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大阪府はさらに厳しい状況に2008年07月03日 20時01分18秒

関空路線軸に減便、廃止も検討 燃料高で日航、全日空
7月3日15時24分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080703-00000118-san-bus_all

 燃料費(石油)高騰により、コスト削減のためには不採算路線を徐々に減便する以外、基本的対策はない。

 確かにその通りなのだけど、このように「コスト削減」「縮小路線」で対応していくと、どんどん企業としての体力が目減りしていき、また、交通機関の目減りにより、地域においては、「流通」や人の流れ全体にも影響が現われ、都市としての魅力も減少していく。

 結果、法人税やその他の税収にも響いていく。

 大阪府としては頭の痛いところだろう。

 本来、「息を止めてやり過ごす」のが、今までの不況対策としての基本構想なのだけど、この状況だと、そろそろ限界が来ているように感じられる。

 いわゆる「篭城策」というのは(息を潜め、転機を待つ)というのは、「援軍」があって初めて成立する策だ。
 しかし、現状では「援軍」のあてがあるのだろうか?
 「長く持ちこたえた」後で、反撃に転じなくてはいけないのだが、今の状況では「反撃」の段階で、体力が残っているかどうか不安がある。

 アメリカ経済自体が斜陽化し、アラブマネー全体が『石油の枯渇』という不安材料を前にした「最後の一勝負」に転化。さらに中国では「消費」が非常に高くなる一方で「生産」という部分に対しては未だに旧来思考で低生産性。
(低生産性を上回る、低人件費により、利益が出ているにすぎない)
 そして、資源枯渇による「資源戦争」の始まり。

 この状況下で、日本がまた関西が生き残る方法を考える必要があるだろう。

 元々、国土の小さい日本・大阪では、地下資源の利用というのは難しい。
 製造業の飛躍的進歩も現状ではあまり望めない。
 したがって、関西における基本は「サービス業」による利益増加という点が主軸になるだろう。
 また、人的資源は豊富である以上、知的能力が高い事を利用した「創造産業」という部分での利益増加を図る事もできる。

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 今、隣県の奈良において、平城遷都1300年遷都祭にあわせた、キャラクターが今微妙な盛り上がりがおきている。

 いわゆる。せんとくん・まんとくん・なーむくんだ。

 元々間違った方向を目指した「せんとくん」に対して、様々なアプローチから異なるキャラクターが生まれ、結果「競合状態」に入ってしまったのだが、ある意味、盛り上げるという部分では逆に好機となっている。

 これを、どのように利用し県全体の利益に導くか、ここがポイントなのだが、旧来の考え方ではおそらく失敗するだろう。

 既存の発想ではもはやエンターテイメントとしては限界があるため、新しい発想でのプロデュースでどれだけ間口を広げられるか?

 という事が勝負の分かれ目だと思う。

 去年のひこにゃん騒動、今の遷都際騒ぎ。
 これらを横目に見つつ、どう考えていくか?
 これが大阪府のポイントとなるだろう。

 また、そういう意味で、いよいよ佳境に差し掛かる「くいだおれ太郎」の動向なども、よく見ておく必要があるだろう。

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