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「エコ」でなく「エゴ」…消費者の ― 2009年06月23日 20時27分25秒
セブン-イレブン、食品廃棄コストの15%を本部が負担
6月23日16時7分配信 オリコン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090623-00000007-oric-ent
さて、この問題。
今朝もアップしたが、セブンイレブン側を「もったいない」「廃棄を出すな」というような内容で非難をしている人たちは、どこまで行っても「コンビニ」というシステムを理解していない人達でしかない。
廃棄ロスとは「需要<供給」という状況下で発生する。
単純に言えば、仕入れが顧客数を上回っているから「余る」のだ。
もし、この廃棄ロスを無くそうと考えれば、対応は2つしかない。
「需要量を増やす」か「供給量を減らす」か、だ。
ここで「需要量を増やす」方法として一般に考えられているのが「売却単価を下げ、購買意欲を増す」という方法。
端的に言えば「バーゲン」や「見切り品」は、この手段の一つとして考えられている。
この方法は、短期的には「購買意欲」が増すので「需要>供給」となり、供給数をいじらずに需要数を増やせるので、一見すると、確かに有効的な手段と考えられている。
……が「長期的視点」からすれば不利益が非常に大きい、最悪の手段とも言われている。
なぜなら「販売意欲(個数)を増大させる」手段として「売却単価を下げた」以上、「売却単価を戻した」瞬間「販売個数が減る(元に戻る)」事に繋がるからだ。
「単価が低いから購入する」以上「単価が高くなれば購入しない」。
こんな単純な論理がそこにあるのだ。
結果、もし単価を下げ顧客数を増やした場合、それを「維持する」ためには、『恒常的に「値引きし続けなければいけない」』事になる。
恒常化した瞬間「単価を上げる事が事実上不可能」になる事態が発生する。
これが、見切り品等は季節的なバーゲンのように「短期・集中的」に在庫処分する場合には有効的な手段だが、「中長期的」に活用する事は非常に危険な手法だと言われている所以だ。
------
しかも単価を下げてしまった場合、利益を維持するためには「より多く販売しなければいけない」事に繋がる。
つまり「単価を下げた」結果「供給数を増やさなければいけない」という悪循環が待っているのだ。
在庫処分のために安くする>利益維持のために多く売らなければいけない>多くの在庫を必要とする>在庫処分のために更に安くしないといけない。
こういう悪循環が待っているのだ。
-----
さらに言えば、「見切り品」を買うのは”見切り品だから買う”人だけではない。
正規品で買っていた人の中には、「正規品しかなかったから」買っていた人も含まれている。
ここで「見切り品」が存在するようになると、当然、「正規品しかなかったから」買っていた人も「見切り品を買う」ように流れる事は誰でも予測できるだろう。
こうなると「正規品で買う」人自身が減少する事になる。
どれだけ需要が伸びたとしても「客単価」自体は下がるという現象が発生するのだ。
馬鹿みたいな話だが、これが実際に発生し苦境に立たされているのがスーパーマーケットだ。
値引き・安売りをメインに出して「集客」してしまった以上、今では「単価を上げる」事がほとんど不可能になってしまっている。
だから、今、ほとんどのスーパーマーケットが「ガマン比べ」に突入してしまっている。
その結果、体力の無いスーパーマーケットから閉店・脱落という現象が発生している。
もしコンビニで安易に「見切り品制度」を導入するとしたら、今後はコンビニでもこれと同じ減少が発生する事になるだろう。
しかも、コンビニの方がスーパーマーケットなどに比べて「各店舗」の体力は非常に低い。結果、どんどんと「共食い・自滅」が発生していく事になるだろう。
結論としては、一旦、在庫処分により利益が上がったように思えても、最終的には体力の無い店舗からどんどんと脱落していく。
しかも、ここで言う「体力の無い店舗」とは「見切り品を出してしまうような店舗」に他ならない。
実は「見切り品制度」を導入するという事は、「自ら死刑執行書にサインする」「チキンレースに突入する」という事を選んだだけの話でしかない。
これを理解しているからこそ、フランチャイズ本部やきちんと経営している店舗ほど安易な「見切り品制度」は賛成できないのだ。
だから「見切り品」制度を推進している人達は、根本原理を理解していないと言っていいだろう。
-----
では、どうするか。廃棄物は諦めればいいのか。
確かに「廃棄物を諦める必要がある」と私は考えている。
ただしそれは「コンビニという制度を維持する」ためにという条件の下での話。
もし、廃棄物を減らすのであれば、自然ともう一つの方法に落ち着く事になる。
それは「供給数を減らす」という方法だ。
供給数が減れば、自然と廃品は発生しなくなる。
供給より需要が増せば売り切れて何も残らない。
非常に単純な論理だ。
だがこの場合も当然リスクがある。
まあノーリスクの商売など存在しないから当たり前だが。
それは「売り切れ」というリスクだ。
これは「販売機会のロス」と言われているが、ここでは購入者側の視点に変えてみる必要があるだろう。
「需要>供給」という事になる以上、当然「買う事ができなかった」顧客が存在するようになる。
この時、買う事ができなかった顧客はどうするだろうか?
搬入まで待つか?
そんな事は無い、結果は単純。「他の店舗で購入する」だけだ。
この状況が続けばどうなるか。
恒常的に購入可能性が低くなった客は、自然と「購入可能性の高い」お店へとシフトする事になる。
結果的に「客離れ」が発生していく事になる。
供給数を減らす>購入できなかったお客が離れる>需要数が減る>更に供給数を減らす必要が生じる。
この形での悪循環が発生するリスクが生じるのだ。
-----
とはいっても、実はこのリスクはそれほど問題ではない。
実際に「購入できる客」自体が減少しないように努力すればいいだけだから。
この努力こそがコンビニの生命線の部分。
これは実は「需要=供給」に近づくようにする事を意味している。
このために導入されているのがPOSシステムによる「発注予測の管理」に他ならない。
だから実際には、「コンビニ」で今行われている事が「ほぼベストの方法」でしかないという結論がここにはある。
コンビニがコンビニであり続けるかぎり、今の方法以外の方法はない。
もし、違う方法でというならば、それは「コンビニ」をやめるという事にしかならない。
つまり「コンビニ」=「利便性」に制限をかけ、「コンビニ」=「他の利点」へとシフトさせる以外に無い。
「利便性を失ったコンビニ」、これを消費者は利用するのだろうか。
非常に疑問が残る問題だ。
---------
さて、色々言っているが、今のセブンイレブンに文句をつけている消費者についても言いたい事がある。
本来、「もったいない」とか「エコ」の論理でいえば、「余るほど仕入れるな」が先に来なければおかしいのではないだろうか。
なぜなら「余らせる事態が発生する」状況そのものが「もったいない」状況なのだから。
ならば、今回見切り品を販売する加盟店の人たちに対して、賛美を送るのは本来おかしな話だろう。
なぜなら、彼らが「余るほど発注」しているのだから。
エコの視点から言えば、彼ら加盟店に対しても「元々、もったいないのだから余るほど発注するな。発注量を減らして定価で売り切れ」と非難するべきだ。
にも拘らず「見切り品販売」をする加盟店を賞賛する。
これは、非常に間違った考え方をしているのではないだろうか。
実は、賛同する消費者は「余る程仕入れろ、余ったものは自分達に安く売れ」と言っているだけに過ぎないという事に気づくべきだ。
「自分達に安く提供させるため」に「もったいない」とか色々理屈をつけて文句を言っているに過ぎないという事実を認めるべきだ。
だが、もし本当に「もったいない」と思っているのならば、行うべき事が一つある。
それは「見切り品を並べるお店」に対して「見切り品を出すような発注をする店はエコとして間違っている!!利用するな!!」と不買運動を起こす事だ。
なぜなら「過剰発注するお店」が減れば、それだけで無駄な消費が減るのだから。
それをせずに「見切り品」をありがたがって購入する。
結局それは、消費者の薄汚い「エゴ」に過ぎない。
エコだのもったいないだのを隠れ蓑にする薄汚い「消費者の安物要求」。それこそが一番の問題ではないのだろうか。
------
前記事
コンビニとは何か?を問い直す問題だろう。
http://kusuriyasan.asablo.jp/blog/2009/06/23/4385518
6/26 追加
より高度に詳しく説明してある秀逸な記事(と自分が言うのはおこがましいが)
日経BP ニュースを斬る
セブンイレブン、「見切り販売制限」の深層
井上 理(日経ビジネスオンライン記者)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090625/198566/
6月23日16時7分配信 オリコン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090623-00000007-oric-ent
さて、この問題。
今朝もアップしたが、セブンイレブン側を「もったいない」「廃棄を出すな」というような内容で非難をしている人たちは、どこまで行っても「コンビニ」というシステムを理解していない人達でしかない。
廃棄ロスとは「需要<供給」という状況下で発生する。
単純に言えば、仕入れが顧客数を上回っているから「余る」のだ。
もし、この廃棄ロスを無くそうと考えれば、対応は2つしかない。
「需要量を増やす」か「供給量を減らす」か、だ。
ここで「需要量を増やす」方法として一般に考えられているのが「売却単価を下げ、購買意欲を増す」という方法。
端的に言えば「バーゲン」や「見切り品」は、この手段の一つとして考えられている。
この方法は、短期的には「購買意欲」が増すので「需要>供給」となり、供給数をいじらずに需要数を増やせるので、一見すると、確かに有効的な手段と考えられている。
……が「長期的視点」からすれば不利益が非常に大きい、最悪の手段とも言われている。
なぜなら「販売意欲(個数)を増大させる」手段として「売却単価を下げた」以上、「売却単価を戻した」瞬間「販売個数が減る(元に戻る)」事に繋がるからだ。
「単価が低いから購入する」以上「単価が高くなれば購入しない」。
こんな単純な論理がそこにあるのだ。
結果、もし単価を下げ顧客数を増やした場合、それを「維持する」ためには、『恒常的に「値引きし続けなければいけない」』事になる。
恒常化した瞬間「単価を上げる事が事実上不可能」になる事態が発生する。
これが、見切り品等は季節的なバーゲンのように「短期・集中的」に在庫処分する場合には有効的な手段だが、「中長期的」に活用する事は非常に危険な手法だと言われている所以だ。
------
しかも単価を下げてしまった場合、利益を維持するためには「より多く販売しなければいけない」事に繋がる。
つまり「単価を下げた」結果「供給数を増やさなければいけない」という悪循環が待っているのだ。
在庫処分のために安くする>利益維持のために多く売らなければいけない>多くの在庫を必要とする>在庫処分のために更に安くしないといけない。
こういう悪循環が待っているのだ。
-----
さらに言えば、「見切り品」を買うのは”見切り品だから買う”人だけではない。
正規品で買っていた人の中には、「正規品しかなかったから」買っていた人も含まれている。
ここで「見切り品」が存在するようになると、当然、「正規品しかなかったから」買っていた人も「見切り品を買う」ように流れる事は誰でも予測できるだろう。
こうなると「正規品で買う」人自身が減少する事になる。
どれだけ需要が伸びたとしても「客単価」自体は下がるという現象が発生するのだ。
馬鹿みたいな話だが、これが実際に発生し苦境に立たされているのがスーパーマーケットだ。
値引き・安売りをメインに出して「集客」してしまった以上、今では「単価を上げる」事がほとんど不可能になってしまっている。
だから、今、ほとんどのスーパーマーケットが「ガマン比べ」に突入してしまっている。
その結果、体力の無いスーパーマーケットから閉店・脱落という現象が発生している。
もしコンビニで安易に「見切り品制度」を導入するとしたら、今後はコンビニでもこれと同じ減少が発生する事になるだろう。
しかも、コンビニの方がスーパーマーケットなどに比べて「各店舗」の体力は非常に低い。結果、どんどんと「共食い・自滅」が発生していく事になるだろう。
結論としては、一旦、在庫処分により利益が上がったように思えても、最終的には体力の無い店舗からどんどんと脱落していく。
しかも、ここで言う「体力の無い店舗」とは「見切り品を出してしまうような店舗」に他ならない。
実は「見切り品制度」を導入するという事は、「自ら死刑執行書にサインする」「チキンレースに突入する」という事を選んだだけの話でしかない。
これを理解しているからこそ、フランチャイズ本部やきちんと経営している店舗ほど安易な「見切り品制度」は賛成できないのだ。
だから「見切り品」制度を推進している人達は、根本原理を理解していないと言っていいだろう。
-----
では、どうするか。廃棄物は諦めればいいのか。
確かに「廃棄物を諦める必要がある」と私は考えている。
ただしそれは「コンビニという制度を維持する」ためにという条件の下での話。
もし、廃棄物を減らすのであれば、自然ともう一つの方法に落ち着く事になる。
それは「供給数を減らす」という方法だ。
供給数が減れば、自然と廃品は発生しなくなる。
供給より需要が増せば売り切れて何も残らない。
非常に単純な論理だ。
だがこの場合も当然リスクがある。
まあノーリスクの商売など存在しないから当たり前だが。
それは「売り切れ」というリスクだ。
これは「販売機会のロス」と言われているが、ここでは購入者側の視点に変えてみる必要があるだろう。
「需要>供給」という事になる以上、当然「買う事ができなかった」顧客が存在するようになる。
この時、買う事ができなかった顧客はどうするだろうか?
搬入まで待つか?
そんな事は無い、結果は単純。「他の店舗で購入する」だけだ。
この状況が続けばどうなるか。
恒常的に購入可能性が低くなった客は、自然と「購入可能性の高い」お店へとシフトする事になる。
結果的に「客離れ」が発生していく事になる。
供給数を減らす>購入できなかったお客が離れる>需要数が減る>更に供給数を減らす必要が生じる。
この形での悪循環が発生するリスクが生じるのだ。
-----
とはいっても、実はこのリスクはそれほど問題ではない。
実際に「購入できる客」自体が減少しないように努力すればいいだけだから。
この努力こそがコンビニの生命線の部分。
これは実は「需要=供給」に近づくようにする事を意味している。
このために導入されているのがPOSシステムによる「発注予測の管理」に他ならない。
だから実際には、「コンビニ」で今行われている事が「ほぼベストの方法」でしかないという結論がここにはある。
コンビニがコンビニであり続けるかぎり、今の方法以外の方法はない。
もし、違う方法でというならば、それは「コンビニ」をやめるという事にしかならない。
つまり「コンビニ」=「利便性」に制限をかけ、「コンビニ」=「他の利点」へとシフトさせる以外に無い。
「利便性を失ったコンビニ」、これを消費者は利用するのだろうか。
非常に疑問が残る問題だ。
---------
さて、色々言っているが、今のセブンイレブンに文句をつけている消費者についても言いたい事がある。
本来、「もったいない」とか「エコ」の論理でいえば、「余るほど仕入れるな」が先に来なければおかしいのではないだろうか。
なぜなら「余らせる事態が発生する」状況そのものが「もったいない」状況なのだから。
ならば、今回見切り品を販売する加盟店の人たちに対して、賛美を送るのは本来おかしな話だろう。
なぜなら、彼らが「余るほど発注」しているのだから。
エコの視点から言えば、彼ら加盟店に対しても「元々、もったいないのだから余るほど発注するな。発注量を減らして定価で売り切れ」と非難するべきだ。
にも拘らず「見切り品販売」をする加盟店を賞賛する。
これは、非常に間違った考え方をしているのではないだろうか。
実は、賛同する消費者は「余る程仕入れろ、余ったものは自分達に安く売れ」と言っているだけに過ぎないという事に気づくべきだ。
「自分達に安く提供させるため」に「もったいない」とか色々理屈をつけて文句を言っているに過ぎないという事実を認めるべきだ。
だが、もし本当に「もったいない」と思っているのならば、行うべき事が一つある。
それは「見切り品を並べるお店」に対して「見切り品を出すような発注をする店はエコとして間違っている!!利用するな!!」と不買運動を起こす事だ。
なぜなら「過剰発注するお店」が減れば、それだけで無駄な消費が減るのだから。
それをせずに「見切り品」をありがたがって購入する。
結局それは、消費者の薄汚い「エゴ」に過ぎない。
エコだのもったいないだのを隠れ蓑にする薄汚い「消費者の安物要求」。それこそが一番の問題ではないのだろうか。
------
前記事
コンビニとは何か?を問い直す問題だろう。
http://kusuriyasan.asablo.jp/blog/2009/06/23/4385518
6/26 追加
より高度に詳しく説明してある秀逸な記事(と自分が言うのはおこがましいが)
日経BP ニュースを斬る
セブンイレブン、「見切り販売制限」の深層
井上 理(日経ビジネスオンライン記者)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090625/198566/
コメント
_ まったくその通りですね ― 2009年06月24日 20時27分08秒
消費者が適正負担をしないから、日本はいつまでも不況なんだと思います。食品は最たる分野ですね。
_ ピッコロ ― 2009年06月25日 00時52分35秒
非常に正論ですが、残念ながら
あなたもコンビニを理解していません。
マスコミ等でもあまり触れられてませんが、今回の問題でより深刻なのは、過剰仕入れ(本部の押し付け)です。
だから、需要が供給を下回るのは本部もわかってるんです。
わかってて、押し付けるんです。
何故だかは、わかりますよね?
加盟した時点で、自己責任なんですがね
あなたもコンビニを理解していません。
マスコミ等でもあまり触れられてませんが、今回の問題でより深刻なのは、過剰仕入れ(本部の押し付け)です。
だから、需要が供給を下回るのは本部もわかってるんです。
わかってて、押し付けるんです。
何故だかは、わかりますよね?
加盟した時点で、自己責任なんですがね
_ TAKE(管理人) ― 2009年06月25日 01時47分15秒
まったくその通りさん、ピッコロさん
コメントありがとうございます。
で、ピッコロさんについては、実は前(の前)の記事
「コンビニとは何か?を問い直す問題だろう。 」
を読んでもらいたかった、かな?
実は、この前の前の記事ですでに
「コンビニとは101準備し100売る、最初から『余剰が発生する事を前提とした』利便性を追求した経営システム」と書いています。
なので、本文でも
>確かに「廃棄物を諦める必要がある」と私は考えている。
ただしそれは「コンビニという制度を維持する」ためにという条件の下での話。
という事で、「コンビニであるためには、余剰品廃棄を前提とすること」としています。(この辺は今読み返すと、ちょっとつながりが悪いかもしれません)
で、「コンビニシステムからの脱却と余剰品発生防止」という観点から
> もし、廃棄物を減らすのであれば、自然ともう一つの方法に落ち着く事になる。
それは「供給数を減らす」という方法だ。
と繋がっていくのです。
「1の廃品ロスは最初から経費として織り込み済みで考える」
「ただし 105準備し100売るような、発注ミスは控えないといけない」
これが、コンビニの鉄則だと思っています。
なので、実は、今回のような文句を言う店は、「コンビニを経営する資格は無い。ただの『売り切れ御免』の個人商店をやっていないさい」というところです。
(これは前のコンビニ記事で書いていましたので、今回は省きました)
後、本部は「余剰発注」はさせますが、「余剰以上の『過剰発注』」は嫌います。
「過剰発注」は配送費用でロスが発生しますし、店舗が潰れればそれはチェーン全体の評判にも関わってくるので、やはり嫌います。
また、売れないものを無駄に生産するよりも、売れ筋・利益率の高いものへの生産ラインを強化したい以上、「過剰生産」も嫌います。
あくまで「コントロール可能な余剰生産」しか望みません。
(余剰生産である以上、最初から『廃棄数』を見込んで作っているので「無駄」ではあるのですがね。それはコンビニの宿命だからしょうがない。)
「経営が安定する範囲での余剰発注」
これが本部の基本計画であり加盟店に対しても指導しています。
それを欲をかいて、『少しでも自分が得するように』
システム破壊を省みず文句を言い出した。(見切り販売を始めてコスト分を利益にしようとした)店舗がいる。
これが真相です。
なので「廃棄品を見切り販売させろ」という店舗は『救いようがない』と思っていますし、この部分を理解せずに「もっと安く売れ」という消費者も『もっと救いがない』と思っています。
コメントありがとうございます。
で、ピッコロさんについては、実は前(の前)の記事
「コンビニとは何か?を問い直す問題だろう。 」
を読んでもらいたかった、かな?
実は、この前の前の記事ですでに
「コンビニとは101準備し100売る、最初から『余剰が発生する事を前提とした』利便性を追求した経営システム」と書いています。
なので、本文でも
>確かに「廃棄物を諦める必要がある」と私は考えている。
ただしそれは「コンビニという制度を維持する」ためにという条件の下での話。
という事で、「コンビニであるためには、余剰品廃棄を前提とすること」としています。(この辺は今読み返すと、ちょっとつながりが悪いかもしれません)
で、「コンビニシステムからの脱却と余剰品発生防止」という観点から
> もし、廃棄物を減らすのであれば、自然ともう一つの方法に落ち着く事になる。
それは「供給数を減らす」という方法だ。
と繋がっていくのです。
「1の廃品ロスは最初から経費として織り込み済みで考える」
「ただし 105準備し100売るような、発注ミスは控えないといけない」
これが、コンビニの鉄則だと思っています。
なので、実は、今回のような文句を言う店は、「コンビニを経営する資格は無い。ただの『売り切れ御免』の個人商店をやっていないさい」というところです。
(これは前のコンビニ記事で書いていましたので、今回は省きました)
後、本部は「余剰発注」はさせますが、「余剰以上の『過剰発注』」は嫌います。
「過剰発注」は配送費用でロスが発生しますし、店舗が潰れればそれはチェーン全体の評判にも関わってくるので、やはり嫌います。
また、売れないものを無駄に生産するよりも、売れ筋・利益率の高いものへの生産ラインを強化したい以上、「過剰生産」も嫌います。
あくまで「コントロール可能な余剰生産」しか望みません。
(余剰生産である以上、最初から『廃棄数』を見込んで作っているので「無駄」ではあるのですがね。それはコンビニの宿命だからしょうがない。)
「経営が安定する範囲での余剰発注」
これが本部の基本計画であり加盟店に対しても指導しています。
それを欲をかいて、『少しでも自分が得するように』
システム破壊を省みず文句を言い出した。(見切り販売を始めてコスト分を利益にしようとした)店舗がいる。
これが真相です。
なので「廃棄品を見切り販売させろ」という店舗は『救いようがない』と思っていますし、この部分を理解せずに「もっと安く売れ」という消費者も『もっと救いがない』と思っています。
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