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”国の金で民間業者が処理する”が本当、”国が直接処理する”は間違い。2011年07月28日 13時45分17秒

汚染がれき、国が直接処理へ…新法で枠組み
読売新聞 7月28日(木)3時1分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110727-00001253-yom-pol

 政府・民主党は27日、東京電力福島第一原子力発電所事故により放射性物質に汚染されたがれきなどの廃棄物や土壌の処理を急ぐため、国が直接処理することを柱とする特別措置法を議員立法で制定する方針を固めた。
(本文抜粋:以下略)
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 「国が直接処理をする」と言っても、実際に作業をするのは「国」の組織ではなく、国から業務委託された「民間業者」が行なうことになるだろう。組織として「実働部隊」を持たない以上、当然の事だ。

 ただ、ここで問題になのは、どうやって業者を選別するかという点だ。

 今回の場合、汚染がれきの撤去についてはスピードが求められるため、時間のかかる「複数業者からの入札を待つ」競争入札というのは明らかに考えづらい。また「安かろう悪かろう」では問題があるし、汚染がれきの撤去ともなれば特殊な作業でもあり、安全性をより強く要求されるので「競争入札」では対応しきれないと思う。
 したがってこの契約は「行政側(国)」が業者を積極的に選別する「随意契約」となるのだろう。

 だが、ここで注意を払わなければいけない。
 それは「どうやって」民間業者を選定するかという事だ。

 随意契約の場合、例え一定の基準を設けたとしても最後の段階では「個々の契約交渉」で全てが決まる。
 一応、相見積もりを取るとしても、選定は単なる「調達金額」で決まるものではない。
 様々な情報を元に行政の思惑が含まれ選定される事になる。

 この時、選定が行政の「公共性」に基づく思惑で決まるのなら何ら問題はない。
 しかし、注意しなくてはいけないのは、この選定過程に「政治力」が絡んでくる場合だ。

 今回の場合でも、「復興地域の雇用対策」と絡めて地元業者を優先するように、という働きかけがすぐに行なわれる事だろう。確かに復興対策としては「雇用の拡大」が必要なため、この撤去事業を地元業者中心でという意見には正しい面もある。
 しかし一方で、この事業が「地元復興」という美名の元「議員の影響力拡大・維持」に利用される事もある。

 したがって、契約においては、本当に「地元復興対策」のためなのかそれとも議員の「地元影響力対策」のための提案なのかを正しく見極めなくてはいけないだろう。

 この新たな「復興利権」を防ぐためには、行政が選定理由や過程などについて徹底的に可視化を図る必要がある。また、国民やマスコミ全体で、この可視化された行政情報を元に議員の行動などを厳しく監視する必要があるだろう。
 「復興」の美名にだまされること無く、不正の無いように「復興地域」の議員の行動については厳しく見る必要があるのではないだろうか。

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 余談だが、国家事業の利権・癒着には「政府与党」の大物代議士が関与する傾向が多い。
 実際、行政に対し影響力を行使できる代議士ともなれば、ある程度以上の力を持った代議士でなくては無理だ。

 うがった見方かもしれないが、この提案が「与党」でありながら、「政府」を通して提案されるものではなく「議員立法」として提案されている事から見ても、色々と「議員の政治的影響力」について考えさせられるものがある。

どうして皇室外交が下手糞になっているんだよ!!2011年03月18日 21時55分12秒

<皇太子ご夫妻>英ウィリアム王子の結婚式欠席へ 震災で
毎日新聞 3月18日(金)15時1分配信 他
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000065-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000123-jij-soci

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 もう「馬鹿」としかいいようがない。

 皇太子殿下が被災者を慮って「公務」を取りやめる。

 そこに何の意味があるというのだろうか?
 むしろ逆に「公務」としてきちんと仕事をこなしてくる。
 それが今の日本において必要なことではないだろうか。
 なのに皇室外交を取りやめる。

 確かに、皇太子ご夫妻が東日本大震災で被災した国民の深い悲しみに心を寄せされてお静かにされることは、心優しくお美しいことのように見える。だが、皇太子が静かに都内でお過ごしになられたところで、それが今の日本の復興にとって何の役に立つというのだろう。

 今の日本において「無駄」を作る事はゆるされない。これは天皇家であっても同様だ。それなのに、今この状況で外交使節として皇太子家を送り込む事を中止してしまう。何故こんな選択を宮内庁・政府はしてしまうのだろうか。

 別に皇太子家に「お祝いがてらイギリスで好き放題贅沢を尽くして来い」と言っているのではない。今回の式典には確実に各国首長クラスや王家等が集まるはずだ。ここに「日本国の代表」として堂々と赴いて、今後の各国との支援・協力体制を築きやすくなるようにしっかりと「皇室外交」をおこなわれてください。ついでに幾つかの国を回って強固な外交関係をお築きになられてください。「日本のために」ご活動なされてください、と言っているのだ。

 そもそも今回のイギリス「王室」の婚姻への出席、元々「国益のために」皇太子殿下は出席するはずだった。決して自分の私利私欲で行くわけではない。あくまで「公務」として「日本の存在を示すために」祝いに行かれるのだ。
 イギリス王室をはじめ、他国の王家に匹敵する「権威」は「天皇家」にしか存在しない。ここで皇太子殿下自らが各国代表とお話なされて窮状を訴え支援を願う。

 今後の事を考えればこれほど有効なカードはないだろう。
 権威外交としてこれほどのカードは、日本には他に存在しない。
 それとも管が赴いて支援を願う方がより有効的だとでもいうのだろうか?

 だからこそ「皇太子家」が赴くことこそが最も重要であり、それが皇室の最も有効的な利用方法なのだ。

 なのに皇太子家の派遣を取りやめる。

 政府は、どこまで皇室を無駄遣いすれば気が済むのか。
 どこまで外交下手なのか。

 あまりにも情けなさ過ぎる判断だとしか言えない。

 日本にとって役に立たない「天皇家」なら、たとえ歴史や権威があったとしてもそれは必要ないのではないだろうか。
 天皇家のために日本があるのではなく、日本のために天皇家が存在するのだから。

 目先の事だけを考えず、大局にたって「天皇家(皇太子家)」に何をしてもらえば「日本のためになる」のか、政府も天皇家も、もっとしっかりと考えるべきだろう。

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 皇太子家には、日本のために外交活動をしてもらう。
 秋篠宮家他の皇族には、被災地などに赴いて、国内・被災者の心を力づける活動をしてもらう。

 ここまで考えて行なうのが、最も有効的な方法ではないだろうか。

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 さらにえげつない意見で言えば、私は同時に「天皇家の血を確実に残す」という事も考慮に入れている。
 実際「今から」皇太子家を他国行脚させる事すらアリだと、考えている。

 今すぐ皇太子家全体を国外に離脱させておけば、最悪の事態を迎えたとしても「天皇家の血統」を確実に残す事ができる。「日本の財産」となりうる「歴史ある天皇家の血統」が確実に保全される。
 それは日本として有効な手段ではないのだろうか。

「人」より「物」を は無理なのか?2011年03月18日 08時09分01秒

秋田新幹線18日に一部再開 在来線区間の秋田-盛岡
産経新聞・読売新聞
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/497285/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000157-yom-soci

【東日本大震災】
 JR東日本は17日、東日本大震災の影響で運休していた秋田新幹線について18日から盛岡~秋田間の在来線区間で運転を再開すると発表した。1日4往復を運転する。

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 今、新幹線で盛岡~秋田間を移動する「人」はどれくらいいるのだろうか?
 そもそも、その人達の移動は「必要な移動」なのだろうか?

 はっきり言って、今、一番重要なのは「物資の移動」のはず。
 確かに座席しかなく貨物輸送には向かないかもしれないが、いっその事、最終便くらいは全席に「ダンボール」詰込をして、臨時の物資輸送便にしてもいいのではないかと思う。

 または「乗客には1人1つダンボール荷物を持って行く事」と協力を仰いで、乗客に運ばせるとか。

 とりあえず微々たる量かもしれないが、1人1ケースずつ水を運んだり毛布を2枚ずつ運ばせるなどすれば、300ケース程度・毛布は一度に600枚は軽く運べるし、その他空いているスペースに持ち込めば、1度当たり4tトラック2台分ぐらい、1日4往復の状況であれば計8台分くらいは秋田から盛岡へ持ち込ませる事ができると思う。

 また、大きい荷物が駄目なら医薬品関係など小さくそれでいて多種多様な物などでもいい。
 秋田>盛岡 は「納入する物資」、盛岡>秋田 は「脱出する人員」用に割り当てるという手もあると思うのだが。

 ちょっとした思い付きで笑われるかもしれないが、少なくとも『「秋田~盛岡」間の輸送ラインが一本確保できた』という事実に対し、単純に「新幹線が復旧してよかった」程度で考えるのではなく、もう少し有効的な利用方法を考えた方がよいのではないだろうかと思う。

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救援物資を無料で輸送 JR貨物など
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/497307/
産経新聞

災い転じて福と為す(3)そもそも、出勤する必要ってあるのか?2011年03月18日 00時16分00秒

>>災い転じて福と為す(2) 出勤の価値は?

 さて、昨日に続き、物流・電力消費その他多くの状況に過負荷をかける「人の移動」そのものを今日も問題にしたいと思う。

 昨日も取り上げたが、電力量の問題は「1日全体」で見れば多少制限はあるとしても平時の行動としては、多少の不便はあっても大きく問題の無い電力量は維持されているので、特に困る事はほぼ無い。
 ただ「一時的なピーク」が限界量を超えてしまうために、制限をかけておく必要があるのだ。
 また、物流、交通事情に関しても同じ。
「一時的なピーク」が限界を超えてしまうために渋滞が発生するのであって、慢性的に問題があるという状態では無い。

 結局「一斉に通勤・通学をする」というシステム自体に問題がある。というのが自論の一つだった。

 そのため昨日は「一時的に発生する人口移動のピーク」を軽減する事を目的として「フレックスタイムや時差出勤制」の本格的導入を挙げてみた。

 今日は、この考え方を更に発展してみたい。

 人が移動するから「物理的」に交通設備が占有され、他の物流に影響を与えてしまう。人の移動のために交通機関が「電力・石油エネルギーを消費する」から、他の必要なところにこれらのエネルギーが渡らなくなる。
 ならば「人が動かなければ」これらの消費は軽減される。これは至極、簡単な論理だ。

 では、なぜ人は移動するのだろうか?
 それは会社や学校に行くためだが、そもそも根本を確認したい。

 自分達の仕事は「毎日、必ず出勤しなければ」できないレベルの仕事なのだろうか?

 そんな事は無い。書類作成業務や相手との打ち合わせ、その報告が仕事の大半を占めるなら「会社で行なう」必要などない。
 実際、自分の仕事を振り返って欲しい。
 確かに「デスク」がなければできない「デスクワーク」が主だろうが、それは「会社のデスク」でなければできない仕事なのだろうか?

 元々ICT革命に基づくネットワーク推進の一つに「在宅勤務」等の発想があった。

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「総務省 テレワークの推進」より抜粋

1 テレワークの意義・効果
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◆環境負荷軽減
・交通代替によるCO2の削減等、地球温暖化防止への寄与
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◆非常災害時の事業継続
・オフィスの分散化による、災害時等の迅速な対応
・新型インフルエンザ等への対応
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参考:総務省 テレワークの推進

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 この思想自体は、ネットが盛んになり始めた2000年ごろにはもう言われ始めていたが、当時はネット回線自体の脆弱さもあり、一般には普及しづらかった。
 だが、情報通信技術の発展、特に情報量・速度の向上が見られADSL・光回線の普及された時には、すでに「実現可能」な構想だったはずだ。
 さらには、物理的に接続したオンラインゲームだけでなく、家庭用ゲームですら無線LAN接続が可能となった現状においては、端末をモバイルする事など「誰でもできる」レベルにまでなっているのだ。

 なのに、なぜ未だに「物理的に」会社・学校に「毎日」行かなければならないのだろうか?
 全て在宅は不可能だとしても「週2日は自宅・外部から必要に応じてネットワークに接続」というレベルまでなら容易に達成できるのではないだろうか?
 はやりのIpadでも「端末として外部から利用する事により、どこからでも業務に活用できる」という謳い文句があったのではなかったのか?

 そもそも、今回の地震に限らず「出勤地獄」というのは、おかしな話じゃないのだろうか?
 なぜ「わざわざ会社に行く」事が必要だったのだろうか?
 経営者・労働者双方ともに、ただ「出勤する事が会社にとっての常識」として考えてこなかっただけではないのか?

 その結果が、今の混乱した状況なのだと私は考えている。

 今こそ、今回の地震を契機として、テレワークやモバイル業務を推進する事を本気で導入していく事が、企業再生・日本再生の道として必要なのだと考える。
 そして、ここで日本が新たな在宅活動の「社会システム」を構築しこの地震から復興できれば、最先端の情報ネットワークとそれに連なる社会構造を持つ国家として、世界における最先端の地位、技術立国日本を取り戻せるのではないかとすら私は考えている。

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参考:厚生労働省「テレワーク相談センター」
経済産業省:「テレワーク」で検索の結果


……しかし、春闘の話題を見ても賃金とか労働時間の問題だけで終始しているな、相変わらず。ここで労使ともに「労働環境・労働形態」そのものの問題を考えないのは、思考が硬直化しているとしか思えない。
 それでも会社に行きたいのか? 

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 ……ちなみに偉そうに言っているが、私の場合「出勤地獄がいや」という理由だけで、この資格を取ってフリーランスで10年活動しているというとんでもないタイプの行政書士だったりする。

 まあ実際、この仕事で必要なのは「情報・書類集め」「書類作りのため環境」と「相手・官公庁との打ち合わせ・申請」だけなので、SOHOどころか「自分とモバイル端末」さえあれば、仕事なんてどこでもできる。
 事務所自体「自室登録」だし電話も布団の前にある。

 ……寝ながら電話している時だって普通にあるんだよな、これが。

 今回も、自宅が断水地域になってしまったので、水汲みに歩いて行きながら「ハンズフリー」携帯で連絡という事を普通にやっていたりする。

 皆が「通勤大変だ」と言っても、全然、関係ない。

 顧客との書類もメール添付のPDFやWORDで送って「向うで印刷してもらっ確認。署名押印したのは、来週、落ち着いたら取りに行く」って事で大半が成立している。

 ……今週、一度も背広着てない。ホントに。


……明日は円高問題か買いだめの愚かさについて語りたいな。
後、今回の地震を機に「海外に販売した技術」があるし。
というか、絶対に「海外が欲しがる技術」を震災が証明しているし。

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 さて、今日の一曲。
 そろそろネタが尽きてきた。
 が、定番という事で1曲紹介。

藤山一郎 ラジオ体操の歌


誰もが聞いた事があって、だれもが元気の出る曲だと思う。

あけぼのではないけれど2011年03月16日 23時14分21秒

 春はあけぼの。


 やうやう白くなりゆく山際、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。


 夏は夜。

 月の頃はさらなり。
 闇もなほ、蛍のおほく飛びちがひたる。

 また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。
 雨など降るもをかし。


 秋は夕暮れ。
         
 夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
 まいて、雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
 日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。


  冬はつとめて。

 雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。
 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白い灰がちになりてわろし。

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計画停電。

人工の音もなく、人の手による光もなし、
されど、生けるモノの声あり、星の光あり。

これで、何が「つまらない」状況なのでしょうか。
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