自分勝手に「花ゲリラ」

.民・自対立で流会に＝選挙後初の都議会
8月10日20時55分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090810-00000180-jij-pol

マスコミの論調と、それに踊らされているヤフーのコメント欄が、今の民衆の政治感覚なのだろう。

　私からすれば「予想通り」でしかない。

『偉そうに言うな、後からならいくらでもいえる。民主の批判をするな』という声が聞こえてきそうだが、実際、都議選終了時に書いているので、そのあたりは前の記事にまかせよう。

>>「勝者無き」結末、混乱政局に突入
http://kusuriyasan.asablo.jp/blog/2009/07/13/4433337

　現在、東京都議会は「与党」という事で考えれば、本当は「自公」が与党。

　「党ごとの単独数字」と、「同一の政治思想による集合体としての『与野党』」という考え方をしっかりと分けて考える必要があるだろう。
　だからこそ、新聞も「与党の民主党」と書かずに「第１党の民主党」と書いているのだから。

　この事を理解できずにモノを話す人の多さに、非常に不安を感じている。


　また、今回は、「民主党の対応の酷さ」にも目を向けるべきだろう。

>都議選後の民主は、新銀行東京の経営問題や築地市場の移転計画に関する特別委員会を、『今月３０日に投開票される衆院選前の臨時本会議で設置』するよう主張
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090810-00000894-yom-pol

　こんなものを「議長・副議長を決める」場で話し合う必要があったのか？
　そもそも「衆議院議員選挙前に」無理矢理設置する必要はあったのだろうか。

　９月以降の定例会議でも十分対応可能だったはずだ。

　こんな事に固執していては、自民党が言うとおり「選挙前のパフォーマンス」で設置する事が目的だったといわれても仕方がないだろう。

　なぜ『常任委でなく特別委が必要』なのか？
　なぜ『衆議院選挙前に』設置が必要なのか？
　なぜ『９月定例会議』での提案では駄目なのか？

　民主党は主張する以上、きちんと説明するべきだろう。
（とはいえ、早めの設置理由は「衆議院議員選挙前に得点が欲しかったから」以外の理由がないだろうが）


今後、都議会の混乱はずっと続くだろう。

どんなに言いつくろっても、今の段階では「民主党は与党」ではない。
「第１党であろうが、あくまで野党」という考え方をきちんと理解するべきだろう。

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また、

民主党＝正義
自民党＝悪
という、単純なモノの見方で話すのは、大変危険だと思う。

小泉＝正義
抵抗勢力＝悪

という、馬鹿らしい二元論で失敗した教訓を市民はもっと活かすべきだろう。