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ジャーナリスト=「自分の言葉に責任を持たない人」2009年04月15日 19時22分41秒

「言論、表現認めず不当」=調書漏えいで草薙厚子さん
4月15日17時33分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090415-00000091-jij-soci

はっきり言おう。
「有罪なのは、お前(草薙)のせいだ!!」

 前回(二度とジャーナリストには戻れない・戻さない ― 2009-01-14 http://kusuriyasan.asablo.jp/blog/2009/01/14/4057100) でも書いたが、今回の一件で一番問題なのは草薙厚子。

 彼が有罪となった原因は、「有罪にした」裁判官ではなく「有罪となる証拠」を提出した(証言した)草薙厚子にある。
 草薙が「記者として」情報源を守るという当たり前の事を放棄し、「自分の協力者」を守ろうとせずに「自分の保身」を図って証言した結果だ。

 記者として絶対に守りぬかなければいけない「情報源の秘匿」を簡単に放り出しておきながら、「自分は正しい事をした」・「裁判官が悪い」などと平気で言う。

 これが日本のジャーナリズムなのだろうか?
 守るべき「言論」を守らず、「自分の保身」を守る。それが、日本のジャーナリズムなのだろうか?

 自分が「自分の言葉」を述べるのであれば、その「言葉」はまず自らが死守すべきだ。
 他人が勝手に「自分の言葉」を守ってくれるなどと考えるなら、それは勘違いも甚だしい。言葉を発する資格も無い。

 今回、本来、みのの問題と新潮の問題について書くつもりだった。
 だが、それ以上にこの馬鹿ジャーナリストの発言が許せない。

 本来、識者・正常なジャーナリストであれば、彼女をもっと非難すべきだろう。
 もし、みのや新潮だけでなく彼女すらも非難せず擁護するようであれば、日本のジャーナリズムに存在意義などもはや無いと言っていいだろう。

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 情報源の秘匿・報道の自由は、国や他人が無制限に保障するものではない。
 本来、どんな権利も『使う側』が不断の努力をして始めて認められるものだ。
 努力を放棄して、「守ってもらって当然」などと考えるならば、それは「権利と義務」を理解せず、ただ「自分の権利だけを求める」わがままな子どもでしか無いだろう。
 このような人達の言葉など、便所の落書き並に価値がない「たわごと」でしかない。
 私は、そう思う。

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自分のその他参考意見
新聞が衰退する ― 2009-03-07
http://kusuriyasan.asablo.jp/blog/2009/03/07/4157998

腐りきったジャーナリズム・新聞には、本気で、何の価値も無いと思う。

……いや、「馬鹿な大人」という反面教師としての価値はあるか。

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追記:
勘違いして欲しくないのだが、この裁判の「崎浜医師の行為の正当性」については、微妙なので論じようとは思わない。
 私自身は、仕事柄、何でもかんでも「守秘義務がある」とは思っていない。必要であれば外に情報を漏らす事も妥当な場合があると思っている。

 だが、何度も書くが、「自分の情報源」を死守する事は、「ジャーナリスト」として絶対に守らなければいけない、最低限の義務だ。
 はっきり言って、草薙が行うべき事はどこまでも死守し「証言拒否により自分が罰せられる」事だった。
 そこまでやって初めてジャーナリズムの正当性を訴える事ができただろう。
 「自分の保身のために情報源を売り渡す」。「自分のジャーナリスト生命」のために「自分に情報をくれる人」を殺す。
 それで、どうやってジャーナリズムが守れるのだろうか?

 その事を、すべてのジャーナリストが(自称・他称を問わず)自らに問い直すべきだろう。

コメント

_ tail ― 2009年04月16日 11時16分12秒

草薙厚子は、裁判で崎浜医師を守る為 情報源を明かしたとか言ってましたが失笑ものです。
自分の保身しか考えてない
アメリカでも以前同じような事がありましたが、そのジャーナリストは最後まで情報源を明かしませんでした。
崎浜医師が自分が情報提供したと認めようとも
草薙さんには最後迄、情報源を秘匿して貰いたかった。
残念です。
神保さんと宮台さんの、この事に関する動画
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=fagViAqCYVQ

_ TAKE(管理人) ― 2009年04月16日 13時11分15秒

tailさんコメントありがとうございます。

日本でも、歴史をたどれば、
立松和博という人がいました。

検察の内部抗争の結果、囮情報(ガセ情報)によって記者生命を絶たれた人(売春汚職事件)でしたが、それでも最後の最後まで自分が訴えられていたにも関わらず「情報源を決して明かさなかった」という事は、非常に高く評価されています。

ジャーナリストをなのる多くの人は「立松をみならえ」といいたいものです。

_ hikaku ― 2009年05月04日 03時19分44秒

サイト運営し始めた者なんですが、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://hikaku-lin.com/link/register.html
こちらより、相互リンクしていただけると嬉しいです。
まだまだ、未熟なサイトですが、少しずつコンテンツを充実させていきたいと思ってます。
突然、失礼しました。
TOjYCyiz

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