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親を尊敬し跡を継ぐのは悪い事なのか2009年04月16日 01時04分16秒

<麻生首相>国会議員の世襲制限に慎重姿勢
4月15日21時55分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090415-00000106-mai-pol

 二世議員について色々取りざたされているが、これを一概に「許さない」というのはおかしな話だ。

 小さな頃から父親が一生懸命働いている姿を見て育った子どもが、親と同じ職業に就きたい、親の跡を継いで理想を追い求めたいと考える。これを「間違っている」と言う事ができるだろうか。
 本来、親の背中に理想を見て追い求めることは、悪い事ではなくむしろ賞賛されるべき事ではないだろうか。

 なら、それは「政治」の世界であっても同じ事だ。

 親が政治家として活動しているのを見た子どもが、親の跡を継ぎたい。政治家になりたいと思っても、それは自然な事ではないだろうか。
 これを、不自然・卑怯という方が、おかしな話じゃないだろうか。

 「政治家だから」と安易に、この考え方を否定・批判する人は、思考が不自然にゆがんでいると思う。

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 確かに「割のいい職業だから」と「安易」に跡を継ぐ者もいるかもしれない。

 だが、たとえそうだとしても、それを選挙で選ぶのは「有権者」だ。
 「跡継ぎ」であろうが「新人」であろうが、『無能者』は『無能者』でしかない。ならば、無能者を選んだ有権者こそが、本来、責任を問われるべきだろう。

 にも拘らず「二世だから」などと理屈をつけて、自分が選んだ責任から逃げ出す。自分達が選んだくせに、自分達が選んだ事に責任が無いように論じる。

 これがまともな選挙だというのだろうか。
 これれが「民主主義」「国民主権」だと思っているのだろうか。

 はっきり言って、二世議員廃止論・制限論に賛成する国民はどこかおかしいとしか思えない。

 さらに言えば、政治家で二世議員反対論者の人は、もっとおかしい。

 なぜなら、彼らは「自分の子ども」に「政治家を目指すな」「お前は政治家にはさせない」と言っているに等しいのだから。

 自分がしている仕事を「子どもには絶対にさせない」と公言する。

 そんな事を主張する親は、どこか歪んでいると思う。

 「自分の子どもに継がせる価値は無い仕事」
 これが、反対する政治家達の、自分の仕事に対する認識なのだろうか。

 そのような政治家達の方が、はっきりいって「価値がない」と思う。

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 今、中小企業の後継者問題が色々話題になっている。

 これをどうやってリードしていくか。
 事業の許認可を受け持ち、法律家の端っこにある行政書士にも対応を求められている。

 その中で「実子に継がせる為の方法・経営計画のプランニング」なども研究・対応している自分としては、「子どもが継ぐのは悪い事」と考える、二世議員否定論は、到底容認できない。

コメント

_ scep ― 2009年04月23日 23時43分22秒

二世議員は地盤の引き継ぎなどもあり、基本的に有利だと思います。でもそれは、若い頃から地元もしくは政治についての見識を深める機会が多いという意味で、実質的に有利であり、その結果として二世議員が優秀であるとも考えられます。

一方で、最終的には選ばれているんだから、というのはありますが、議員になってからのポジションは、本人の資質とは別に二世議員の方が有利かもしれませんね。

_ TAKE(管理人) ― 2009年05月07日 00時14分04秒

どうも、scepさんコメントありがとうございます。

確かに、地元で知られている。親の名が売れている。
すでに「知り合いが業界にいる」という有利はありますね。より効果的な議員活動・政治活動もできるでしょうし。

……だから、「二世だから問題」というのはおかしな話なのですがねぇ。

 本当に問題なのは、議員よりも選ぶ有権者の方でしょうね。
 本来、投票者が「議員の行動」を理解した上で投票しないといけない。
それなのに、ブームだから・知名度があるからと言って、自分の一票を安易に渡してしまう。
「忙しいから議員のそんな事まで見ていられない」と安易に、投げ出してしまう。

 これで「主権在民だ・私達には国民としての権利がある」と文句だけを言う。

 この事の方が問題だと思ってます。

 本来、「権利」は「義務」を果たして初めて成立するのですが、この辺を理解していない。
 選挙については、「投票の権利」に対して、「良き票を投票するために、議員の活動を正しく見極める」義務があるんですが。
 それを理解していない。

 日本において、民主主義は遠いのかもしれませんね。

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