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今回の民主党ドタバタ劇について2007年11月09日 22時52分54秒

色々な人が色々な意見を言っているが、そろそろまとまってきたと思う。

今回、紹介するものは、その中でも読みやすいし論点・視点がきちっとまとまっているもの。(って、私が言うのはおこがましいのだが。)

日経BP net 田原総一朗の政財界「ここだけの話」
小沢民主代表辞任劇の衝撃 頓挫した大連立構想の舞台裏 (11/06)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/071106_34th/

と、同サイト 田中秀征の一言啓上
小沢代表が復活する方法 (11/08)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/shusei/071108_54th/

両方とも、よくまとまっていて、このブログなんかよりもとても判りやすい。
(いや、だからそれは「当たり前」だって。)


ただ、自分の視点から言えば、
「小沢代表の連立打ち上げは性急過ぎた」というところに落ち着く。


実際、「民主党に人なし」というのは事実なのだが、まだ福田政権下における政治闘争を一回もやっていないうちに、「福田自民党に勝てない。だから手打ちにすべきだ」というのは無理。

……正しい認識でも無理。

勝利に驕っている連中や国民を納得させるのは至難の業でしょう。

まあ、煽りに煽って民主党の議員連中を「驕り高ぶらせた」のは、当の小沢代表自身だから、自業自得というのが正しいだろうが。

このあたりの煽り方について自分が思ったことは、9月25日や10月4日のブログで書いてあるからここでは省略。


……自分の読み筋としては、前回11月6日のブログにも書いたけど、流れとして最短で発生するとすれば「予算審議の前後」での連立の持ち出し。
それまでの間に民主党内で「政治的無力」に対する認識が、どれだけ正確に伝わるか、が勝負どころ。

ただし、今、何をいっても「連立を達成させたいから、意識をわざと誘導している」と見られかねないから、正確に理解させられるかどうか疑問なのが弱点なのだが。

……やっぱり、ちょっと厳しいかな。

しかしながら、
「幻想」を持ってしまっている民主党内で、「このままでは負けるよ」という正論が通らないのは、
『大本営発表』で浮かれまくって、現実の戦力差などから目をそむけていた太平洋戦争に広く通じるものがあるように思えるのはどうしてだろう?

メンタリティの部分で、今も昔も変わらないというところだろうか。

(って、戦争を経験したこともない69年生まれが言ってどうする?)

言葉を「使いこなす」能力がないのか?2007年11月11日 00時36分29秒

<鳩山法相>「私の発言にうそは一つもない」 新たな波紋?
11月10日20時57分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071110-00000115-mai-pol

別に嘘を言えとは言わないが、本当のことだからといって何でも言っていいという考えはどうだろうか?

本当のことでも「伝えていいこと」と「秘匿しなければいけないこと」があるし、
誰もが知っていることでも「自分から発すればまずい事態になること」などについてどう発信するか、そこまで考えて話すのが政治家なはずなのだけど。

このレベルが法相なのだから、自民党の人材枯渇も民主党に負けず劣らずというところか。

まあ政界だけでなく、どの組織でも似たような人材枯渇が多く見られているのだが。

実際、ネットでは「自分の名が隠せる」ということで、安易に情報を漏らす「王様の耳はロバの耳」状態。

本当は、情報収集・整理・活用・発信・保持の基本的な「情報処理」について学ばないといけないのだけど、結局、これをちゃんと自分のものにしていないまま動いている人が多いのが今の国内での問題なのだろう。

じゃあ、ブログでこんな事を書いているお前はどうなのだ?
と問われるかもしれないが、実際、ネットでもきっちりと「使い分けている」事は自信を持っていえる。


……実際、一回書いているしね。本音「らしき」ものも。

もっと言いたいことがある ― 2007年07月08日 01時55分47秒
http://kusuriyasan.asablo.jp/blog/2007/07/08/1634301

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さて、話は変わって。

「国内にテロリストが潜伏している」
まあこれは当然の事で、逆に言えば、いまさら言われたからってどうってことはない。いわゆる『公然の秘密』か『推測すれば当たり前のこと』にすぎない。

日本国内には、テロリストや他組織の諜報活動者(簡単に言えばスパイ)が潜伏していない。日本は極めて高度な法治国家だ。などと、本気で信じている人がいるとすれば、それはよほどの政治オンチか幻想主義者でしかないだろう。(もっと厳しく言えば「ただのバカ」)

というか、どの国家でもこの手の活動員が潜伏・活動しているのは当たり前なはず。

そして、この手の対策は、彼らが直接的にその国に対し被害を与える行動に出ないように「監視」し、行動を抑制することにとどめるのが普通。

下手につついて自爆されても困るから。水面下での抑制が基本。


アメリカドラマの24やその他のドラマ・映画とか普通に見てれば判るし、この対応は当たりまえ。

ゴキブリと一緒だから、撲滅・消去なんて本当は不可能。
せめて「被害が及ばないように」ブロックするのが精一杯。
これが、普通の認識のはずなのですが。

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ちなみに、私自身は、日本国内でのテロ活動はあまりないと考えている。

なぜなら、「ほとんどすべての組織の活動員が日本国内で活動しているから」という逆説的な事実がここにあるから。

簡単にいえば、「一つの組織が勝手に動いて警戒活動を強化されると、他の全部の組織に迷惑がかかる」。
だから、お互いに抑制機能が働いて「1組織による大規模テロ・直接的なテロ活動」は極めて起こりにくい状況にあるというのが、私の読み筋。

たぶん、これは外れていないだろう。
(某北のお方々を除いて)

「多くの非合法活動を水面下で行う」ために「水面上での活動はできない」こういう仕組みがおそらく今の日本の立ち移置。

なので、大規模テロ等については、基本的にイギリスやアメリカのように不安がらなくてもいいだろう。

ただし、小規模な活動、情報収集活動や気がついたら工作員とお友達という事は、それなりにあるとは思うけど。

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さて、鳩山法相に戻る。

まあ、これだけぺらぺら情報を漏らす人だから、お友達になりたがるあちら側の人はたくさんいると思う。
ちょっとおだててあげれば、この手の自意識過剰な人は「自分が深い情報までとれる優秀な人だ」と偉ぶるために、簡単に大物ぶる。そして簡単に情報をくれる。

はっきりいえば「安い」人。

使い勝手はよかっただろうね、この人。

この手の人から得られる情報は、基本的に「最重要情報」じゃない。
だけど、この手の人からの情報を積み重ねると「最重要情報」らしき不確定情報を「補強する」レベルの情報に達するので、とてもお得。


この手の「情報通」ぶる人は、どの組織にも大抵いる。
これをどう活用するかが、自分や所属する組織の伸びなどを決める。

自民党としても「こいつをどう扱うのか」が、見所だな。
意外と福田総理はしたたかなのだけど、それでも「高所・大局視点」には弱い、「旧自民党体質だけど能力は新自民党体質」という悪いとこ合わせだから。

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そういえば、このブログを書くにあたって、前の記事読み直してみたけど……
自分、「民主党に政権担当能力がない」って、福田VS麻生 総裁選の時に書いてた。

8:2 から 7:3 といったところか。 ― 2007年09月23日 05時46分11秒
http://kusuriyasan.asablo.jp/blog/2007/09/23/1814753


自画自賛するようで何だけど、局面読みは、今後も自信持って大丈夫そうだな。

……でも、この時からの「組みしやすし」の状況が、今回の「時期読み違えの連立」暴走に繋がっていたのか。
なるほど。自分でも完全に理屈が落ち着いた。

安全運転よりも自分が楽する方が先2007年11月13日 02時46分04秒

<ヘッドライト>「原則上向き」指導広がる 13県警が実施
11月10日2時31分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071110-00000014-mai-soci

CARViewの掲示板などを見ると、馬鹿な意見が多い。
http://www.carview.co.jp/bbs/115/?bd=100&pgcs=1000&th=2747041&act=th


というよりも、ちゃんと「物を考えない」レベルの人が増えたということか。

…まあ、そう考えればこういう「正しい指導」が出るのは当然だろう。

記事内でも
>一方で、「歩いていてまぶしくて転倒したら責任を取るのか」(山口県警)など、取り組みを始めた各県警には苦情も寄せられているという。

との事だが、こんな訳のわからない苦情が出てくる時点で「馬鹿はどこまでいっても馬鹿」としかいえない。

「歩いていてまぶしくて転倒したら」
まぶしかったら、立ち止まって100m先から向かってくる車が通り過ぎるまで待てばいいだけ。
(基本的にハイビームはおおよそ100m先を照らせるようにできている)

待っても9秒(時速40Km走行で)経てば通過してくれる。

自分と進行方向が同じだったり、横断途中ならそもそも「目がくらむ」事自体ありえない。
(目が頭の後ろか横についているなら別だけど)

状況を正しく理解できず、自分に少しでも不利になりそうだと感じたら、感情のまま文句を言う。

交通ルールの適正化云々よりも、「人としての常識」や「最低限考える頭」がない「短絡バカ」が増えているんだろうなぁ。

「禊」か「期待」か2007年11月19日 02時00分42秒

<大阪市長選>自公に大きな打撃 民主、国会論戦でも攻勢へ
11月18日22時8分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?b=20071118-00000085-mai-pol


風邪で眠いは、寒気はするわ。
だけど、明日までに出す報告書(レポート)が2部程度あるわ。

…きっつい。

さて、たわごとはともかく。

連立騒動のはての地方首長選。

一応、民主党側の勝利。
さて、これで民主党の禊はすんだのだろうか。


元々、大阪市は職員の不正問題などもあり政治的に荒れている地域だった。

また、大阪は「ちょっと特殊な意識の」地域。

-悪い意味でなく「都会でありながら地元の帰属意識が高い」(大阪人だからという意識が高く、地方からの流入者の人口比率が東京などの関東圏と比べると大きく異なるし、地方の一大都市というレベルも遥かに超える。
また、それぞれの人種・集団をみても、それぞれ独特の世界・文化を形成している。
完全に独特の「大阪圏・阪神圏」(「京都圏」ともちょっと違う)


……ちなみに、これは、堺(というより泉北ニュータウン)に住んでいた感想からくるのだが。たぶん、大きく間違ってはいない。


そのため今回の勝利によって、民主党の基本政策が認められた。今回の騒動に許しが得られた。と思ったら大きな間違いを犯すことになるだろう。

せいぜい「再チャレンジの機会を与えられた」程度に思わないとしっぺ返しを食うハメになる。


「勝って兜の緒を締めよ」という事で、
今回の勝利で、今までの苦労を「忘れる」ような真似をしたら、今度こそ”終わり”なのだが、大丈夫かな。

参院選の大勝から続く流れを見る限り「学習能力が極めて低い」というのが、私の民主党に対する見解なのだけど、今回くらいは学習していて欲しいと思う。

自民党の腐敗を止めるためにも「正常な対抗集団」が必要なのだから。


……て、いいながら過去ブログに書いたような”流れ”になりそうな気が刷るのだけどね。残念ながら。
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