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身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ 東国原知事の強さ2009年06月24日 22時21分01秒

“東国原劇場”識者は? 「計算し尽くされた発言」「条件設定は小物感」
6月24日20時5分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090624-00000591-san-soci

さて、前記事の「地方自治体の王様が国の王様を目指す」に続いての話。

もう一つの条件を聞いて、さらに東国原知事の本気度合いがわかる。

「全国知事会での要求を公式に党のマニュフェストにする」という条件。
党のマニュフェストになる以上、それは自民党政策として実行しなければならなくなる。
本気で盛り込めれば知事会の悲願達成となるだろう。


 この条件を聞いて、「単なるパフォーマンス」・「ふざけている」という事ができるだろうか。
 はっきり言って、地方自治体側からすれば、コロコロ変わってまともに運営もできず、さらに地方に押し付けの論理を振りかざす国政にはいい加減うんざりしているところもあるだろう。
 だが、その不満を文書として全国知事会などから出しても、国政はほとんど相手にしていないのが実情だ。

 しかも、さらにタチが悪いのがマスコミや国民。

 地方自治体からは各種要望が出ているのに、それを知ろうとせずに、国も地方自治体も同じだと「公務員叩き・自治体批判」を魔女狩りのように繰り返しているだけ。

 そりゃ、各首長はやってられないというのがホンネかもしれない。

 で、ここで振ってわいた「国政への参加要望」
 県民からは「裏切りだ」といわれるかもしれないが、直接、国家の首長になれるチャンスと、全国知事会の要望を現実に国政ラインに乗せる事ができるなら、これは「辺境の一地方自治体」として扱われていた知事からすれば大チャンスだろう。
 実際、これでマニュフェストに載せるだけでも、できれば全国知事会を含めた地方自治体各首長との間の信頼関係も確保できるだろうし。

 こう見ると、東国原知事の発言は、単なるお遊びじゃなく深い部分での考えがある事が解るだろう。

 東国原知事は自分に変なつながりがあるわけじゃないから、「いつでも死ねる」覚悟があるのだと思う。
 まさに「身を捨ててこそ浮かぶ瀬を求めている」のだろう。
 
 ……総裁候補はともかく(これも本気だろうが)、「全国知事会要求のマニュフェスト採用」、これを達成できるだけでも、地方自治体は大喜びだろうし、宮崎県にとっても、非常にプラスなのではないだろうか。

 一発屋だといわれようとなんだろうと、「我が身」を元に要求を通しきる。
 党利党略でしか考えられない人よりはよっぽどマシな考え方だろう。

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追記:izaニュースを読んで
実際、民主党鳩山代表は、馬鹿にしているとしか思えない。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/269712/
izaニュースより
”「1期目も終えていないうちに、政党を救うため知事の職を投げ捨てる発想が県民や国民に理解されるかどうか疑問だ」と出馬をけん制した。”

……もう、党利党略でしかモノが見えない典型の一人だろう。

 東国知事が救いたいのは、自民党じゃない。
「地方自治体」であり、それを決定付ける「国家」そのもの。

 それを理解していないから、未だに自民党も民主党も、単なる椅子取りゲームに終始しているだけで終わっているという事に、いい加減気づくべきだろう。

 まあ、地方自治体の首長選挙があるたびに、「これが国政に対する声だ」などと、そこにある「地方自治体」と「生活している住民」を見ていない発言を平気でできるのだから、永久に気がつく事など不可能だと思えるが。

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