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良い客が、良い店を育てる2008年06月18日 17時59分52秒

「良い店には、良い客が集まってくる」

逆もしかりです。

「良い客が、良い店を育てる。」

私はこのように考えています。
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さて、公務員問題。

「税金で食っている連中のくせに」このような論調が多く見られます。

ですが、この考え方自体が一番の原因ではないのでしょうか?

そもそも「行政」とは何なのでしょう?

端的にいえば「会員」(住民)が「会費」(税金)を支払う事によって、
「各種サービス」(行政サービス)を受ける事ができる。
<「個別にサービスを受ける場合はOP料金を払う」という考え方も成り立ちます>

このような「巨大な会員制サービス組織」だと考えます。

ならば、私達は「客(会員)」だといえます。

ですが「客ならば何をしても良い」のでしょうか?
「金は払っているんだ、お前らは俺達のために文句も言わず尽くせばいいんだ」
「金は払っているんだ、お前らがサービスをするのは当たり前だ」

それが、正しい態度だと思いますか?

私は、そのような考え方が、一番間違っていると思います。

確かに彼らは私達の会費(税金)で働いています。
ですが、彼らは「私達の奴隷」ではありません。

彼らがお給料を貰ってサービスする。
そのサービスは給料に見合った額であるべきだ。

これは正しいでしょう。

ですが、あなた方が「サービスを受けるに足るだけの客」だといえますか?

「金さえ払っているんだから、文句をいうな」
このような人は、モンスター・悪しきクレーマーとして「嫌われる客」です。
このような客に対して、自然と「サービスの質」「サービス意欲」が落ちるのは人間として当たり前でしょう。

それでも、「金は払っているんだ、文句を言うな」というのであれば、
それは彼らを「奴隷」として扱っているようなものです。

このような状況で、どうして彼らが私達に「喜んでサービス」してくれるでしょうか?

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はっきり言って、今の地方自治体の多くは「悪い店」です。そして「悪い店員」になっている公務員がたくさんいます。それは一切否定しません。

ですが、彼らを「悪い店員」に、「適当にサービスしとけばいいんだよ」と意識を下げさせたのは誰でしょう?

それは「そこの住民(客の責任)」だと思います。

最近、大阪府問題でこのブログは論争になりました。
ここで大阪府職員を非難している府民の方が見られました。

だけど、私からすればそのような人に問いたいと思います。

彼らを腐らせたのは、あなた達府民ではないのですか?
あなた達は彼らを腐らせないために何かしましたか? と。

彼らが提供するサービスを「当たり前だ」といって、感謝する事を忘れていませんでしたか?

「私は、選挙で知事や議員を選んだ」というかもしれません。

なら「代表者を決めたら終わり」なのですか?
他に「客として」できることは無かったのですか?

私は「もっと客の側もやる事があった」と考えます。

それを考えもせずに、自分達だけが被害者のような考え方でいる。
それでは、いくら「英雄」が頑張ったところで、立ち直ることなど不可能でしょう。

たとえ店が良くなっても、来る客が「悪い客」なら自然と店は荒れます。
「悪い客」を排除できれば別ですが、「行政」の場合は「住民」を排除することなどは不可能です。
「店」に良くなれ。というなら、少なくとも「客も良くなるべきだ」

私は、そう考えます。

一方的に、「店のせい」(行政のせい)にして、ただ「自分達の権利だけを主張する」。
今の公務員に対する、多くの市民の主張は根本的に間違っていると考えます。

※とは言え、店を立て直すために、店員が努力するのは当たり前。
客も努力するが、腐った店を立て直すために一番努力しないといけないのは公務員です。
それは間違いありません。
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「俺、この店で働いていて楽しい」と店員が思えるようになるには、「店の雰囲気・在り方」が良くなる必要がありますが、一方で「来る客」自体がまともでなければ「サービス提供する側」がやる気が無くなり適当な仕事(ぎりぎり最低限のサービス)になるのは当然でしょう。

まともな客が来なければ、「客にサービスをする事」で『いい仕事をした』と満足感を得るよりも、「得られるお金」で満足感を得るようになるのは、人として「ごく普通の感覚」だと思います。

自分達だって、そのような感覚は持っていないのですか。

彼らの「サービス意欲を失わせた」のはお店のせいだけじゃなく、「客の責任もある」。
この事を意識しない限り、改革など不可能です。

「バカな客でも、何も言わずただサービスしろ」というのが、どれだけ愚かな事なのか、自分が同じ事を要求されたらどう思うのか?
少なくとも、それぐらいは理解して欲しいものです。
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彼らを理解しようともせず「どうせ公務員だから、役人だから」と切り捨てる。
そんな意識で、どうやって相互理解・協力ができるのでしょうか?

理解しようともせず「お前らの給料、俺達が出しているんだから黙って従え」

それで、どうやって相手が動いてくれるのでしょうか?
どうやって、行政組織がよく育つのでしょうか?

もう一度考えて欲しいと思います。

とはいえ、繰り返しますが、行政自体が『努力が足りていない』というのは明らかな事実です。
少なくとも、行政も、もう少し考えてまともに動くべきでしょう。

「今までのやり方」でここまで駄目になったのに、これからも「今までのやり方」でやろうとする。

それでは、「バカじゃないの?」といわれても仕方ないと思います。

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…少なくとも「公共サービスを行う」という立場にいる以上、「公共サービスを『喜んで提供する』」意識ぐらいは取り戻してほしいものです。

確かに「嫌な客」は多いのかもしれませんが、そうじゃない客もいますから。

『金のためだけに』仕事をする。
これが、誰だって面白くない事は解りますから。
『楽しく仕事ができるように』努力する事だけは、公務員にも忘れて欲しくないと思います。
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長々書いてますが、端的にいえば
「文句を言っている人々」は、自分達が「単なる被害者だ」などと思うのは筋違いだ。
という事です。

「金さえ払えば」、「投票さえすれば(アンケートさえ答えれば)」、『客として』店員を「奴隷のように」扱っていいなどと思うのはどうかと思います。

『客として』またそれ以上に、「主権者」として為すべき事をしたのか?
という事を聞きたいです。

「主権者」として為すべき事をしなければ、一旦立ち直っても、行政はまた腐るでしょう。それは当たり前であり、それは「主権者」の罪です。

コメント

_ morgen ― 2008年06月19日 03時57分16秒

「税金で食っているくせに」・・・公務員叩きが当然のように彼らの人権を踏みにじっています。
社保庁のとんでもない役人のニュースが公務員に対して憎悪に拍車をかけているのでしょう。

「高い給料を貰って」と人のなりふりかまわぬ意見は恥ずべきことです。莫大な給料を貰っていて、風見鶏のようにフラフラと様子をみながら、いっせいに「言いやすい人」を叩くのに加担し煽っている有名タレントもいます。
民間にもとんでもないトップもいます。
みんなが冷静になって、節度を心得て論議しなければ、と思います。
口を開けば同じことを声高に糾弾するのでは「紅衛兵」と同じではありませんか。

それと橋下知事がいう「自衛隊体験」は府職員、それも40~50代という若くない世代にとって必要でしょうか。
挨拶や姿勢を学ぶ、といいますが、知事はそれを言えますか?「中国での買春はODA」と言った同じ口で言うのですか?それに自分より年上の方々に、何を愚かな・・・自衛隊は災害や国防で大変な活躍をしています。自衛隊をどうこう言うつもりはありません。知事の突発的で驕り高ぶった姿勢に危惧するのです。

_ (未記入) ― 2008年06月19日 09時50分04秒

そういった「悪い客」も多いでしょう。各種手当ての不正受給者も知っています。
私が働いていた職場(公共工事関連)でも平気で接待を受け、受注を融通していた役所の人間も知っています。
接待する方も、される方も悪いでしょう。
公務員の方がサイドビジネスとして経営していたBARにたまたま行った時はボーナス支給日でした。
私が若い女性で行政に興味などないと思ったのでしょうか、聞くに堪えないような話も聞いたうえに
支給額や年収はかなりなもので、本人達も「あの程度の仕事でコレだけ貰えてボロい。」との発言も。
嫌なイメージを持つなという方が無理なことも多いのですよ。
母子家庭になって手続き云々で訪れた役所での応対も散々でした。私は失礼な聞き方もしていませんでしたがナゼ当然のように上から話されないといけないのか?と情けなく悔しく思ったものです。
多かれ少なかれ、そんな態度の公務員に出会ったことのある人がそれだけ多いとも言えるのではないでしょうか?
店と違って、自治体を変わるなんて簡単なものではありませんしね。

_ (未記入) ― 2008年06月19日 10時59分30秒

とても公務員の方に肩入れされたご意見です。
お身内にいらっしゃるのでしょうか?
同級生に公務員が多数おります。そういう学部でしたので。身内にも。
話を聞いていると、きちんと働いています。
ですが、入庁して仕事をこなしていたら「そんなにするな」
MAXの力の8割くらいで働いていたら、2割くらいに抑えるように指導されたと聞きました。
最初の最初でそのように教育されたら、以後どうなるとおもいますか?
お金ないと言いつつコスト意識も非常に低いようです。
こんな状態だから、『公務員のくせに』と言われるのだと思ってます。
昔からお役所仕事という言葉もあります。
『奴隷』とかではなく、本来優秀だった人が能力を使って働かないから(働けなくなって)文句も出るのではないかと思った次第です。
ですから「悪い店」=「悪い店員」ではないと思います。

_ TAKE(管理人) ― 2008年06月19日 12時51分23秒

_ (未記入) ― 2008年06月19日 09時50分04秒
>そういった「悪い客」も多いでしょう。各種手当ての不正受給者も知っています。
>私が働いていた職場(公共工事関連)でも平気で接待を受け、受注を融通していた役所の人間も知っています。

コメントありがとうございます。
ただ私が一番問題視する「悪い客」というのはその方々ではありません。

確かにその客が悪いのは事実です。

ですが、私が「悪い」と言っているのは、必要な時に必要な指摘もせずに『黙ってみていた』周りの客です。

どちらも腐っていくのを傍目で見ながら、「まあいいか自分達には関係ないし」と『自分達も同じ客』でありながら『ごねる連中』をほったらかしにした『周りの客』こそが一番の問題だと考えています。

自分では何もせずに「誰かがやってくれる」「正義の味方がやってくれる」「黄門様がきてくれる」と『人任せ』にしていた。

この人達こそが「一番の悪い客」だと思います。

「お客様の意見を募集しています」となっている時に、
「どうせ言っても奴らは通じないさ」と、最初からあきらめて何もしなかった人々こそが「一番の加害者」だと思います。

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_ (未記入) ― 2008年06月19日 10時59分30秒
>とても公務員の方に肩入れされたご意見です。
>お身内にいらっしゃるのでしょうか?

というか、「公務員と相対する」仕事ですので、彼らに動いてもらうために何をしたらよいのか?
は常に考えていることです。

どんな企業でも、安易に「コネ」とか「裏ルート」でやると、相手との信頼関係が無く単に「力(権力・財力)で押し付け」ているだけになります。
この時、確かに動いてくれるかもしれませんが「心から積極的に」動いてくれる事はありません。
(言われたし、目を付けられるのが嫌だからやる。といったところでしょう)

ところが「真正面から、筋を通して」動くと、大抵の場合「筋が通っている」以上、「正常にやってくれます」
たとえ嫌な奴でも「正論である以上、自分の仕事として」必ずやります。

これは、民間では当然ですが、公務員でもおそらく変わらないのではないでしょうか?

「筋を正しく通した」時、サボタージュする人は見た事がありません。
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普通、どんなお店でも、

「汚い客」は、失敗するとうるさいクレーマーなので嫌いながらもやります。

でも、彼らが一番不満に思うのは、
「不満がありながら正面で言わずに裏で陰口を言う客」
です。

今の多くの人は「後者の客」だと思います。

よい自治体が時々取り上げられますが、アレを見ると、後者のような客は、まずいません。
客(住民)の側も、不平・不満があれば「感情だけ」でなく正当な方法で「理論」を持って意見します。

だから、店(自治体)も改善されていくのです。
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私達は、毎日会費を払い、そして毎日サービスを享受しています(公共財の利用など)
ならば、正規に苦情を述べる権利もあります。

ところが、正規の苦情を抜きにまたは「苦情」の振りをした「不平不満」しか言わない。

それで店員の質の低下。店全体の質の低下が止められますか?

止められないと思います。

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>入庁して仕事をこなしていたら「そんなにするな」
>MAXの力の8割くらいで働いていたら、2割くらいに抑えるように指導されたと聞きました。
>最初の最初でそのように教育されたら、以後どうなるとおもいますか?
>お金ないと言いつつコスト意識も非常に低いようです。
>こんな状態だから、『公務員のくせに』と言われるのだと思ってます。
>昔からお役所仕事という言葉もあります。
>『奴隷』とかではなく、本来優秀だった人が能力を使って働かないから(働けなくなって)文句も出るのではないかと思った次第です。

その通りです。最初から「いい加減に仕事をしたい」と思って公務員になる人は少ないと思います。

入って徐々に腐っていくのだと思います。

ただ、それを見逃していた、「お役所仕事だから」と、ちゃんとした苦情意見を言わなかった。
こちら(住民)には何の責任もないといえるのか?
という部分が重要だと考えています。

「悪い店員」に育てたのは、『上』です。
ただ「悪い店員になる」のを見過ごした。
注意しなかったのは「こちら側」です。

橋下さんについて危惧するのも、

もし橋下さんが成功したとしても『黄門様』(橋下さん)がいなくなったあと、誰が維持するのか?

という部分です。

今の「自分達は被害者なんだ」と、住民が『何もしなかった』罪を見つめない限り、同じように腐っていくでしょう。

それでは意味がないと思います。
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彼ら公務員は「頭は悪くありません」。

なら、彼らに、きちんと仕事をしてもらえば問題は何もありません。

それを「使う側」が要求しないで、『黄門様』にやってもらって『良し』とする。

そんな「客」にこそ問題があるのではないでしょうか?

それが「良い客こそが良い店員、良い店を育てる」と、私が言っている意味です。

後、前の方が最後に
>店と違って、自治体を変わるなんて簡単なものではありませんしね。
と書いています。

その通りです。
だからこそ「お客の側」が、「どうせお役所仕事だから」と投げ出さずに、積極的に『正しく』要求すべきだと私は言います。

ここにコメントされる方々は違うと思いますが
今の多くの論調が「自分達が一方的な被害者」というようになっている。(特にマスコミ主導で)
これこそが、『彼ら(公務員)を腐らせた一番の原因』だと思います。
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「サービスを良く・早くしろ」と文句を言うだけでは意味がないでしょう。
「そうだそうだ」と後ろから、文句を言うだけでも意味がないでしょう。

「なぜ、サービスが良く・早くならないのか?」
考えることこそが必要だと思います。

しかも、この時「どうせ奴らにやる気や聞く気は無いから」と、彼らを切り捨てる事に何の意味があるのでしょうか?

私は「文句を言う側」(住民)が「何の責任も無い」と思っている事こそが許せないのです。

(とは言え、公務員の側の努力が足りないというのも今まで言ってきたとおり事実です。
ですから、もっと「今までと違う方法」を考えるべきだと思います)

_ (未記入) ― 2008年06月19日 13時05分47秒

管理人さんは公務員の意識改革がどうしたら成せると思ってるのですか?
一般職の公務員には苦情を言うくらいしか庶民からはなすすべがないのですが。
どのような方法があるのですか?

_ (未記入) ― 2008年06月20日 11時41分24秒

良いサービス、早いサービスを考えるのは供給するほうではないのでしょうか?
一般の店であれば客足が落ちてきた、苦情を言われたり不満顔の客を見たり、売上げが落ち・・・上司にも叱られ、コレではいけない!と店員も店も努力すると思うのですが
この自治体という店では客足が落ちるとか売上げが、とかも顕れず(客は嫌でも利用しなくてはならないために)店員の報酬に直接影響が無いから努力を怠る。
そういった点が危機感の無さで問題なのでしょう。利用する側として、あまりにも・・・なサービスには意見を述べた事もありますが、あまりにも・・・な対応が返ってきただけでした。
根本的に店を良くしようとする店主を選んだ、それこそが客がとった行動なのではないでしょうか?
この民意を何もしなかった、と?

_ yutakrlson ― 2008年06月20日 14時46分03秒

■橋下知事の自衛隊研修に関して考えた大阪府改革について

こんにちは。私は、大阪府は、現在戦時下にあるようなものであり、平時に有効な手段であるとか、順当な手段では、戦時には役にたたないどころか、有害である場合すらあると思います。

夕張市の実体をご存知でしょうか、退職をよぎなくされた職員もたくさんいます。残った職員も大変です。市長の月給は27万円です。ある中堅職員の月給は16万円です。それでも、残業は毎日のようにあり、休日出勤も結構あるそうです。市立病院もかなり規模が縮小され、診療科目もへりました。そのため、隣町までいかなければならない患者さんもでています。その他、冬の除雪もままならぬところもあります。成人式は、当の成人と周りの人が、寄付金を募って実施しました。大阪府も何もしないで、このままで手をこまねいていてはいずれこうなります。

銀行なども、不良債権問題で大変な時期を過ごしてきたことがあります。多くの人がリストラにあっています。あのリストラの最中にあったときに、ある大手銀行の人がいっていました。誰かが、「一言やめる」と言ったら、誰も止めない。人事部が喜んで書類を持ってくると。さらには、人が多くやめる部署は昔は非難されたものだが、今だと良くやったと高く評価されると・・・・・・・。まさに、あのときは銀行も戦時下にあったのだと思います。しかし、現在では不良債権問題も解消したため、銀行もコンプライアンスを重視するという姿勢は堅持しつつ、元の姿に戻っていると思います。地方自治体や国だけが、そのままでいいということはないと思います。

北海道では、唯一の都市銀行だった、北海道拓殖銀行が10年前に消えました。その後北海道は道債を発行して(つまり借金をして)、北海道拓殖銀行破綻の穴埋めをしてきました。しかし、北海道は、結局不合理な企業経営を延命することしかできず、抜本的な改革はできませんでした。ところが、昨年で道債の償還期限となったため、今年から道債を発行して、地場企業を救うことなどできなくなりました。拓銀破綻から10年以上を経て、その影響が北海道経済をおびやかすことになると思います。大阪府もこのままでは、似たようなことになると思います。

大阪府は平時下ではなく、戦時下にあるのだという認識を持ってもう一度橋下知事の行動、言動を見ていく必要があるのではないかと思います。

私は、私は、最近橋下知事がいいだした自衛隊研修に賛成である理由と、普段から考えていた大阪府の改革についてもブログに掲載しました。是非ごらんになってください。

_ TAKE(管理人) ― 2008年06月20日 16時12分54秒

(未記入) ― 2008年06月20日 11時41分24秒
さんありがとうございました。

ただ、「店長を決めた」だから私達の義務は終わった。
というのはどうでしょう?

今まで腐ってきたのをとめられなかったのは、
ある意味、今までの知事達によるものです。

今までの知事を選んだのは、誰ですか?
選んだ府民に責任がないとでもいうのですか?

困った時に「神頼み」「英雄頼み」をするだけで、自分達がきちんと行動する事をしなかった。
腐っていくのをとめようとしなかった。

それは、府民の罪だと思います。

次の方が書かれているように
「挙国一致でしのがなければいけない問題」
にも関わらず。

府職員『だけ』の問題のように見ている。

そんな府民が大多数を占めている限り、改革なんてうまくいきません。
仮にうまくいったとしても、橋下知事がいなくなれば元に戻ります。

自分達では「何もせず、神頼み(英雄頼み)しかしていない」のですから。

最後に聞きます。
「知事を選んだ」といいました。

他には何をしてきたのですか?

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yutakrlson さんコメントありがとうございます。
私も、今が戦時下で、一番のターニングポイントだと考えます。

ただ、だからこそ「この一手」が何を意味するのか、何を導くのか常に考える必要があると思います。

単に「良く言ってくれた。気持ちよかった」という、知事バンザイ!!を唱えるのではなく、この一言がどう組織において作用するのかを常に検証すべきだと考えます。

組織が分裂してしまうのであれば、分裂後に戦時下体制をしのげるだけの戦力を維持できるのか?
等まで考える必要があると思います。

これを抜いて「橋下さんを批判するとは何事だ!!」
と書いている人が多いのですが、
それでは戦時下体制においても一番危険な状況だといえるでしょう。
精神論だけで勝てるなら、どんな戦争も、「戦略」「戦術」は必要ないでしょう。

戦略・戦術で橋下発言を判断するならよいのですが、
多くのブログがヒステリックに「良く気持ちを代弁してくれた」と「精神論」で判断してしまっている。

ここに非常な危うさを私は感じています。
この府民の精神論だけの熱狂的支持のまま、「橋下知事だけ」が動いていくのであれば、一番の局面においての危険度がとてつもなく高くなるのではないだろうかと危惧します。
(しかし、こう書いても「橋下知事なら大丈夫」と根拠の無い支持をされる方が多いので、さらに怖いのですが)

と、言うことで、あの橋下さんの発言がどういう意味を持ちかねないのか、それは次の記事で「童話」にして書いてみました。

一度お読みください。
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後、ブログに掲載されたという事ですが、トラックバックが届いてませんので、お伺いできません。
すみませんが、トラックバックをブログから送っていただくか、アドレスをコメントに書いていただけますでしょうか。
お願いします。

_ (未記入) ― 2008年06月20日 16時58分05秒

>最後に聞きます。
>「知事を選んだ」といいました。

>他には何をしてきたのですか?


ご質問に質問で返すのも何ですが、他に何をすれば適切だと思われますか?
それで終わり?そんなことは言っていませんよ。その後を関心をもって見て、また次の選挙の参考に・・・それだけではいけないのでしょうか?
これまでの選挙で私が投票した方が首長に選ばれなかった場合もあります。
まずは一般府民は投票、と思い選挙には欠かさず行きますが他に何を?
自分が受けたサービスの対応に不満や疑問があれば、その場で対応の職員の方にきちんと伝えるようにしたこともありますが不快感を深めただけの場合もあったり、こちらも平日に役所に気軽に行ける仕事でもないので時間が無ければ不快感を抱いたまま帰ることもあります。たまにネットで発信することもありますが。
今回のように投票した方が当選された場合も、そうでない場合も、まずは、その政策を見て実行されるのを見ていきます。
考えていることと、実際に色々な行動をとる時間が作れるか?は普通に仕事をしていると大変難しいのはおわかりになると思いますが見過ごしているのとはまた違うと思いますよ。
府民にも日常生活があり、彼らの仕事ぶりを日々監視するわけにもいきません。
根本を解決してもらうべく権限を持つ人を選び、支持することが府民のできる行動では?

_ TAKE(管理人) ― 2008年06月20日 17時07分57秒

選挙にいくのは当たり前。

「選挙に行くだけで主権の行使が完了した」というなら、すいませんが「中学生の公民(今は政治かな)」の教科書でも読んできてください。

国民として(または主権者として)の、権利(できること)が書いてあります。

後、「対応をその場で職員に言った」そうですが、他の方法は?
他の「正当なクレーム方法」は取ったのですか?

また、ちゃんと、政府広報その他大阪府のサイト等、読んでますか?

投票した議員を通し請願などはしなかったのですか?

「この程度」で「私はやれる事をやった」というのであれば、『本来、やれる事の半分もやっていない』と回答させていただきます。

_ TAKE(管理人)追記 ― 2008年06月20日 17時48分15秒

生活などもありますので、「法やその他で認められた」すべての権利行使など不可能でしょう。

それは解ります。

が、「普通の生活の中でもできること」を本当に全部やったと、努力しきった。といえますか?

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。

ですが、今の大阪府は「人事も尽くさず、ただ天命を待っていた」だけです。

「できる事」をそれぞれがやっていれば、こうはならなかったと思います。

「メニューからよさそうな商品(代表)を選んで、後はその人が作ってくれた物を評価する」

自分達を「お客様」だと勘違いしていませんか?

_ 通りすがり ― 2008年06月20日 20時39分54秒

『ただ、だからこそ「この一手」が何を意味するのか、何を導くのか常に考える必要があると思います。 』
常に管理人さんはこうコメントされています。
そして常にだめだ~!と主張されています。
『単に「良く言ってくれた。気持ちよかった」という、知事バンザイ!!を唱えるのではなく、この一言がどう組織において作用するのかを常に検証すべきだと考えます。 』
とも続けてありますが、ですから皆さんは今(固唾を呑んで)見守っているのだと思うのですが?注目度の高さから見ても明らかでは?
これだけの大きな組織で直ぐに結果が出る訳無いではないですか。

_ TAKE(管理人) ― 2008年06月20日 22時10分50秒

通りすがりさん、その通りだと思います。

ただ、私は、「今は見守っているんだ」だからこそ「意見を言わない方がいい」という論理は少々問題があると思います。

「見守っている間は何も言わないようにする」
「結果を見てから発言を」
というのでは、成功するにしろ失敗するにしろ『結論が出てから』語るしかできません。

それでは『回避しようとしている』事に意味がありません。
「橋下知事は回避しようとしている」
「だから我々は彼の結果が出るまで何も言わない」

というなら、それは「彼1人に重荷を負わせ、自分達は何も発言しない」という事です。

それは自分を「お客さん・第三者」として扱っている事になります。

確かに私も橋下知事を注目しています。
なら、何か感じるものがあったら、考えられる事があったら、「その時、声をあげる」事が、「共に努力する」という事なのではないでしょうか?

「何も言わず、ただ成功を願っている」というのは「共に努力する」ことではないと思います。

「失敗しそうだ」と思えたら、その時点で「こういう理由から失敗しそうだ」と論ずる方がよいと思います。
(私の場合、「こういう理由」をj結構省略して述べている時が多いので、それが大きな欠点かもしれません。)

そして、「失敗しそうだ」と私が声をあげたとき、「なぜ?」と問うなり、私が書いた理由に「明確に反論」してくださるなら良いと思います。

ところが、多くの方が「失敗しそうだなどというな」という論調で、対話すること自体を拒否される。

「失敗しそうだ」という前提について、どうも「前提を無視した」別な理論を持ち出して話を始める。

出された前提に基づいて話をするならわかります。
また「その前提ではこの結論になるが、現在は別な前提も存在する。したがって、『別な前提』を考慮し修正すべきだ」というならわかります。

ですが、今までの反論の多くは、「別な前提」が「公務員だから」とかその他「彼らは自分で変われないから」とか前提としては成り立たない物を『当たり前』のように持ち出しています。

私の橋下知事批判は、「橋下氏の行動そのものが、組織を指揮するものとして」問題がある、という事で始まっています。
これを「組織指揮行動上、問題がない」または「今回は除外される」というなら、その事を述べねばならないのですが、「彼らは公務員だからいい」というのが、ほとんどの論調です。(一部違う人もいますが)

なら、なぜ「公務員なら構わない」のでしょうか?
「公金で働いているから」というなら、なぜ「公金なら除外される」のでしょうか?
そこを論じないまま『当たり前』として話を進める。

これでは、話が通じないでしょう。

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後、通りがかりさんのように「同じ人が同じ名前」で書かれている(たぶん)なら対応できるのですが、今、多くの人が「無記名」で書かれています。

この場合、無記名者全員が区別できない「実体の無い一般発言」として扱うしかない状況です。

そこで、私としては、区別のつきやすい(特定しやすい)方にコメントしつつ、他の「一般読者」に向けてのメッセージも一部こめる。
というスタイルをとっています。

ここは、もう少し分けられたら楽なのかもしれませんが、それは私の努力が足りないのだと思います。

_ TAKE(管理人) 追記 ― 2008年06月20日 22時27分23秒

後、
私の意見を元に何か述べている発言で、誰向けか微妙にわからない発言。

これはすべて「私宛」と判断してコメントしてます。
一応「私のブログ」という事なので。

私以外の人に向けて書く場合は、誰宛かわかるようにお願いします。

_ 未記入改め働く母 ― 2008年06月21日 15時45分36秒

確かに出来る事はたくさんあるでしょう。
しかし普通の生活?それ以上に多忙な者も多く、まずは家庭をきちんと運営し子育てをしながら働いています。
何足ものワラジを履き活動している現状の私には残念ながら、広報やホームページは確認できても頻繁には無理です。
選挙も知事選のみならず…投票は当たり前の事と思うから必ず行きますが
それすら行かない人達の関心や意識の低さは悪い客だと思いますが
本来の役人の方が、まず自らの仕事に対し真摯に取組まれる事が当然では?
皆そうやって生活を支えているんです。
昼も夜も働き、家事育児に動く母が合間を縫って子供の学校関係の仕事もして休日は子供のサークル活動をサポートして。
そんな中、行政へ何が出来るか教えてくださいませんか?
とりあえず夜中にでも子供の中学の公民教科書でも読み返してみます。
馬鹿扱いされた悔しさゆえ文面乱れてスミマセンでした。

_ TAKE(管理人) ― 2008年06月21日 18時41分42秒

コメントありがとうございます。

>本来の役人の方が、まず自らの仕事に対し真摯に取組まれる事が当然では?
皆そうやって生活を支えているんです。

その通りです。
ですが、一方的に「役人が悪いから」として、自分達に問題が無かったか自ら見直さない。

そこに、「住民の側」の問題点はないでしょうか?

確かに選挙にも行かない人は論外だと思います。
ですが、「選挙に行って選んだから」自分のすべき事は終わった。と考える事もただしいのでしょうか?

>昼も夜も働き、家事育児に動く母が合間を縫って子供の学校関係の仕事もして休日は子供のサークル活動をサポートして。
そんな中、行政へ何が出来るか教えてくださいませんか?

その場所で、役所の問題点を話し合った事はないのでしょうか?
それもただ「あそこの対応が悪い」という『愚痴』をお互いに話し合い『陰口』で終わるのではなく、ではどうしたらよくなってくれるだろうか?
どう要求したら良いだろうか考えた事はありませんか?

PTAなどで学校に、色々な改善点を要求した事があると思います。
なら、その延長として「行政に」要求をしたのでしょうか?
できるように努力した事はあるのでしょうか?

また、要求した事にどのように応えてくれたのか、常に評価しているのでしょうか?

よく、今、スーパーでは「お客様アンケート」を取っています。
ここに「要望」を書いた場合、それが叶えられたかどうか?
常に見張っているのではないでしょうか?

それを、議員を通して(選挙を通して)代表者を選んだ。
後は代表者がやってくれる。
その成果だけを判断すればいい。

というのでは、「自分達がやれる事をした」と言い切れるのでしょうか?

近年、パブリックコメント(お客様の声)を行政は募集している事が多くあります。

ここにコメントをしてみた事があるのでしょうか?
「どうせコメントをしたところで変わらない」
と、最初から「自分にできること」も投げ出していないでしょうか?

他にも、自分が今の生活を維持しながらできる事、は山のようにあります。

こうやって、ブログにコメントを書くのも「自分ができる事」です。

「公務員に変われ・改善しろ」というのは構いません。
というか、要求しなければおかしいでしょう。
だが、その時「どう改善したらいいのか」それは要求する側からも出すべきです。

それを、「自分達には難しいから」と言って、1人の知恵者にすがる。

それでは「自分達は忙しくてできないから、勝手にうまくやっておいて、公費(税金)は払うから」と、今まで公務員に押し付けてきた事と、構造上では違いがないと思います。

そのような、委託の仕方では、成功したとしてもまた同じように崩壊するでしょうし、そもそも「橋下知事におんぶにだっこ」という時点で、『今までどおり』成功はおぼつかない。
と思えるのです。

_ TAKE(管理人) ― 2008年06月21日 18時53分32秒

後、「一生懸命日常生活をおくって子供を育てている。だから自分には余裕がない。
公務員にはお金(税金)を払っているんだから、考えてうまくやれ。
うまくやれないのは、公務員が努力をしないから悪いんだ。
自分達に罪は無い。」

という考え方は、

よくある夫が
「俺は、家を守るために外で一生懸命金を稼いでいる。
家には給料を入れている。
家の中のことはすべてお前(妻)に任せている。
うまくいかないのは、妻が悪いからだ。
俺に責任は無い。」

と仕事の忙しさのせいにして、家庭を維持する努力を放棄している夫がよくいうセリフと、精神構造上同じだと思います。

確かに忙しいのは解りますが、
地域は「地域住民が作るもの」であり、それが「主権在民」の根本に流れる意味です。

家庭は夫婦で築くもの。
地域は「行政」と「住民」で作るものだと思います。

うまくいかなかった理由を妻(公務員)『だけ』のせいにする。
それは間違っているのではないでしょうか?

(妻が悪くないとは言いません。妻「だけ」が悪いという様に論じている人が多すぎるのが問題の一つだと思います。)

_ Scep ― 2008年06月22日 00時31分09秒

時々、家庭や夫婦を例に挙げた比喩がありますが、非常に(少なくとも私には)わかりやすいです。

どうしても「行政」と「住民」という分け方だと感覚的に遠く感じてしまうので、このような比喩は(語弊が生じることもありますが)一般にとても良く理解できるものと思います。

ただ、実際に夫が家庭の維持に積極的に参加する(住民として行政に参加する)ことは、世の風潮として定着しないと難しいとも感じています。

最近は残業は美徳ということも少なくなってきたかもしれませんが、それでも定時に帰宅し、家事を手伝い、子供に勉強を教え、週末は家族で出かける、といったことを頻繁に行える会社環境は多くはないでしょう。

誰かが残業をし、休日出勤をしているなかで、定時で帰宅し、有給休暇をとっていれば、(能力に差がないとすれば)給与に差が出てしかるべきです。終身雇用であれば「無責任男」を貫くことも出来たかもしれませんが。

ある意味、資本主義(競争社会、個人主義)の弊害と言え、資本主義と民主主義の妥協点について社会的なコンセンサスをとらなければ落としどころが見つからないのかもしれません。

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