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無意識の差別2014年12月31日 11時41分12秒

http://grapee.jp/10541
『「伯父」と「叔父」使い分けできてる?「親族の呼び方一覧」がわかりやすい』

元は、「大辞林のサイトにて紹介されていた親族の一覧表」とのことだが、この手の家計図モノには、実は伝統に基づく「無意識の差別」が隠されているので、あまり好きになれない。

よく見るとこの家計図、娘や姉、伯母等の「女性側の子供」は記されていない。
些細なことだが、なぜ「男性側だけ書いて女性側が書かれていない」のだろうか。

それは、女性方が嫁いだら「家系から外れる」という考え方、「嫁に行ったら親子じゃない」という考え方が無意識のうちに根付いているからだ。

私は、この伝統的な考え方を好きになれない。

またもしかしたら、私のこの意見については「男性側だけ繋いで書いておけば女性側は省略しても理解・類推できる、だから深い意味は無い。うがった見方だ」という人もいるかもしれない。

だが、よく考えて欲しい。
片側だけ書いて残りを省略するのであれば、女性側を書いて男性側を省略してもよいはずだ。しかし、この手の図で「女性側を記載。男性側を省略」というのは、まず見かけない。

それが「男性中心」意識が無意識において根付いている証拠だ。
「男性側だけ書いて女性側を省略」することを『当たり前』のように考えるのも、また無意識のうちに差別が根付いている証拠だ。


仕事柄、私達は『相続関係図』をよく書く。
相続関係図は男女区別無く「親子関係の繋がり」で書くから、家計図に似ていても「親子関係」で繋がった「男女平等」な図ができあがる。

そのため、この手の家計図の隠された男性中心主義が余計に気になるところだ。

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