金利だけでも、という返済条件ならきついけど「10年据え置き」型ならいけそうな気が…。

 思いつきを書いただけだけど、これ、本気でいけそうな気がしてきた。

 ……法令化(特例措置)を作ればいけるよな。

 元々、災害復興のプランで似たような措置が取られていることもあるし。
 阪神淡路や新潟復興の時の特例措置とか研究しなおせば……十分いける。ウン。

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_ 通りすがり ― 2010年05月24日 15時37分26秒
真偽不明ですが、あるブログによると、どうやら「こっそり」隠し通すつもりだったようです。まだ他にも隠していることがあるだとか・・・。県・畜産事業団が率先して法規に触れている。異常ですね。

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_ drt5283 ― 2010年05月24日 15時43分13秒
管理人さんに賛成です。49頭を処分した、と偽っていたのは大問題です。どうしても救いたいのであれば、その科学的な根拠を示さなければいけません。もしこの偽りが表に出なかったら、新たな感染が発生した後の対策も全く検討外れになってしまいます。盲腸の手術をしていないのに「手術した」と医者に言ったら、本当に盲腸になった時に誤診され、最悪死んでしまいますよ。県民の生活を預かる知事のすることではありません。そうなったら「責任を取る」と言われるかもしれませんが、知事が責任をとっても被害の拡大という事実は覆せません。大々的に批判されるべきです。

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_ (未記入) ― 2010年05月24日 16時01分38秒
>drt5283
記事のどこに「49頭を処分した、と偽っていた」と書いてあるのですか?

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_ 宮崎県民 ― 2010年05月24日 16時03分30秒
これが原因で宮崎の自殺者が増えない事を願います。

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_ miyazaki ― 2010年05月24日 16時04分46秒
みなさん、最初の発生源が創価学会がらみの農場で、新聞も報道もそのことを報道しないのを知っていますか。どんなに宮崎の人が宮崎の牛を愛し、誇りに思っているか。種牛という者がどんな宝なのか。

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_ (未記入) ― 2010年05月24日 16時13分00秒
経済的論理や感情論を持ち込むから問題~とは仰いますが、
皆の幸福のために不幸に死ね、と言われて死ぬ人はそういませんよ。抵抗されるでしょう。殺されるくらいなら殺す、といったように。

その解決のために経済的論理や感情論は排除できません。
これらは解決の阻害をする一方で、手段でもあるはずなんです。
特に、搬送、隔離、処分を県が主導して行っている状態ですから。
なぜ国が率先しておこなっていないんでしょうね? 反故が生じるのは分かりきったことでしょうに。疑問。

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月24日 16時37分15秒
>なぜ国が率先しておこなっていないんでしょうね? 反故が生じるのは分かりきったことでしょうに。疑問。

今の与党が、
「人気投票」で当選しただけの連中だから、です。

>> 本論とは少しずれますが、
>> 政治家は、「最小の犠牲」で「より多くの幸福」を作り、
>>その「最小の犠牲に恨まれ、憎まれ続けること」を
>>覚悟して行うのが仕事です。
>>
>> それができないから、単なる「人気投票」での政治に堕落するのです。

という事です。

「99人助けたから」と言って「1人見捨てた」免罪符にはなりません。(他の人が許してくれても)
自分自身は一生「1人見捨てた」事を背負う。

それが「政治家」や医者など「トリアージをする」人間・トップに立つ人間・決断をする人間には、必要な覚悟です。

その覚悟がないから、今の政府はダメダメなのです。

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ちなみに「GOサインを出す」のは、政府(内閣)の役目であって「行政」の役目ではありません。
「行政」は出されたGOサインを粛々と実行するのが仕事です。

なので、どこまで言っても「人気投票」に堕した内閣・与党(「今回は」東国原知事も)の「覚悟のなさ」が一番の責任です。

……麻生のころはよかったな。
あれだけ批判されて憎まれても、「決断」だけは他人任せにしてないから。

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_ miyazaki ― 2010年05月24日 16時39分05秒
疑いが発生したときに、政治がらみで発生ニュースを、ストップさせたからです。裏で小沢さんが絡んでいるのでしょうか。
安愚楽牧場という、創価学会の資金源のオーナー制度の牧場の一つから発生したのです。
 きちんと対応されず、はがいいおもいのひがしこくばるさんと、悲しい宮崎県人です。

 今宮崎では、野生のイノシシが弱った体で道路にでてきて死に始めています。

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_ tdam ― 2010年05月24日 16時41分04秒
過去の記事を拝見する限り、管理人様は民主党や「起訴相当」小沢幹事長に批判的ですね。宮崎県の対応を批判しただけで、それを信者呼ばわりとはあまりに短絡的ですね。現在の政府に「1人を切り捨てる勇気がない」ことは同意です。それが今回の口蹄疫対策を遅らせた一つの原因だともいえるでしょう。それはさておき…

おそらく、口蹄疫がここまで蔓延したことは宮崎県(&獣医師?)の対応の失敗、前述の政府の対応の遅さ、ともに悪かった点があるのでしょう。特に、外遊/選挙応援を優先させた赤松農水大臣の姿勢は言語道断です。その点、初期対応を誤ったとはいえ事後対応を必死でやっておられる東国原知事に対しては心情的には応援したい人が多いのではないでしょうか?(赤松大臣のクビをはじめ、責任問題は終息後で。)

また、知事が再三、超法規的措置による種牛の移動許可を申請していたにもかかわらず長期間待たされ、5月13日にやっと認められたそうです。もっと種牛を速く移動しておけば…そのことを含めて、知事や宮崎県の方は非常に悔しい思いなのでしょう。

管理人さんはその前提をご存じでしょうか?もちろん知事たちが種牛を「隠して生かしていた」ことは法律違反ですが、彼らまで殺してしまうとこれまでの努力の結晶たる宮崎牛ブランドが終わる=多くの畜産関係者が廃業せざるを得ないかもしれないという緊急事態においては「シロ」の種牛まで処分することは、はたしていかがなものでしょうか?私は、法律よりも優先させるべきことがあると思います。(なにせ、総理大臣が贈与税に関する法律を守らない国ですからw)

そして、近隣地域の肉牛の殺処分を進める一方で、種牛数十頭を殺さなかったからと言って、日本の畜産が終わるとは思えません。宮崎牛を守りながら、口蹄疫を終息させて日本の畜産を守るという命題の両立は、個人的には可能だと思います。

副大臣は架空の農民感情(種牛が認められるならウチの牛も認めてほしいと言い出す可能性)を根拠に種牛の例外措置を拒絶していますが、宮崎の宝である種牛を処分してほしいなどという畜産関係者がどこにいるでしょうか?法律家である管理人さんのように法律を持ち出して拒絶するのならまだ理解できますが、当該副大臣はそうはいっていません。

また、畜産関係者の移動を制限しながら、「シロ」の種牛以外の殺処分を進めていけば、全国に広まることはないだろうと、なぜ考えられないのではないでしょうか?責任を自分たちが取りたくないとの思いでしょうが、それならなぜもっと早く対応しなかったのか!となりますよ。

ネット上の情報によれば農水副大臣は長崎で牧場を経営しているとのことで、それであればなおのこと種牛の重要性は分かっていてほしいものです。いや、「宮崎牛がいないほうが、我が長崎牛にとっては得だ」、とかいうよこしまな考えではよもやありますまいな。

>miyazakiさん
「最初の発生源が創価学会がらみの農場」A牧場のことでしょうか?これはどこの情報なのでしょうか?デマなのか、真実なのか気になります。選挙後の連立と関係があったり?

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_ 宮崎 ― 2010年05月24日 16時54分41秒
先ほどのは消されてしまったのですね。
創価学会と小沢さんがらみの事件だと言うこと。
安愚楽牧場のオーナー制度を資金源の一つとしているから、報道規制がなされたために、発生の事実が遅れたことも。

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_ drt5283 ― 2010年05月24日 17時10分00秒
種牛の処分には賛否両論あるでしょう。宮崎の牛を大切にしたいのは分かります。だからこそ、ここは心を鬼にして処分するしかないでしょう。現時点で最も確率の高い方法を選択するのが政治でしょう。一か八かの一億玉砕を叫んで、いたずらに犠牲者を増やした過去の過ちを繰り返してはいけません。
それに、こっそり生かしておいたのに「処分した」と説明したのは、どうしてもいただけません。現場がウソの報告をしたら、指揮命令系統はめちゃくちゃになってしまいます。我々も今後、宮崎県が何か発表しても信用できなくなってしまいました。

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月24日 17時11分26秒
>先ほどのは消されてしまったのですね。

おそらく、先の「miyazaki」氏のコメントだと思われますが、

基本的に、すべての記事を同等に扱っていますが、
「同一内容の連続投稿」になってしまった場合は、スパムないし投稿ミス扱いとして、「片方だけ残して」削除いたします。

ですので、前回については、
_ miyazaki ― 2010年05月24日 16時04分46秒
_ miyazaki ― 2010年05月24日 16時39分05秒
のみ残し「同一内容の連続投稿」部分については削除いたしました。

また、今回の投稿も
_ 宮崎 ― 2010年05月24日 16時54分12秒
_ 宮崎 ― 2010年05月24日 16時54分41秒

と「同一内容の連続投稿」なっておりますので、片方を削除いたしました。ご了承ください。

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_ (未記入) ― 2010年05月24日 17時34分42秒
殺処分するにも順番があって、49頭の処分は優先度からして後です。
感染後のリスクから、豚を優先して処分していきますし。
なので49頭が生きているのは当たり前で、それに対して怒っている副大臣は一体?
なぜ順番待ちを飛ばして、種牛を優先して処分する必要があるのか、不思議で仕方ありません。
まるで隠していたかの様に報道する、読売のミスリードに騙されてはいけません。

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月24日 17時47分42秒
tdam さん。コメントありがとうございます。
>「シロ」の種牛まで処分することは、はたしていかがなものでしょうか?私は、法律よりも優先させるべきことがあると思います。

実はここが、問題なのです。

問題となっている種牛は、
「シロの」種牛ではなく「シロかもしれない」種牛、
なのです。
そして今は「シロかもしれない」を「シロだ」と確定(または「クロ」だと確定)するまで待つ事ができない。
(もし「クロ」だったら取り返しがつかない)

だから「処分しなければ耐えられない」という事なのです。

本来は、初動段階で「シロの種牛」を全部隔離すれば、「シロのまま」生き延びれたでしょう。

が、ここで失敗した。

そのため、今は「シロの種牛」がいません。
「シロかもしれない」種牛がいるだけです。

だから、ここで前の失敗を悔やんで甘くする事はできない。
「失敗に失敗を重ねる」事だけは、できない。

という事です。

この判断は、
「無能な与党」ではできないでしょう。
やっても「人のせい」にして逃げるだけでしょう。

だからこそ、判断できる東国原知事が逃げる事は許されないし、逃げようとした事はもっと批判されるべきだと思うのです。

(もっとはっきり言ってしまえば、民主党はそもそも「期待するだけ無駄な集団」です。
 彼らに期待する国民、彼らを勝たせるような国民こそが馬鹿だったのです。)

 今、大切なのは「判断できる能力のある」東国原知事が泥をかぶってでも判断する事こそが、宮崎県にとっても国にとっても必要な事です。

 それを「国の馬鹿連中がどうだから」などと、「低い方」に併せてレベルを下げようとするから、私は批判するのです。

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 ちなみに、最近、自分の記事で民主党批判の記事は少なくなってます。
 勘違いされると困るのは、私が「民主党より」になったのではありません。「批判するだけ無駄」だからです。
 猿に、「なぜ人間のように努力しないのか」って怒る方が間違いですから。

 今、私が怒っているのは、猿を「自分は人間だ」と勘違いさせた、飼い主(国民)の方です。

 民主党に投票し、彼らを勘違いさせた「飼い主(国民)」こそが、一番の問題なのです。
 ちなみに、次の参議院選挙でさらに猿を勘違いさせるようなら、本気で「馬鹿飼い主(国民)」にぶちきれます。

 ええ。

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_ 宮崎県民 ― 2010年05月24日 17時49分34秒
家畜を処分された家畜農家はもちろんの事、

・宮崎の家畜の糞を肥料として使い有名ブランドの野菜を作っていた農家
・野菜を入れる箱のデザインや印刷をしている業者
・風評被害で口蹄疫とは関係のない鶏肉、野菜、加工食品の返品が相次ぐ企業

家畜農家には留まらない被害を、国は全部補償してくれるのでしょうか。

また隔離、移動制限している圏外でバタバタ死んでいる野生の鹿や猪、
石灰をまかれた上空から飛んでくるカラスへの対策は
国は一緒に考えてくれているのでしょうか。

動物園のニホンカモシカを始め、口蹄疫にかかる動物達の
「守る為」のワクチン接種はしないのでしょうか。。。。

報道があまりにも遅すぎてとても不安です。

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_ (未記入) ― 2010年05月24日 18時14分27秒
はじめまして。
突然失礼します。

あなたの言ってることは正論です。
大きな被害を食い止めるためには、犠牲はやむを得ないでしょう。

でも、これから感染拡大を食い止めるために死なねばならない者に向かって「はい、死ぬのが当然です。」と言うか、「申し訳ない。犠牲になってください。」と言うかでは表現に雲泥の差があると思うのですが?

また、東国原知事は種牛を故意に隠してたんでしょうか?
殺処分の人手不足と土地不足で、たまたま未だに行われていなかったんじゃないかとは考えられませんか?
5月20日の時点で殺処分対象の牛豚の数は32万3千頭です。
限られた獣医と土地しかあてがわれていない現地で、1日に殺せる牛豚の数は何頭でしょう?

時間との戦いとなれば、感染力の高い豚、感染地の周囲の非感染の牛豚から優先して処分するのがもっとも効率の良い封じ込め方法だと思います。
感染してない種牛から優先して処分する理由は何も無いでしょう?

推測するに、知事は支援の無い状況下でも宮崎の希望を残すためのギリギリの選択をしたんだと思います。
どちらにしても、おそらく命を懸けての行動でしょう。

あなたには毎日毎日動物を殺し続けている現地の獣医さんやスタッフ、何より宮崎の家畜農家さんの血のにじむような必死の努力を想像することはできませんか?
動物は殺されそうになると抵抗するんですよ?
恐らく地獄絵図ですよ。

あなたは冷静な分析判断が出来る方だと思います。
だが、「正論」と「現場で起きてる現実」を結びつけた総合的な考え方をしてから発言しないと、闇雲に敵を増やすだけですよ。

絶対に「心」も必要です。

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_ (未記入) ― 2010年05月24日 18時18分26秒
>後、「優秀かどうか」「愛されているかどうか」というのは、何度も言いますが関係ありません。

>パンデミックの時も、同じように言われるのでしょうか?

>「彼は大切な人だから(愛する人だから)、もしかしたらキャリア(保菌者)かもしれないけあじど、まだ発症していないから、みんなと同じ場所で生活させてほしい」と。


家族なら、隠しとおすでしょうね。
発症していなければ。確実に。命をかけて。

そもそも、人間ならば懸命に治療するのに、牛が病気になったら殺すんですよね。美味しくなくなるから。

種牛を殺す順番を最後にしたっていいじゃないですか。

それか、我々他県のために宮崎が率先して犠牲になれというのであれば、今後、私たち他県が協力して宮崎を支えていくべきなのではないでしょうか?

早く殺せと文句だけ言って、その後は知りませんというのはどうかと思います。

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月24日 18時53分33秒
未記入さんコメントありがとうございます。

その上で、いいます。

「だから」、トップが「処分しろ」といわなければ駄目なのです。

彼ら現場の人は苦しいでしょう。
だからこそ、彼らに「殺処分する決断」をさせてはいけないのです。

 ”「上が言ったから」殺すのだ”という免罪符を、彼ら現場に与えなければいけないのです。
 それがトップの仕事です。

 今回の殺処分についての恨みつらみは、すべて「トップ」が負う。現場の人は「私(トップ)の命令で殺したのです」とする。

 これがすべてです。

 軍隊でも官僚でも、この『トップの決断だから』という言葉があるから、対応できるのです。(やりすぎると硬直化しますが)

 ちなみにこんな決断は、普天間を見ても判るとおり「ルーピー軍団」には無理です。
 法的には、本来、与党・政府が負うべきですが、元々、背負うだけの「能力」自体がありません。

 でも、誰かが背負わなければならないのです。
 
 だから東国原知事は逃げてはいけないのです。

 ちなみに、その後の経済復興政策については、途中にも書きましたが、寄付だけでなく、特例として「10年据え置き型県債」発行>国民から広く10年間無利子で借り受ける。
(「無償で与える」に批判的な国民でも「とりあえず貸す」ならば、ある程度納得できるだろうから、集まる額は増えると思われます。)
 で、仮に10年後見込みより復興が遅れていれば、日銀で県債の買取、その後「一部債務免除」などを出してコントロールする。

 という手があります。(まだまとまってませんが)

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>そもそも、人間ならば懸命に治療するのに、牛が病気になったら殺すんですよね。美味しくなくなるから。

 違います。
 人間でも、「駄目な時」は見捨てます。
 「今、処分しなければ、他の人まで病気にかかる」
 だから処分する。

 それが『トリアージ』です。

 パンデミック発生時にも、すでに「見捨てる」事は想定されています。
 必要なのは、「その時」の覚悟です。

 なんでしょうかね、戦争の時とか「覚悟があった」と聞いていますが、今は全員が薄い。

 まあ、バブル後のリストラ騒ぎの時に「切り捨てる覚悟」ができていない経営者がたくさんいましたから、未だにこんな経済状況なのだ、ともいえるのですが。
 
「救った99人を覚えるのではなく、見捨てた1人の恨みを一生抱える」 それが、トップの責任の一つです。

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月24日 18時57分26秒
「トップは下の気持ちが判らなければならない」
その通りです。

ですが、「トップは下と一緒に泣いてはいけない」
のです。

どれだけ苦しかろうが石をぶつけられようが、「殺しなさい」と言う。

 その覚悟がなければトップになってはいけないのです。

「国民視点の政治」と「国民と同じ程度の決断力・覚悟での政治」は違うのです。

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_ MK ― 2010年05月24日 18時57分41秒
さて、殺処分をしていなかったのではなく、できていなかったのでは?
まず、殺処分が決定した個体の何%が現在終わっているのでしょうか?
種牛で発覚したのはごく最近のことです
なので、今の段階で助命をしてもおかしくないのでは?
で、今回の種牛は非常に貴重な個体です。
なので特例措置を求めているのです。
これを一般家畜と同じ基準で考える農水側は「わかってない」と言わざるを得ないと思います。
なので、もっと慎重に検討すべき事項だと私は考えますが?

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_ tdam ― 2010年05月24日 19時04分12秒
管理人様
>「シロかもしれない」種牛
なるほど、現時点ではそういう表現が適当ですね。疑わしきは罰するのが検疫の基本…。

そうだとしても私は何とか種牛だけは残して欲しいな、と部外者ながら思います。急いで殺そうにも手が足りないわけですから、たとえば、当面の間49頭をいくつかのグループに分けて別々の施設で管理とか出来ないのでしょうかね?もちろん一頭でも発症したら、そのグループは処分とかで。

>本来は、初動段階で「シロの種牛」を全部隔離すれば、「シロのまま」生き延びれたでしょう。
これに関しては要請を無視した民主党が100%責任があるわけで、宮崎の人は忸怩たる思いでしょうね。それを今回の副大臣のような他人事的&農家の気持ちを曲解した発言となると…察するに余りあります。

>「判断できる能力のある」東国原知事が泥をかぶってでも判断する
おそらく、ここまで引き伸ばしたら、知事に種牛を処分する決断は期待できないと思います。そうか、処分するにしても、殺処分現場で記者会見するなどの政権批判パフォーマンスをするかもしれませんね。(私ならそうするかもしれません。)

>猿に、「なぜ人間のように努力しないのか」って怒る方が間違いですから。
鳩山政権には最高の表現ですねwしかし、最大の問題はこんな政権があと3年以上続く可能性があることです。首相が脱税とか、幹事長が銭ゲバとか、働くのが馬鹿らしくなってしまいます。

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_ MK ― 2010年05月24日 19時04分50秒
>「国民視点の政治」と「国民と同じ程度の決断力・覚悟での政治」は違うのです。

トップは最善の策を検討するべきです

毎日遺伝子検査をして、陰性を確認できるなら、それは安全と見なせるのでは?
その辺も考えての殺処分なんでしょうか?
今の農水はマニュアル通りに動いてるようにしか思えませんので

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月24日 19時07分37秒
宮崎県民さん、コメントありがとうございました。

>報道があまりにも遅すぎてとても不安です。

 まずこれは、報道の責任です。
 報道が「自ら調べ報道する」というジャーナリズムとしての誇りを失って「御用聞き」に成り下がった結果です。

 政府のせいと言うよりも、堕落したジャーナリストが問題なのです。

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>動物園のニホンカモシカを始め、口蹄疫にかかる動物達の「守る為」のワクチン接種はしないのでしょうか。。。。

 残念ながら難しいでしょう。

 口蹄疫対策のワクチンは
「シロ」が「シロ」であり続ける事はできますが、
「シロかどうかわからない」モノを「シロに戻す」事はできません。
 そして口蹄疫は、一旦「シロかどうかわからない」となったら、もう終わりなのです。

 今、殺処分になっているすべての動物は「シロかどうかわからない」であり、「シロだと確定する」まで待つ余裕が『無い』のです。

 そこを理解しないといけないのです。

「もしかしたら、明日、特効薬ができるかもしれない」

 そんな希望にすがっていられるほど余裕が無いのです。はっきり言って、「もう待てない」のです。

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月24日 19時20分24秒
MKさんコメントありがとうございました。

>今の農水はマニュアル通りに動いてるようにしか思えませんので

その通りです。
「マニュアル通り動く」から、行政は存在が許されるのです。
「マニュアルを超える決断」は『トップ』が行なうことです。

 そして、今、国のトップには決断能力が無い。
 だから余計に、行政は「マニュアルを死守」しなくてはいけないのです。

 ちなみに国のトップに決断力がないのは、国のトップのせいではありません。
 「猿」をトップにしてしまった、去年の衆議院選挙で投票した国民のせいです。

 「お灸をすえる」などと馬鹿な事を考えて、安易に投票し、猿に国を譲り渡した国民のせいです。
(猿は自分の権力維持のため、選挙制度を変えてくるでしょうから、3年で済むとも思えませんが。)

http://kusuriyasan.asablo.jp/blog/2009/09/
のあたりでも書いたけど、今は悪い状況です。
でも、最悪とはいいません。まだこの先に、今よりもひどい「最悪」があるでしょうから。

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_ MK ― 2010年05月24日 19時24分05秒
つまり、今の国の決断は正しいとは言えない、と言う訳ですよ

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月24日 20時23分03秒
>つまり、今の国の決断は正しいとは言えない、と言う訳ですよ

その通りです。

「だから」
『平成16年の指針』にしたがって粛々と処理すべし。
『決断できる東国原知事』が『非情でも決断すべし』。
なのです。

それを上でくだらない決断をしようとするから、混乱するのです。

今の民主党判断より、「平成16年に作られた指針」と「覚悟を決めた東国原知事」の方が信用できる。

 なのに、東国原知事が『ちょっとヒヨりかけた』から駄目なのです。

 民主党なんて相手にせずに、農水省の『官僚幹部』 とさっさと裏でまとめて覚悟を決めるべきだった。

 おそらくこれが最善の策だったでしょう。
 官僚も『猿』の茶々いれが絡まなければ、非情に優秀な人たちですから。

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_ K ― 2010年05月24日 21時31分02秒
シロというのは、遺伝子検査で陰性の個体のいわれているのでしょうか?
とすれば49頭も現時点ではシロなのでは?
今回、49頭が殺処分されていなかったのも、49頭の中には口蹄疫の症状が出ておらず、畜産農家から県所有の牛よりも個人所有のものから優先してほしいという要望や牛より豚を優先させた方が防疫になると判断したためで、隠しておいた訳ではないようです。
結果的に現時点、49頭のいる場所の周りは殺処分されており、緩衝地帯があるわけです。
毎日検査をすると言っているわけですし、1頭でも陽性になった場合はすべて殺処分とする条件付でもでもいいと思います経過観察してもいいのではないでしょうか。
口蹄疫が出た場合その農場の家畜は殺処分するとなっていますが多くの畜産農家の場合は、牛舎が一箇所にあるのでしかたないですが
49頭がいたところは、県の試験場で同じ農場扱いかもしれませんが実際は、口蹄疫が出た牛舎(肥育用)と49頭がいた牛舎(種牛)用は離れたところにあります。解釈によっては別農場とみなすこともできるのではないでしょうか?
まあ、法には心や感情は不要といわれるかも知れないですが

シロかもしれない牛・・・
鹿児島で家族が畜産をしていますが
はっきりいって宮崎や鹿児島の畜産農家は飼育している牛に明日、症状が出るのではないかと心配しながらすごしていますよ。
自信をもってシロと言い切れる畜産農家はいないと思います。
そういった意味では、、宮崎、鹿児島の牛はずべてシロかもしれない牛かもしれません

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_ 正論とは言葉の暴力になりますな ― 2010年05月24日 21時42分13秒
なら、アンタが殺処分しに行ったら?
それとも、オレはトップじゃねえから関係ないと?
まぁ、コレがいえる度胸があれば大したものですが・・。

確かに、アンタの言ってる事は正論だ。 だが、時と状況・そしてその状況でそこに関わる人の気持ちを考える頭がアナタには皆無ですね。 

今処分が決定している殺処分の一番最後にしてもいいじゃない。 種牛に口蹄疫の陽性反応が出たり、他県に感染が広がったりしたその時は仕方ないだろうけど。 

種牛を殺すって事は、農家にとって生活再建の不能を意味する訳ですよ。 民主党のヤルヤル詐欺そのままの全額保障はいつされるのか?それも解らない内に種牛を殺すのは、牛豚だけでなくその土地の人間も殺すことだ・・って事が頭に浮かばないかねぇ・・。 心情としては、種牛より先に民主党議員の殺処分でしょうか・・。

そして、こっそりと触れないでいた東国原知事は、あなたに皆無の「そこに関わる人の気持ちを考える頭」があるわけですね。 それを「トップたる資質にかける」と正論でなじる部外者のアンタは、民主党の山田と同じレベルですよ。 おっと、疫病を広げてはいけないという一心で言う事で、山田(コイツは日本の畜産をつぶそうとしている韓国シンパ)とは違うだろうけど。 でも、内容は同じ。 

トップの判断・トップの判断というけど、最終権限を持つトップは民主党のクズどもだよ。 そして、そのトップが宮崎に口蹄疫災禍をもたらしたんだよ。 そして、蔓延しても1ヶ月放置したんだよ。 そして、コイツらは国会で宮崎の窮状を訴える江藤氏に「お涙頂戴はいらねぇんだよ」「金が欲しいのか」「お前らだけで何とかしろ」と言った輩どもですよ。 そんな輩の指示を、感染病災禍蔓延防止のマニュアル通りだから・・と全面的に従うのかねぇ。 少なくとも、コイツらを殺処分してからでないと納得できないねぇ。

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月24日 21時59分46秒
正論さんこめんとありがとうございました。

ただ「無能な民主党」が判断できないんだから「みんなで苦しめばいいじゃないか」というのは、論外。

と言っているんだが。

あなたが言っているのは、
「猿がやらないのだから自分達もやらなくてもいい。東国原知事も楽していい」
と言っているのと同じ。

その程度のメンタリティや覚悟しかないなら、「決断する側に回るな」というだけ。

「救う」事と「見捨てる」事なんて、「選ぶ側」にはありふれている。というより、「選ぶ」というのは「捨てるか手に入れるか」を常に決めるということなんだよ。

ここで、「家族だったら」とか「情が」などというのは、「選ぶ側」にいない人間だけがしたり顔で言っているだけ。

 家族でも情が勝っても、必要ならば「取捨選択」をする。それが「選ぶ側」に必要な最低限の能力。

 だから医者なんかは「家族を診察・手術する事」はできないと言うんだがな。「選べなくなる」から。

正論さんのような人は、
 「選ぶ」という重さを知らないから、安易に「優しい(甘い)」言葉を吐けるんですよ。
 で、そんな程度の人たちが選挙で選んだのが、今の状況。
 自分は民主党は選んでないというかもしれないが、今、「選ぶ」という苦しみを理解せずに、甘い事しかいえないなら、それはしょせん「同じ穴の狢」


今、本当に必要なのは、「それでも情に流されず選びぬけ」という言葉です。

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月24日 22時10分22秒
Kさんコメントありがとうございました。

>自信をもってシロと言い切れる畜産農家はいないと思います。
そういった意味では、、宮崎、鹿児島の牛はずべてシロかもしれない牛かもしれません

その通りです。

だから「緩衝地域(空白地帯)」を作って、少しでも周囲への感染の度合いを下げる(0にする事は不可能)にして、後は「神に祈る」しかないのです。

「死亡率の高さ」が問題なのではなく、「伝染力があまりにも大きすぎる」ために周辺への影響力が大きすぎる。
というのが口蹄疫の問題なのです。

今、ここで「まだかかっていないから大丈夫」などと考えてはいけないのです。

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_ 正論とは言葉の暴力になりますな ― 2010年05月24日 23時11分57秒
はぁ?、「みんなで苦しめばいいじゃないか」なんてニュアンスの言葉をいいましたか? 

勝手に作らないでよ。 民主党ですかアンタは・・。 相手を陥れるマネして。 言いたいのは、苦しむにしても、どうにか軟着陸する方法はないのか・・? そして、実際痛い思いをしている人に、どうにか少しでも痛みを和らげて、しかも周囲にも気をつけながらも希望の火を持ち続ける方法は?と模索した一つの答えなんだという事ですよ。

口蹄疫に感染してしまったら、その農家は希望の火を見出す事も許されないというのか? アナタは・・。 アナタ何様ですか?

なら、アナタ自身が関係者なら、率先して殺せるんですね。 自分の生活を犠牲にしても? 自分が破滅するような事態になっても・・。 その上で、こんな事→「家族だったら」とか「情が」などというのは、「選ぶ側」にいない人間だけがしたり顔で言っているだけ。といってる訳?
なら、さっき言った通り、自らの手で殺処分しに行くべきですよ。 そうでなければ、偽善者はアンタでしょ?

そして、それが本心なら、農家の皆さんの前でその御高説をぶちまけなさいな。 それを聞いて、たぶん胸グラをつかみかかる農家の人々に、「猿がやらないのだから自分達もやらなくてもいい。東国原知事も楽していい」と私に言ったように、「東国原知事が殺処分をしないでと頼んだのは、責任から逃げてるだけでトップにあるまじき行為だ」といってみなさいな・・。 たぶん、アナタの求めるトップの姿通りになりますよ。 石ぶつけられて、たぶん全殺しそのままに袋叩きされるだろうね。

相当なロボットですな・・アナタは。 デジタルな頭すぎますな。 人間の心をもアル・ナシで片付けるなんて・・。  

 >「選ぶ」という重さを知らないから、安易に「優しい(甘い)」言葉を吐けるんですよ。

逆に人間の心がわからないから、マニュアル・マニニュアルと言い出すんですよ。 応用力がまるでない(呆)
 
>で、そんな程度の人たちが選挙で選んだのが、今の状況。 自分は民主党は選んでないというかもしれないが、今、「選ぶ」という苦しみを理解せずに、甘い事しかいえないなら、それはしょせん「同じ穴の狢」

なら、返しましょう。 人の心をまったく理解できないロボットが、そして責任をもたない外野が正論を振りかざす畜生ぶりは、「同じ穴に入るのも疎まれるくらいの下種な輩」だと。 そして、それは民主党の人間と同じだと。

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月25日 01時16分37秒
正論さんへ

>勝手に作らないでよ。 民主党ですかアンタは・・。 相手を陥れるマネして。 言いたいのは、苦しむにしても、どうにか軟着陸する方法はないのか・・? そして、実際痛い思いをしている人に、どうにか少しでも痛みを和らげて、しかも周囲にも気をつけながらも希望の火を持ち続ける方法は?と模索した一つの答えなんだという事ですよ。

 あったら、今、誰も苦労していません。

 今の状況は、もはや「軟着陸」などと言っていられる状況じゃない。「胴体着陸」してでも無理矢理着陸する以外に無い。なのに、そんな事も理解せず「まだ何とか軟着陸を」などと言っているから「冷静な決断ができていない」と言っているのです。

>口蹄疫に感染してしまったら、その農家は希望の火を見出す事も許されないというのか? アナタは・・。 アナタ何様ですか?

その通りです。
『違う事で希望を見出してください』
それ以外に言う言葉はありません。

「もう駄目」な患者と「まだ助かる患者」がいる状況で、「もう駄目」な患者を優先する医者はいません。その時は「助かる患者」を優先します。

たとえ憎まれても、「助けられる人」をまず優先して助けるように選択します。

それが「トリアージ」(選択)です。

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>なら、アナタ自身が関係者なら、率先して殺せるんですね。 自分の生活を犠牲にしても? 自分が破滅するような事態になっても・・。 

当たり前です。
それが「選ぶ側」になった人が背負うモノですよ。

 判りやすく言えば、医者や救急の人間やその他「選択する側」の人間は、「身内を一番最後」にする覚悟を問われます。

 「最初に身内から助ける」そんな救急や消防士・医者なんて論外でしょう。

 「究極の選択」として「身内・友達を最後にする」、その覚悟が無いなら「選択する側」に回っちゃいけない。
 「綺麗事」じゃなく、その意識が「最初に」必要とされている。そんな世界です。

 どれだけ誘惑されようと、「身内優先」なんてしたら問題です。

 それとも、政治家や行政(公務員)に対して、人間らしく「身内や友人を優先して便宜を図るべきだ」とでも言うのでしょうか?

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このような選択を迫られるからこそ、
「最悪の状況にならない」ように努めないといけないし、「最悪の状況になったら」ためらってはいけないのです。

(だから医者や消防士・救急・政治家も、まじめな人ほど家庭が壊れやすいのです)

------
>その上で、こんな事→「家族だったら」とか「情が」などというのは、「選ぶ側」にいない人間だけがしたり顔で言っているだけ。といってる訳?
なら、さっき言った通り、自らの手で殺処分しに行くべきですよ。 そうでなければ、偽善者はアンタでしょ?


 今回の私は「宮崎県で処分する側」の人間じゃない。
 私が動かないで意見を言うのは、ただそれだけの理由です。

 それとも、「東国原知事がかわいそうだ。かわりに自分が切り捨てに行ってあげる」と考えて動く。そういうのが、正しい姿だとでも思っているのでしょうか?

 自分が「切り捨てる側」でも無いのに「切り捨てに行く」方が傲慢で偽善ですよ。何を勘違いしているのでしょうか?

 そもそも、あなたは東国原知事を何だと思っているのでしょうか?

 彼は「自分が選択する側」に回る事を選んだはずです。ならば、どれだけ苦しかろうが「捨てる範囲」を選択しなければならない義務を負うのです。

 それが、政治家の「権利」と「義務」です。

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 後、「人の心が判る」と言うことと、「人の心に流される」のは違います。

 「人の心」に流されるトップがいいと思うなら、鳩山総理を支持してあげてください。
 彼こそが、「人の心」やその時の「民衆の評判」で判断するトップそのものですから。

------
結局、正論さんは「選ぶ苦しみ」を理解していないのでしょう。
だから「選ばれる(捨てられる)苦しみ」の話しかできないのです。

「選ばなければいけない時に、選べずに泥沼化させる」
そんな政治家は鳩山総理だけで十分です。

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_ TAKE(管理人)追記 というか別件 ― 2010年05月25日 01時32分23秒
>このような選択を迫られるからこそ、
>「最悪の状況にならない」ように努めないといけないし、「最悪の状況になったら」ためらってはいけないのです。

>(だから医者や消防士・救急・政治家も、まじめな人ほど家庭が壊れやすいのです)

だからこそ、医者などが「最悪な状況」にならないように、本来、周りができる限りフォローしなければいけないのですが、それをせずに「まじめな医者」に頼り切る・甘えだす。

結果、医者が壊れて「医療崩壊」。

それが、地域医療や救急救命の今の状況の一つなんですがね。

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_ ふらっぺ ― 2010年05月25日 02時36分45秒
口蹄疫の感染力がもっと弱ければ今からの「軟着陸」も可能なのでしょうが、それは望むべくもありません。
一日も早く収束することを願いますが、まだまだ先が見えませんね・・・

それにしても、私の目には“正論を言葉の暴力と批判している方”の言葉の方が、よほど暴力的に映ります。
「“正しい判断”より“人の感情”を優先しないとヒドイ目に遭わすぞ!」という、ある種の脅迫ですね。
図らずも、罵倒と脅迫に満ちたこのコメントそのものが、トップの負うべき責務をそのまま表しているものと思います。

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_ 宮崎県民 ― 2010年05月25日 11時15分55秒
きっと、動物園のほうも検査はしていると思うので
もしシロであれば、早急に守る為のワクチンを打ってほしいですね。

現場の悲惨さを肌で感じていない、ただ正論を淡々と並べられた文章を読んで
現場の悲惨さで心も壊れて感情むき出しの文になってしまう気持ち....とても分かります。

これまで、家畜を愛して、または農協などで全く違う業務をこなしていた人間が
突然、殺処分の仕事を毎日することになれば、正常で居られるもんですか。

ゴーストタウンとなっている中、家畜の悲鳴だけが聞こえる状況で
遠くの正論を受け入れるには、ほんとに苦しくてたまらないんですよ。

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_ 銭のかかる隔離施設 ― 2010年05月25日 12時34分33秒
感染したのが人間なら、「最悪な伝染病」でも、「殺」処分でなく「隔離」で対応しますし、近代以降の歴史では「殺」さなくても伝染病を抑えこむことができています。
しっかりした隔離施設を作って収容すれば、その費用より貴重な動物なら、殺さなくても感染防止上問題ないと思います。

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_ 質問 ― 2010年05月25日 12時36分28秒
興味深く拝読しました。仰られていることは正論だと思います。
ただ2点ほど気になる点がありました。

まず、1点目は、財産権の保障の問題です。
処分への覚悟を決めた決断についてがテーマのエッセイなので、少し外在的ですが、法律を専門にされている方に僭越とはいえ、憲法でも規定がされている通り、補償のないかぎり、公共の福祉のためにも私的財産の犠牲を強いることはできないのが基本線です。
今回の事例で、管理人氏は、どのような補償が適切であると考えられているのでしょうか。この点が明確でなく、トリアージなどを引き合いに出して、殺処分への決断のみに論点を置いているため、議論が不十分であるように感じられます。
トップの決断として、殺処分がコインの表なら、裏に補償等のケアも合わせておくことも大切です。もちろん、それも合わせて迅速な決断が必要なのでしょうけれど。ただ、宮崎県知事が決断できない最大の理由は、裏側、つまり、ケアの側については、県知事レベルで対応しきれない水準であることを承知しているからではないかと思えるのです。県知事には、形式として意思決定権はあるようで、実際には表側しかないのではないでしょうか。
補償の件についてのお考えを伺いたいです。

2つ目ですが、これはやや感情的な議論になるかもしれませんが、ご容赦ください。「99人を救うために、1人を・・・」というタイトルが、適切かどうかという点です。
宮崎県の種牛の畜産業における位置づけを考慮すると、問題を小さく見せすぎているようなタイトルの付け方かと思います。
正確な統計を承知していませんが、日本国を前提とした場合でも、「70人を救うために、30人を・・・」、あるいは、「80人を救うために、20人を・・・」なら、妥当なのかもしれませんが、正確ではないかもしれません。ただ、いずれにしても、99人と1人という比較は適切ではないのではないかという趣旨です。揚げ足取り的な指摘で恐縮ですが。
この差は、性質的には同様でも、物量的には大きく異なり、その決断に向かう意志の強さは、より一層、甚大なものになるはずです。
くわえて、宮崎県知事にとっては、「誰か(60人)のために・・・」の部分の対象が、基本的には県外になりますから、「全員死んでください」と県内の畜産家に宣告するに近い状況になります。種牛の全滅により、宮崎牛の復興は、絶望的または極めて困難になります。
管理人氏が、国の判断を支持するのは、ロジックとしては理解できます。ただ、私には、県知事が、補償の面とも合わせたうえで、迷い、苦しむのは、ある意味仕方ないように思えますし、この点で、県知事に決断を要求する内容のは、かなり厳しい指摘かなと感じられるのです。

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_ 正論とは言葉の暴力になりますな ― 2010年05月25日 20時39分41秒
ほんと、頭悪いですねぇ。

正論を振りかざして、日本の畜産という産業を壊滅させようとする事・・、即ち民主党の目論む事に従おうとする。 民主党とは国連の査察チームを拒否した連中ですよ。 そいつらの指示がたまたまマニュアルに沿っているだけ・・。 もし、これを受け入れていたなら・・、『感染源を突き止めて対処する・・』等の痛みを小さく迎える方法もあったろう。 それを何も考えず、ただマニュアルにそって、国の宝とも言える物を「全て殺せよ、害を撒き散らすものなんだから・・」と。

ほんと、応用力のかけらもない頭の悪さですな。 こういうのが、この前の衆議院選挙の時のように騙されて、後にその考えのなさを責められるのでしょうねぇ。 それが、放置で被害を拡大させた輩の処理法「全て殺せばいいだろう! オレらには関係ないし・・ 被害にあった奴は自己責任だ」を正論と振りかざして偉そうに言うアンタの姿です。 もう、民主党と同じクズですわ。

民主党の本当の目的は、日本の産業の破壊ですよ。 このまま日本の畜産が破壊されたなら、後々は衛生的に何でもありの特ア産牛肉・豚肉を食わされる羽目になるのですよ。 副大臣の山田のもくろみは、長崎にある自分の経営する中国産牛牧場の目の仇である宮崎牛の撲滅なんだから。

>今回の私は「宮崎県で処分する側」の人間じゃない。  私が動かないで意見を言うのは、ただそれだけの理由です。

なら、何も言うなよ・・って事。 そして、卑怯な人間のクズでもある。 殺せ、殺せと言うのなら、その後のケアに触れた言葉があって然るべきじゃない? でも、全く無いし(呆)

>それとも、「東国原知事がかわいそうだ。かわりに自分が切り捨てに行ってあげる」と考えて動く。そういうのが、正しい姿だとでも思っているのでしょうか?

ほんと、頭の壊れようは哀れな位ですね。 私は「知事がかわいそうだから・・」と述べてるのではない。 それも読み取れないなんて、理解力ゼロですな。 『この国の産業を死守する・・』これが命題なのですよ。 マニュアルって、そこに関わる人が存在するから成し得る訳で、人によって作られたものですよ。 その場の人が困窮し全滅に至るマニュアルの実行は、「ちょっと待てよ」と考える頭があってしかるべきですよ。

それに、相手に『死ね』とも等しい事を言ってる訳です。 なら、それに相応する態度を示す事が発言者としての責任じゃない? それを「関係ないから、外野で意見だけ言って後知らん」ってか? そして、「異を唱えるものは考え方がなってない」ってか? 醜い裸の王様だ・・。 また、「もう軟着陸はムリ」なんて、関わってもない奴がなんでそう軽々しく言えるの? 所詮、「関係ないわ・・、俺たちには」って思想が渦巻いてるのでしょうよ。

要するに、別離保護した種牛に十分過ぎる防疫体制を敷いて、毎日欠かさず観察するだけでいいのですよ。 もし、陽性反応が出たりするなど症状が現れたなら、処分も致し方ナシだし。 それを終息宣言が出されるまで繰り返すだけ。 ただ、闇雲に守れといってるのではないよ。 あくまでも観察経過をして、じっくり見極めるのを徹底するだけ。 それで、兆ともいえる損出を防げるのであるから。 

マニュアルに従って、考えナシに種牛を殺して産業を壊滅させる損出と、いまこの努力をする事のどちらが有意義なんでしょうか・・。 これは、「1+1と2+2のどちらが多い?」っていう位に簡単な事だけど、足し算も出来ないようだねぇ、ここの人たちは。(呆)

>その通りです。
『違う事で希望を見出してください』
それ以外に言う言葉はありません。

マジで言ってるのですか? 頭おかしいわ。 キチガイですね、アナタ・・。 頭壊れてます。 キチガイには無害とそうでないのと2通りあるが、この国の根幹を潰し、潰された側に更に鞭打つような言葉を平気で吐けるアンタは、この国にとって駆除すべき迷惑なキチガイですな・・。


一度潰したものは、取り返すのに10年いや20年かかる。 その間、ろくに牛肉が食べれないケースになるかもしれない。 「産業を失うって事を理解しましょうね」っていってもムリか、キチガイだから・・。 「肉が食べられなくて残念・・」どころじゃないんですよ。 失業者の増大、町のゴースト化、日本の信用の損失、産業の復活の為にかかる膨大な費用と時間、そしてアンタが「別の希望を見出せよ」と軽々しくいった人々の生活と命・・、全てが犠牲になる訳です。 だからこそ、何とか希望の火を消さずに済む方法を模索するのです。 短絡的な答えはすぐに出せます。 何も考えていないのだから・・。 でも、それはしたくない。 なぜなら、アンタのような一部のキチガイを除く私たちは、知的な生物・人間だからです。 

まぁ、自分の知り合いの親戚が、この件で離農したよ・・と聞く。 ほとんど関わりはない人だが、やはり「この先大丈夫なのだろうか?」と思う。  それが、人間としての心ってものじゃない?
被害をなんとも思わず正論を振りかざす事が、いかに無責任で民主党的な事なんだ・・と理解してほしい。 人間の心を持つのなら・・ 人間としての能力を持たないキチガイなら仕方ないけど・・。

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_ 920 ― 2010年05月25日 21時10分57秒
上の方は正直長文の電波にしかみえません、大体人様のブログに書き込むにあたって敬意が何も感じられない、付き合うだけ無駄ですよ、しつこいようならipbanでもしたほうがいいかと思います。

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_ TAKE(管理人) ― 2010年05月25日 22時23分54秒
 920さんコメントありがとうございます。

 ですが、何でも「陰謀論」に結びつけるだけの人とはいっても、意見は意見ですので特に削除はしません。
 それに、対話というのは「周りの人」にも様々な考え方を伝える事になりますので、それはそれで良い事だと考えていますし。

 ただ、民主党の選挙の前後など、折に触れ、確実に「民主党に入れるとその後大問題になる」と徹底的に批判してきた私に向かって、「こういうのが、この前の衆議院選挙の時のように騙されて、後にその考えのなさを責められるのでしょうねぇ」などと馬鹿げた思い込みでモノをいう人が、まともに他人の意見を理解できるのかどうかという事は、読んだ人が判断するでしょう。

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 さて、このマニュアル自体は、責任ある判断ができた当時の「自民党」政府の元で作られたものです。にもかかわらず、そのとおり処理する事を「民主党の陰謀」と考えるのはどうでしょうか?
 まあ、判断されるのはこの記事をここまで読まれた方々におまかせします。

 後、「正論すら吐こうともせず綺麗事しか言わない人」は「正論を言う人よりもタチが悪い」と、私自身は思っています。
 実際、この手の人は「きれいな言葉」を言われると、コロッとその人を無制限に支持するのですから、困ったものです。

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 ちなみに別な話ですが、
「アンチ民主党であれば何でもいい」という考え方は、「アンチ自民党であれば、どこでもいい」と民主党を支持した人と『同じ思考』です。
 ご注意ください。

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その他、
「今後の経済復興策」については、簡単ですが県債についてすでに書かせていただいております。

 また「急な災害などですべてを失った」人は精神的に不安定になりがちです。
その点については、「精神的復帰」(虚脱状態からの復帰)対策(メンタルケア・カウンセリング)が必要ですが、これらは、阪神淡路・新潟県中越などである程度のノウハウがあると思いますので、これまでの経験を軸に組み立てれば対応できるのではないか、と考えています。

 それと、「補償についての考え方」もあります。
 このあたり、ここでは書ききれないので、後でまとめて別記事として数日中に書きたいと思っています。

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_ 他人の不幸に塩をなすりつける鬼畜達へ ― 2010年05月26日 13時35分39秒
そうですかね。 被害に合った人に対して、苦渋の決断を強いられる人に対して、別の道を探せば?という人間の方が、よっほど鬼畜だと思いますが。

被害にあったら、別の希望をさがせばいい・・
この言葉を発した時点で、精神異常者だと思いましたよ。 精神病院にいく事をオススメします。

取り巻きが醜い擁護をしてるようだけど、この言葉を農家の皆さんに聞かせてあげたいですね。

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_ 正論とは言葉の暴力になりますな ― 2010年05月26日 21時44分52秒
>ですが、何でも「陰謀論」に結びつけるだけの人とはいっても、意見は意見

なら、民主党の事は置いときましょう。 何も考えもなしに「殺せ、殺せ、それがマニュアルだ・・」という応用性の全くない方法で産業を潰すというのはどうなのか?と何度もいってるのに、全て『同情』や『甘い言葉』で片付ける。 それを日本語が解らない=頭が悪いといったのですよ。 畜産産業がなくなると言う事は、この先に牛肉はBSEが疑われるアメリカ産やそれこそ食の安全が全く無視の韓国・中国産のものを輸入するしかなくなる訳ですよ。

>確実に「民主党に入れるとその後大問題になる」と徹底的に批判してきた私に向かって、「こういうのが、この前の衆議院選挙の時のように騙されて、後にその考えのなさを責められるのでしょうねぇ」などと馬鹿げた思い込みでモノをいう人が、まともに他人の意見を理解できるのかどうかという事は、読んだ人が判断するでしょう。

そっくり返します。 マニュアル通りに「全て殺せ・殺せ」で産業が滅び、上述の通り食の安全が国内全般で不安となったなら、「殺せ・殺せ・種牛から殺せ」といったアンタの立場はどういう事になるでしょうかねぇ・・。 産業が潰れ、町は再起不能までにゴーストタウンとなり、失業者は増大し、そして食の安全は無視だし、また別の所で輸入牛の口蹄疫災禍が巻き起こるかもしれない。 そして、「別の希望を作ればいいだろ」とアンタが鬼畜な言葉を吐いた被害者の人々の命や生活は・・。 そんな想像もきかない位、頭が壊れてる訳ですよ。 

それに、民主党政権を樹立させるという大失敗をして、今回の災禍が発生しました。 それを、「マニュアルだから・・」と、またその政権の言う通りに日本の産業を破壊するのですかねぇ。 何も考えなくて前回大失敗をして、そして今回の災禍が引き起こされた。 その上で、また何も考えずに『マニュアル・正論』とほざいてこの国の産業を根絶やしにする事に加担する・・。 それが、前回より一層、何も考えないアホウとして責められるという事ですよ。

>さて、このマニュアル自体は、責任ある判断ができた当時の「自民党」政府の元で作られたものです。にもかかわらず、そのとおり処理する事を「民主党の陰謀」と考えるのはどうでしょうか?

アホですか? それは、初期対策が上手くいった時の事例であって、政権の怠慢で初期対策が放置に等しく、産業が潰れるかもしれない程に蔓延してしまった時の対策用として作られたものじゃないでしょう? 初期対策が上手く言って種牛に疑いがかかる以前の対策としてなら・・の事でしょう? それなら、産業の崩壊に至らないから、マニュアル通りでもいいですよ。頭が悪すぎる。 物事には、『時と場合を鑑みて』という事が必要なんですよ。 言ってみれば、犯罪者の一族は皆死刑・・と言った旧態以前の手法がとられている訳ですよ。 旧態以前のマニュアルで、全てのものが滅んでしまったら、ミイラ取りがミイラ・・ですわ。 ごめん・・、アホには解らない難しい言葉だったかも。

民主党の陰謀については、発覚当初は殺処分費用さえろく認めず、放置し、種牛の避難隔離の為の移動も認めず、そして国連の査察でさえ断った連中が、なぜ手のひらを返したように殺せ!殺せ!と言うのですかね。
到底、被害を最小に迎えるべくの思想をもってのことじゃない位は予想のつく事でしょう?

物事を判断する頭が皆無のようですな。 もはや、直腸付近のサナダムシより頭悪いんじゃない? お気の毒に。 

>まあ、判断されるのはこの記事をここまで読まれた方々におまかせします。

なら、この記事を匿名で農家の皆さんや、掲示板に流しましょうか? どのように叩かれるか見ものです。
まぁ、頭の悪い奴って、袋叩きに遭って痛みを知るまで解らないのでしょうけど・・。 畜生以下だって事ですよ。

>後、「正論すら吐こうともせず綺麗事しか言わない人」は「正論を言う人よりもタチが悪い」と、私自身は思っています。
 実際、この手の人は「きれいな言葉」を言われると、コロッとその人を無制限に支持するのですから、困ったものです。

なら、こちらも、何の考えも無しに正論ばかりを吐き、そして被害に遭われた人の傷口に塩を塗りたくるような輩は、人間としてどうか・・と思っています。 すなわち、アンタは人間のクズです。 それに、コロっと何て変えてないし。 日本語が解らないようだから何言っても無駄だと思うけど、この国の産業を死守する為にどちらが有意義か?と書いてあるし・・・。

>その他、
「今後の経済復興策」については、簡単ですが県債についてすでに書かせていただいております。

 また「急な災害などですべてを失った」人は精神的に不安定になりがちです。
その点については、「精神的復帰」(虚脱状態からの復帰)対策(メンタルケア・カウンセリング)が必要ですが、これらは、阪神淡路・新潟県中越などである程度のノウハウがあると思いますので、これまでの経験を軸に組み立てれば対応できるのではないか、と考えています。

 それと、「補償についての考え方」もあります。
 このあたり、ここでは書ききれないので、後でまとめて別記事として数日中に書きたいと思っています。

はぁ、補償は後回しで殺せ、殺せといってるのですか? そして、その補償はキチンと出るの? 今の政権で・・。 良く取っても「殺した分の金は出すから殺せ」ってか? それこそ、見通しが全く皆無の『甘い言葉』でしょうが。 「殺せ・殺せ」で全てを潰した後に、それこそ補償費用を取り扱う事業体を仕分けしたりする連中の主導の下で補償とメンタルケアができるのですかねぇ。

それとも、参議員選挙で民意を問い、その上で衆議院解散に持ち込むまで補償は待ってねとでもいうつもりなのだろうか。

先に、キチガイには2通りある・・といったが、正にアンタは世の中に害をもたらすキチガイだ。 全てを壊して、その補償や復興策も後回し・・と吠えている事は、世の中にとって間違いなく害がある。

正に害虫だね。 ここの管理者。 害虫の毒素をこれ以上浴びたくないので、これをもってお暇するよ。 言っても無駄だし。

おいしそうにご飯を食べる事は許しません!!2010年05月25日 01時36分28秒

マックのドナルド引退を=不健康な食習慣の原因―米団体
5月24日5時51分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100524-00000008-jij-int

 なんだろうね、ハンバーガーをおいしそうに見せて子供に人気があると駄目なんだそうだ。

 て、いうか、それじゃどんな飲食店も駄目だろうww

「ドナルドが面白すぎるから、みんながハンバーガーを食べ過ぎてしまうんだ!!」

 アメリカって、すごく馬鹿な国民の集団なんだなぁ、オヒ。

口蹄疫被害に対する今後の被災者対策について2010年05月27日 23時25分10秒

 様々な人から、私の意見が聞きたいということだったので、被災者(被害者)について基本的に必要と思われる事項として、自分なりにまとめてみた。

 かなり殴り書きに近いため、文体がまとまっておらず、また「基本の考え方」として細かい点などは省き、それぞれの専門家ではないため、細かい用語については間違っている可能性があるため、読みづらいかもしれないが、勘弁してほしい。


・今後の「生活保障(財産補償)」
・今後の「復興のための資金」
・今後の「精神面での対応」

の3点について、以下のように考える。

なお本記事においては、口蹄疫の「被害者」については、害を与えられた「被害者」と呼ぶよりも、自然災害などと同様に「被災者」と呼ぶ方が、しっくり来る感じがするため、以後、すべて「被災者」と呼ぶことにする。

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・今後の「生活保障(財産補償)」

1)殺処分した家畜等についての損失額(補償額)の計算について

 これは、まず「損失」についての考え方が必要となる。
 損失したものは「今の家畜」だが、そもそも「家畜」は『将来利益を得るため』育成されるものである。そのため、「損失」とは『今の時価』と『将来得られた利益』のどちらで考えるかを、見極めなくてはならない。

 私個人としては、「将来の利益」のために育成している以上『将来の利益』を基準として考える事が相当だと考える。

 ただし、「将来の利益」と言っても、家畜の育成については『必ず成功する』という性質のものではない以上、「損失率」も見込んだ額をそれぞれ算出すべきだと考える。

 これは、難しい計算となるかもしれないが、各畜産農家ともそれぞれの1頭あたりの額を「過去3年比」程度で算出し、本年の市場においての「同等の家畜」額と併せて計算する事によって、ある程度妥当な額が算出されるのではないかと考える。
(細かい計算方法は省略)

 以上の事から、私としては
 『将来の利益』を基準としその「見込み(損失)率」を掛け合わせた額 を補償する事が適切だと考える。(「最高額すべてを満額補償」とはしない(なおその理由について、精神面からの理由もあるが、これは下のほうで後述する))


2)補償額の支払方法について

 先の「将来得られる利益」と関連するが、「利益」は家畜を売却した時点で発生する。逆に言えば、もし「口蹄疫が発生していなかった場合」現時点では利益はまだ発生していない事になる。
 そのため、今すぐにこれら「将来の額」も、今すぐに補償するのは論理的に矛盾が生じる。

 したがって、支払方法については「将来得られる利益」を元に算出するが、現時点では「時価額」相当のみの補償を行い、それぞれ売却予定時期(これは過去の記録を見ればそれぞれ予定時期を確定できると思われる)に残りの補償額を渡す方式を提唱する。

 なおこの方式の場合、被災者は、今までの生活スタイル(家畜の育成スタイル)にあわせた生活リズムで金銭収受が発生するため、それまでの生活感覚を維持する事が比較的容易だと考えられる。
 結果、精神面においての負担なども、「いきなり全額の金額を補償」し、その後違うリズムで復旧を行なう形より軽減できるのではないか、と考える。


3)補償額の原資

 基本、国・県にて補償するが、原資をどのように集めるかという問題がある。
 これについては、国債・県債などを特別債として発行し国民全域から集め補償に回す事が相応しいと考えられる。
 「寄付」でなく「債権」とする理由は、債権であれば「参加(購入)しても自分の財産は目減りしない」以上、今、資金的に余裕のあまり無い国民・法人にとっても、より容易に参加しやすいと考えられるからである。
 また、この債権については、法人は「損金参入」できるようにしてもよい。購入時において損金扱いを認め売却時にその額は収入として計算させる事により、法人にとっても、一時的な法人税対策の一環として活用が可能になるため、法人からの資金集めが容易となる事が考えられるからである。

 なお、この特別債は「10年据え置き」その後段階的に返済する形式とし、それまでは無利子とする。

 また10年後において、国・県において債務弁済が難しい場合などにおいては「日銀による買取」とその後のリスケジュール(一部債務放棄・弁済期間の延長などを含む)を行なう事によってソフトランディングを図る事も視野にいれてよいだろう。

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・今後の「復興のための資金」

4)復興のための貸付金制度の創出
 現時点において、被災者は「すべての経済基盤」を失っている以上、今後の復興についての資金についても考える必要がある。

 現時点において「現在の損失」に対する補償は賛同が得られるが「復興のための努力」にまで無償で手当てを出すのはどうかという批判が周りから出てくる事が考えられる(被害を奇貨とした長者の発生への批判)。

 また、被災者側の視点からすれば、「すべて断ち切られた」状態でお金だけ貰ったとしても、「その後の復興」のための計画などをすべて自分で考えて意欲を維持し続ける場合、「すべてを失った」事による虚脱状態にある状況で「自らの意思」のみで意欲を復活・維持させる事になるため、非常に難しいものと考えられる。
 このような場合、無理矢理周囲が「義務」として目標を与え意欲保持をはかる方法が一つの手段として存在する。
(いわゆる「目標・意欲が無い場合、他者が強制的に仕事につかせる事によって、徐々に意欲の回復を導く」という方法。)

 ここで「喪失したものに代わる目標」として「10年後の返済義務」を目標として与える事により、喪失感の回復の一つと利用できる可能性が十分にあると考えられる。

 むしろ、今の状態で単に「お金を与えた」場合、何の目標も無いまま意欲が復活せずに「お金だけある」という最悪の状態も考えられる。

 以上の事から、復興資金については「10年間無利子据置型貸付金」とする事が望ましいものと考える。

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・今後の「精神面での対応」

5) 精神的サポートの必要性
 現在、被災者は「それまでの目標」をいきなり強制的に断ち切られた状態にある。
 また自ら処分している場合などもある。このように「急速な喪失・目標を失った」状況においての精神的負担は非常に大きく、放置する事は問題となる。
 そのため、すでに書いているように「カウンセリング」などを派遣し適切に精神面での保護も行なう必要がある。
 なお、この点については、すでに阪神淡路・新潟中越地震などを通し一定のプランはできあがっており、実際、すでに動き始めている事は言うまでも無いだろう。

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以上。
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