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報道の姿勢が中途半端なのは相変わらず2008年10月24日 18時13分19秒

さて、今日のネタは大阪市営地下鉄ちかんでっち上げ事件

元大学生に懲役5年6月=「卑劣極まりない」-痴漢虚偽申告・大阪地裁
10月24日15時50分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081024-00000092-jij-soci

同 読売記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081024-00000031-yom-soci

事件そのものと刑の軽重についてはここでは差し控えたい。
(多くのブログで取り上げているだろうから)

私自身が疑問(というより不快)に思うのは「報道の対応の仕方」

表題を見れば大体判るだろうが、「実名報道」についての考え方があまりにもお粗末で中途半端だと思う。

というのも、元記事での「実名報道のあり方」の基準がまったく判らないからだ。

今回、ほとんどのネット報道が女性側共犯者については、実名報道していない。(男側はすべて実名報道にも関わらず)

「同一事件の共犯関係にある」状態で、片方のみ実名でもう片方は匿名で報道するというのは、どういう理屈があるのだろうか?

まあ、事件には軽重があるので「各事件それぞれで実名報道の有無を判断する事」はあってよいと思う。『どんな犯罪でも実名報道を』とは考えていないので。
また「片方が未成年だから」という未成年保護の感覚なら理解できる。 (賛否はあるだろうが、理屈そのものは「理解」できる、と思う。)

だが、今回の件はどうだろうか?

「過去に報道したから」「すでに刑に服している最中だから」
そういう論理だろうか?

だが、そんな理屈は成り立たないだろう。
なぜなら、「今までの実名報道」を見れば、各報道自身がその理論を自ら否定している事は明らかだからだ。

なのに、今回は「女性のみ匿名報道」。

どこにも理由がないのは明白だろう。

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……まあ、「女性だから匿名にした」というのがホントの理由だろうが。
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結局、報道の連中は、実名報道について偉そうに「報道の論理」を振りかざしているが、その程度の浅い考え方で対応しているという事だ。

そんな意識・覚悟しかない。今の報道は「お里が知れる」連中だと言っていいだろう。(元々、ずっとこう書いてはいるけどね)


今回の報道は、浅慮なマスコミの実態について、それを読者が再認識する「反面教師としての」いい案件になったと思いたい。

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ところで、男女同権を訴える人達にも、今回の報道をどう捉えるか聞いてみたいと思います。

同一事件の正犯と共犯なのだから、「男女共に匿名報道であるべき」または「男女共に実名報道であるべき」のどちらかだと思いたい。

まさか、「女性に対する配慮は適切だ」などという事はないだろう。
「女性は配慮が必要で、男性には配慮は必要ない」などという思想は男女同権(男女同責任)思想に適合するとは思えないのだが。

コメント

_ 税理士・行政書士ひさ ― 2008年10月29日 21時34分50秒

痴漢にされるからというより
通勤がめんどくさいので
地下鉄はあまり乗りたくないですね。

捕まったら、行政書士○○とか税理士××とか書かれてネットでつるし上げだろうなあ。

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