自分勝手に「花ゲリラ」

政治の世界じゃ論外。

岡田氏「外相辞任は不要」…外国人献金問題
読売新聞 3月5日(土)12時1分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110305-00000376-yom-pol

　政治資金規正法の禁じる外国人からの政治献金を受けていた前原外相の問題を巡り、民主党の岡田幹事長は５日、テレビ東京の番組で、外相辞任は不要だとの考えを示した。
　岡田氏は「金額も限られており、事務的ミスだ。いちいち閣僚を辞めることに結びつけることが適切か」と強調した。
－　記事抜粋　－

　岡田は政治家としてバカとしか言いようがない。

　ミス云々の問題ではなく『外務大臣が自らの政治活動をするにあたって、【外国】人から資金活動を提供してもらっていた』ということがこの時点では問題なのだという事を、まったく理解していないのか。

　端的に言えば、前原の場合
　『外国から資金を提供してもらって』政治活動を行い、結果、現在『外務大臣としての活動』を行えるまでの立場を得られた、という理屈になる。
　しかも、これに対する反論が「知らなかった、ミスだ」という「本人の弁」だけしかなく、証明がまったくできない。

このような状況では
「前原はA国有利に活動している。それは『日本のため』でなく『過去に（今も）自分がA国民から資金提供してもらっていたから』だ」と主張、認識した場合、この主張を覆す事は不可能になってしまう。

これは、アンチ民主・アンチ前原が主張しているだけ、という問題ではない。
他国がこのように認識しても『覆せない』という事が問題になるのだ。

それとも、他国がそのような視点で見たとき、「前原大臣は知らないと言っている。だから前原大臣の方が正しい」などと主張すれば、国際社会においてそれが認められる、などと岡田は思っているのだろうか？

「外務」に携わる人間はハニートラップやその他、この手の『海外からの利益供与』に関しては非常に慎重に対応しなければいけないのに、ここまでの脇の甘さ。
はっきり言って、前原は外務大臣は辞めざるを得ないだろう。

　岡田としては『「議員としての活動」の問題でなく「外務大臣としての職務との関係から不適切」』として、外務大臣の辞任だけを認めれば、まだ収拾がついたものを、ここで下手にかばいだてをする始末。
　もはや纏まるものも纏まらない。

（……とはいえ「単なる国会議員」であっても、「外国から利益供与を受け、自国の国政活動をしていた」という時点で、アウトですが。
　政治資金規正法が外国からの献金を絶対に禁止しているのは、これが一番の理由）



　岡田は、しょせん「外交」「国政」というものを考えず「自分達の党の利益」だけで政局を考えているだけなのかもしれない。

　とはいえ、うがった見方をすれば、元々、岡田はそのような利益供与など「当然のこと」と考えているのかもしれないが。
　そのような場合、「裏での利益供与」が常識になってしまうので、私のような批判はまったく理解できないのも仕方がないのだろう。

　生い立ちから考えれば、確かに、それが「当たり前」の世界だったのかもしれないのだから。

　岡田の実家（ジャスコ）では、取引先が優位に図ってもらうために『個人的に「ちょっとしたお土産」』（利益供与）を渡す、というのが通常化していたのかもしれないのだから。

　このうがった見方については「岡田の実家まで含めて批判するのか！！」と岡田シンパの人は言われるかもしれないが、ならば、「外務大臣が自らの政治活動をするにあたって、外国人から資金活動を提供してもらっていた」ということを「問題ではない」と考える、岡田幹事長の思考について『適切な理由』を述べていただきたい、と思う。

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　……ところで、ネット記事だと「在日外国人」としか書いていないが「どの国の人間」から利益供与（政治献金）を受けていたのか、マスコミもしっかり書くべきだと思う。
　これは、単なる一個人の個人情報ではなく、「外国からの不当な政治干渉」の一つ、になるのだから。

　ここをきちんと報道できないから、日本のマスメディアは３流以下と言われてしまうのだ、ということをマスメディアはもっと自覚して欲しいものだ。

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