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馬鹿な保身がすべてを壊す2008年07月13日 18時47分19秒

日大スキー部、インカレ出場無期限停止…事件でウソ報告
7月13日3時4分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080712-00000057-yom-soci


この話、強姦という犯罪を行った個人そのものについては、処罰は当たり前。

ただ、問題なのは「無期限停止」になった大学側の対応の方です。


この処分を「厳しい」とか「連帯責任を取らせるのはどうか」という意見もあるでしょうが、私からすれば「無期限停止は当然」だと考えます。


なぜか?

それは、日大が行ったのは「隠蔽工作」だからです。

>同連盟は、昨年12月に日大スキー部の早坂毅代司監督から、犯行は部の活動と関係なく、部員も自主退学した、との報告を受けたため、日大に今年1月のインカレの出場を認め、日大は男女とも総合優勝した。

とあるように、日大スキー部が行ったのは、「虚偽の報告を行い組織としての処分を免れようとした」という保身行動です。

コレが一番問題です。

なぜなら、「組織として保身を図るために、嘘の告知をして逃れようとする」事は、最近良く見られる偽装問題で、偽装発覚後の記者会見などで、さらに事実と異なる報告するような隠ぺい工作と図式が全く同じだからです。

本来、虚偽告知をして処罰を逃れる事が正しい事として認められるような社会では困ります。ならば、「組織としての隠ぺい工作」があれば、中にいる部員がどうであれ「組織」として処罰されるのは当然でしょう。

ですので、今回の問題は、安易に保身を図った大学側の失態だと思います。

おそらく、「部員が行った事」しかし「個人の問題であり、他の部員には関係ない」ときちんと報告すれば、最悪処分されたとしても半年間の停止とか今年度の大会出場停止程度で収まったと思います。
場合によっては部としての出場停止処分自体無かったかもしれません。

それを、小さな利益・目先の利益を得るために保身に走り虚偽告知を行った。

結果の無期限停止。

自業自得とはこの事でしょう。

------
しかし、この問題、さらに見方を変えると、日大では「処分を逃れるために嘘の報告をするのは当然の行為」という風に考えているということになるんですよね。

と、言う事は、日大生は「隠ぺい工作を当然と考える」人たちに教育を受けてきた学生。という事に理論上なってしまうのですがね。

どうしたものでしょうかねぇ。

コメント

_ mm ― 2008年07月14日 02時51分48秒

文章がすばらしい!
内容もすごく共感できます。
これからもがんばってください。

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