この記事を多くの人に読んでもらいたい!!そう思ったら『人気ブログランキング』押してください

どうせ2011年11月27日 05時14分20秒

橋下陣営が勝って終わりだろう。

--- 選挙前ぎりぎりに一応自分の考えを証拠として残しておく。 ---


 今回の選挙、政策内容とその現実性など冷静に判断すれば橋下が勝つことは、本来あり得ない。
 だが、あいにくと今の日本においては、大衆が情報を冷静に自らの目をもって判断することはあまり期待できない。しかも判官びいきというか、冷静な判断ではなくむしろ間違った感情論・善悪論で判断する悪癖が昔から多聞に見られるほどだ。
 このような状況下からすれば、橋下陣営が勝つ可能性の方が高いだろう。
 誠に残念なことだが。

 確かに橋下氏は様々な改革に取り組んだように『見える』。
 だが、彼がやった事は、大衆受けしやすく叩いてもあまり反感が出ない公務員叩きが中心であり、「大阪府民にとって」改善が見られるような政策などは皆無に近いのが実情だ。

 実際、「赤字垂れ流し」で箱物行政の汚点ともいえる大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)を府の財産として購入し大阪南港地域のテコ入れにかかろうなどという愚策は話にならないものだ。

 一見、見栄えがよく大衆が好みそうなこの計画だが、実際には単に府民の負担増になっただけという結果に終わっている。
 確かに大阪南港地域などの経済発展は必要だ。だがWTCを購入する必要はどこにも無かった。
 むしろWTCを含めた「バブル期の南港構想・バブル期の設計概念」そのものが一番の問題であり、WTCを活用するという事は、これら「バブル期の負の遺産」をベースに経済発展を考えるという話でしかない。それは、逆効果でありマイナスの状況しか生み出さないことは容易に想像できる。
 またこの移転問題、「府庁勤務の公務員」だけの話としか捉えず「だから公務員が」という論調にすぐ結び付けたがる人が多いようだが、府庁が移転するという事は「府庁を利用する」府民も、今後は「新庁舎」に行くことになることを理解していたのだろうか。
 アクセシビリティという点から言えば「府民の負担」は今まで以上に増大するということを理解していたのだろうか。
 はっきりいって、本当に「府民」の事を考えるならばこのような移転計画など思いつくはずがない。
 この一例を取ってみても、橋下が実は「府民のための政策」など考えておらず「府民のための『ように見える』政策」を行っていたことがわかる。

 だが、それでも橋下陣営が勝つのだろう。
 事実を見るのではなく、「自分達が信じたいもの」しか見ないのだから。

 それにしても今回の選挙、つくづく「民主党が勝ってしまった衆議院選挙」を思い出す。

 あの時と同じように「自分に都合のよい言葉」しか信じない大衆は、結局『見せかけ』だけの政治改革もどきを選んでしまうのだろう、残念ながら。

コメント

_ TAKE(管理人) 追記 ― 2011年11月27日 19時28分57秒

 ちなみに、市長 橋下氏 府知事 倉田氏 となれば一番面白いバランスになる。
 で、市長 平松氏 府知事 松井氏 なら、 この時点で、松井氏が橋下の指示にしたがう必要がなくなるから、実質、橋下氏完全敗北。

 少ない望みだが、どうなることやら。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
次の数字を打ち込んでください「3003」

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kusuriyasan.asablo.jp/blog/2011/11/27/6219141/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

この記事を多くの人に読んでもらいたい!!そう思ったら『人気ブログランキング』押してください