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武雄市にアクセスしてみた -12011年08月01日 22時16分02秒

「行政こそが使うべき」 佐賀県武雄市、公式ページのFacebook移行完了記事
ITmediaNews 2011年08月01日 18時47分
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1108/01/news100.html

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単なる市長の『自己満足』 の 続編
http://kusuriyasan.asablo.jp/blog/2011/07/30/5993507

 まずトップページであきれ果てます。
http://www.facebook.com/takeocity

「市役所の情報」だけでなく、訳のわからない「一般人のコメント」もここで出てくるのです。

 本来、『利用者にとってまず必要』なのは「一般人のコメント」ではなくて「行政情報」そのもの。
 ところが「一般人のコメント」が閲覧上位に来てしまうのです。

 さらに『Facebookの仕様』の為か、市役所の「公式投稿」自体「新しい順」に上から並ぶ仕組みになっています。

 困ったことに「情報の重要性」ではなく「情報の鮮度」で上から並ぶのです。

 それとも、武雄市では「子宮頸がん予防ワクチンが全対象者に接種できるようになった」事より「武雄市役所が『こぼれ話』に写真を5枚追加した」事の方が、市民にとって重要で優先的に知らせるべき事だと考えているのでしょうか。

 情報の優先順位は「鮮度」ではなく「重要度」で判断されなくてはならないはずですが。

 明らかに市長及び市役所職員は、この『市役所として伝えたいこと・伝えるべきこと』とは何かという基本を理解していません。
 素晴らしい「情報」に対する理解だと思います。
 さすが「最新の情報技術」を使いこなすだけの、市役所です。

 仮に、理解した上で「新しい設備・情報の方が良いのだ」などと「新品信者」思考で考えているのだとしたら正気を疑うしかないのですが、さすがにそのような事は無いのでしょう……と、信じましょう。

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 まあ、いつまでもトップページだけで文句を言っても仕方ないので『実際』に使ってみることにします。

 まずは「最新情報」にアクセス。

 「こぼれ話」、これが市が一番上に持って来たい『最新情報』(8月1日21時現在)
 素晴らしい市の姿勢です。この時点でやる気がなくなってきます。

 とりあえず、ページが移動したので「読みました」。


 では、次のページに移りましょう。

 ……どうやって?

 恐ろしい事に「左のメニュー」が消えています。もう戻れません。
 普通は「一番上のロゴ」などを押すと戻れるのですが、この場合は「Facebook」ログインページに移動してしまいます。

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 色々、サイトを見た結果、やっと理解しました。

 どうやら戻る方法は、「ブラウザ自体」の【戻る】ボタンを押すか、お題の下に小さくある『武雄市役所さん作成 』を押す以外無いようです。

 しかもそのリンク、「サイズ」は『通常文と同じ』、「リンクを示す下線」も『無し』、「リンクの色」も通常と比べ『少しだけ青みがかっている』程度。

 視覚に問題がある人に「とても優しい」仕様になっています。
 あまりの「思いやり」ぶりに感動すら覚えます。

 なんと「利用者の事を考えた」とても素晴らしいサイトなのでしょう。
 視覚に問題がある人は、一生懸命「いいね」評価をしてくれることでしょう。

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 更に問題なのですが、このサイトは「余計なリンク」がありすぎます。
 
 本文側には、「いいね」ボタンや「シェア」のリンク、さらには「投稿者」のリンクが出ているし、最下部には「Facebookのリンク」そのものも残っています。

 これだけリンクがあるのに、正解の「トップに戻れる」リンクは『たった一つ』【武雄市役所さん】だけ。

 それ以外の「間違ったリンク」を押してしまうと、そこはもはや武雄市ですらありません。
 「あなたの知らない新世界」に突入です。

 武雄市は「間違って押す人などありえない」とでも考えているのでしょうか?
 それとも、武雄市は「さっさと外へ出て行け、市役所には戻ってくるな」と考えているのでしょうか。

 ……後半は冗談なのですが、実際に「出てけ」と考えていそうな気もして、とても怖いのですが。

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