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「欲しがりません勝つまでは」は流行らない…とはいえ2011年03月18日 15時48分31秒

「不幸な人もいるのに楽しむとは何事だ!歌舞音曲を控えろ」というのも、人の生活の潤い・幸せへの欲求を否定する事なので、プロ野球を『開催する』事自体は、非難される事ではないと私は考える。

 ……だが、さすがに『ナイター』や『ドーム』開催は無いんじゃないだろうか?

 そもそも、なぜ『夜』や『室内』に開催する必要があるのだろうか?
 野球とは「日の光の下、野外で」で行なうスポーツ「(「野」の「球」技)であって、本来、ナイターやドーム開催は野球の本質に反している。

 なのに、なぜ、ナイターやドームで開催する必要があるのだろう。

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巨人、中日あきれた非常識 セ開幕強行でマイナー化に拍車
夕刊フジ 3月16日(水)16時57分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110316-00000000-ykf-spo

<プロ野球>ナイター実施に苦言…高木文科相
毎日新聞 3月18日(金)12時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000060-mai-base


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 繰り返すが、開幕すること自体は問題としていない。

 問題なのは、「無駄な電力消費」を発生させる『ナイター』『ドーム』で行なう理由がそこにない事だ。
 今、夜間の電力消費については、まだ寒い季節が続くため暖房等に回さなければならず、その他の電力消費を極力控える事が望まれており、その事を承知の上ですべての人が生活している。
 ここにはプロ野球ファンである一般市民自身も含まれている。
 この中で「野球界だけは別」「ナイターで電気を垂れ流したって構わない」「それでも客は来る」という意識で行動するのは、明らかに異常な発想だろう。

 そもそも興行として成功するか?という時点で非常に問題がある。
 実際、ファンからしても「じゃあナイターを見に行くか?」と積極的に考えるかといえば、まずあり得ないと私は考えている。

 なぜならこれは次のような問題点があるからだ。

 まず、終了後の「帰宅の足」について不安を抱えている。
 例えナイターで楽しんだとしても、「平日の夜」だ。その後、帰宅途中に1~2時間の電車・バス待ち。そしてラッシュのような込み具合の電車で帰る。
 これでは「楽しいナイター」の余韻など残らないだろう。むしろ「ナイターに観戦した」ばかりに不満がたまることになるのではないだろうか。

 次に、観戦者と非観戦者との温度差の問題がある。
 ナイター開催だが、何度も書くが25日は平日だ。「父親」は仕事場から観戦できるとして、残された家族はわざわざナイターを見るためだけに球場まで足を運ばなくてはならない。
 これから夜になり「帰りの足が不安になる」事が判っているのに、わざわざ出向くのだ。
 常識で考えて、これでまともに集客が成立すると思うだろうか。 

 それなら、近くにいるサラリーマンの方達を中心にと考えてみよう。
 この場合、ナイター観戦後、一つの家庭の中で観戦者と非観戦者の二つのグループが存在してしまうことになる。
 この場合、非観戦者側の家族はどう思うだろうか?

 自分達が節電に努力している中で、1人または数人だけがナイターで楽しむ。
 もはや「家庭不和を引き起こす」のは必然としかとしか思えない状況ではないだろうか。

 このような状態で興行を行なう。

 チャリティーと聞こえのいい話をしてはいるが、それ以前に「観客動員」が見込めると本当に思っているのだろうか?
 例えチャリティーであったとしても、そこに人が来なければ何の価値もないのに、その事を理解しているのだろうか。
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 何度も書くが「開催」を否定するのではない。

 もっとうまい開催、興行方法があったのではないか?
 と言っているのだ。

 そもそも、なぜ平日金曜日の「夜」にスタートする必要があるのか。
 計画したのだからやらなくてはいけないという、無駄に硬直化した思考に囚われていないだろうか。

 はっきりいって、今回の場合は「『翌土曜の昼1時』から開催し、当面の間はすべてデーゲームとする」のがベストだ。

 昼1時からであれば、多少寒かったとしても暖かい日差しの中で観戦する事ができるし、終了時間も遅くても5時から6時ぐらいだろう。観客は、まだ日の光が残る中帰宅の途につく事ができる。
 また、平日勤務のサラリーマンがいない以上、電車等交通機関を利用する人員もある程度コントロールする事ができるだろう。
 そして一方、テレビで夜にこれら開幕戦を録画中継する。
 見に来られなかった人も、夜、テレビ中継によって観戦する事ができるように放送を組む。

 これだけでも、全体において誰も損をする事が無いのではないだろうか。
 場合によっては、これで低迷しているテレビ中継の視聴率自身のテコ入れに繋げることもできるだろう。

 ちょっと考えただけでも、「平日金曜日の夜」に開催するより数段高いメリットしか存在していないのだが、どうだろうか。

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 結局、ナイターを行なうのは、ファンや選手の都合でなく「興行主の都合・面子」という最悪の判断でしかないのではないだろうか。
 しかし、そもそもこれで「盛り上がって利益が出る」と考えているのは愚考としか思えない。明らかに「経営の基本」から逸脱しているといえるだろう。

 スタート時点で、これだけの反発が予想される中での「ナイター」開催強行。
 これが今後一年いや数年にわたりプロ野球離れに更に拍車をかけかねない暴挙だと、経営者サイドは考えなかったのだろうか。

 まあ、この程度の経営センスすら無いから、プロ野球人気が凋落し今やマイナースポーツ扱いにされているのだということに繋がっているのだろうが。

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 横浜市長も馬鹿過ぎる。

横浜市長はセの25日開幕を支持
デイリースポーツ 3月18日(金)13時46分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000029-dal-base
http://www.daily.co.jp/newsflash/2011/03/18/0003875597.shtml

 横浜移転騒ぎが起き、ファンが離れ始めている中での第2節からの「平日ナイター開催」 横浜市民がこの状況でチームを支えてくれ、また横浜スタジアムに賛美を送ると思っているのだろうか?

 はっきりいって、この程度の政治センスでは、次の市長の座は危ういと考えた方がいいのではないだろうか。

 この程度の市長を「自分の市の市長」として、胸を張って支える事が横浜市民にはできるのだろうか?
 今後、横浜市民の民度も試される事となるだろう。


 ……寄付をするらしいが、結局、ナイターの電気代が2000万という事か。
 「ナイターをやるよ。2000万あげるんだから、文句言うな」
 そういうことなのだろうな、横浜市長達の発想は。
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ドームやナイター球場での出店は、「私の店舗では節電のため営業を自粛します」ぐらいの事、やってくれないかな。社会的知名度・好感度がアップするから、非常に高い宣伝効果が望めるのだが。

 マクドナルドとか「頭のいい」企業には、それくらい期待したいところだ。

 大体、ビールは売れないだろう、絶対。

 帰宅難民の列の中でビールの臭いをプンプンさせた観戦者が一緒に並んでいたら、喧嘩になっても文句は言えないと思うぞ、私は。

※ 題名間違ってたのでちょっと修正(笑)

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_ 自分なりの判断のご紹介 - 2011年03月18日 18時36分09秒

いろいろな考えが

あると思います。



プロ野球:ナイター実施に苦言…高木文科相





高木義明文部科学相は

18日の閣議後会見で、

日本プロ野球組織(NPB)が

セ・リーグの開幕を25日に

決定したことに対し、

「それぞれの判断に委ねる
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