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168便運休? 別に普通の話だろう?2008年06月03日 15時11分51秒

機長退職で168便運休 異例の失態、スカイマーク
6月2日17時33分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080602-00000936-san-soci


この話、大げさに取り上げすぎ。

と、いうより「安かろう悪かろう」という風潮を作りたいのか、人気企業を叩けば人気が出るからと勘違いしているのか、マスコミが変な扱いにしているだけだと思います。
で、のっかて批判しているブログの人たちも、悪いが「民度が低い・頭が悪い」のだと思います。

冷静に読めば、168便の運休と言っても「1ヶ月で」という事での話にしか過ぎません。

パイロットという特殊性から考えれば、新しいパイロットの補充など1月くらいはざらにかかるので、一度欠員が出たら一月まるまる「欠員体制」で対応しないといけないのは当たり前でしょう。

実際、よく読めば
>>運休は1日2~10便となる見通し。
と書いてあります。

つまり『一日1往復から5往復(一人当たり1往復から3往復)代役が効かなくなった』という事です。

これは異常なことでしょうか?


路線バスや鉄道と同じように考えれば、片道1~2時間のラインであれば一日2~3往復は仕事として行うのが当然。

で、運転手がいなければ動かなくなる。これも当然。

別におかしな所はありません。
むしろ異常視する人の方がおかしいと思います。


「じゃあ、急に病気になった場合などはどうするんだ」という意見もありました。
ですが、「毎日欠員状態」になるというのと「突発的に欠員になる」というのでは、そもそも話が違います。

「急病による機長交代」などの場合は、臨時業務になった代役の人は「その時限り」の臨時であり、休憩時間や代休などは別に貰う事ができます。

しかし「毎日欠員」となればどうでしょう?
はっきり言って「毎日代理で運行」などは無理です。

どうやっても、何便かは運休にしなければ回らないでしょう。

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そもそもスカイマークは「低価格で利益を得る」経営方針です。

であれば、利益を得る方法の基本は、どれだけコストを低減するか?
簡単に言えば、どれだけ「余剰」を減らすか?
がすべての基本です。

ならば、最初から人員も「余剰を含めたぎりぎり」で回しているのは当然でしょう。
しかも、スカイマークは5路線しか持ってない「小企業」

大手海外路線なども持って、パイロットがふんだんにいて、しかもコストも中小ほど、きつく考えなくていいJALやANAと比較すること自体『バカらしい』と思います。

さらに、新聞を読むと「パイロット総数22人(737ライセンス保持者)」とのこと。

そりゃ、「1割」もの人間が急にやめたら、路線自体にも「1割程度影響が出る」のは当たり前じゃないでしょうか?

1割も現場の人間が消えたのに元の通り動く企業。

逆に言えば、そんな企業の方が「通常状態での経営」の時、間違ってます。

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パイロットは、バスやタクシーの運転手などと違って、募集広告を出せばすぐに数十人も応募があるような世界じゃありません。

1月手配にかかるとしたら、その間は操縦者不足に陥る。

当たり前すぎる話です。

「異常な事態」と考える人々。
その人達の方が、「世の中を知らない・考える事ができない」人達といえるでしょう。

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