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力量的に「上位にあるもの」が下に述べるのと、「対等」な人間が述べるのとは異なる2008年06月21日 13時45分18秒

さて、また橋下知事に関する問題をしつこく取り上げてみたいと思います。

色々と、批判されているこのブログですが、

そもそもの根底として
「法的にどうの」という形式論(「パワハラとして法的に処罰問題が」等の私の発言も含みます)ではなく、「発言が今後の展開においてどのように作用するだろうか?」という問題、として取り上げます。

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まず、私の基本思想ですが、

・「力量関係において上位の者」と「下位の者」が、「協力し物事に当たる」という状況下において、
・「上位者と下位者が」、有効的な協力関係を得るには
・『命令』という『権力関係のみに根拠を置く』だけでなく「信頼関係等、健全な人間関係を構築する必要がある」

このように考えています。
そして、これが前提となります。

では、橋下知事の発言
「(上司として、その言い方に注意をする)。私のやり方が気に入らないなら、職を変えてくれ。」

この最後の部分について考えれば、
これが信頼関係等を構築する上で、有効かはたまた破綻させる言葉かを考える必要があると考えます。

私から見れば「私のやり方が気に入らないなら、職を変えてくれ」という発言は、「信頼関係を構築するもの」ではなく、「信頼関係構築を放棄」する発言としてしか認識できません。

(この発言で「信頼関係が構築できる」という人については、その理由を述べていただきたいと思います)

このような発言は、類似例で言えば、「夫婦間における喧嘩」の場合などでもよく見られました。

夫婦間で喧嘩した場合、是非はともかく、興奮のあまり片方が相手に対し次のような発言をしてしまう事が多々みられます。

「嫌なら、出て行って構わない。いつでも離婚したければすればいい」
(夫が妻に言う場合、さらに「誰の給料で生活できていると思っているのだ」と経済的優位性をちらつかせる場合もありますが)

この発言で「夫婦間の関係が改善できる」でしょうか?

「すみませんでした、私が悪かったです。元鞘に戻ってください」
と相手が頭を下げてくるでしょうか?

この手の発言は、
「どちらが悪いか」という事は関係なく、発言があった時点で、「両者間の関係を悪化させる」発言である。
と私は考えます。

では、「両者間の溝を埋め、一体化し困難にあたる」べき状況下において「このような発言」をする事は、よい事なのか非難されるべき事なのか、どちらなのでしょうか?
また、発言の責任は誰にあるのでしょうか?

私は、明らかに「言った方が悪い」と考えます。

多少、「至るまでの経緯」等、情状酌量される事はあったとしても、「発言した」責任、「関係修復を困難にした」責任は発言者にあると考えます。

これは、法に基づかなくても、一般論として容易に理解できるものではないかと思います。

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以上のような点に基づいて考えれば、

橋下知事の発言は
「心情的に理解できる発言」かもしれませんが、

「性質上、許されない発言」(信頼関係を破綻させる発言)であり、
「今後の協力体制を崩壊させる」発言だったと考えます。

これが、私が橋下知事発言を批判する一番の理由です。
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なお、これに反する意見がある場合ですが、

前提の否定。(「協力し物事に当たる場合信頼関係は不要」その理由)
論理展開の否定。(「本発言は、両者間を悪化させる性質を持たない」その理由)
責任の否定。(「本発言について、発言者に責任は無い」または「本発言についての責任は、他の理由により軽減・消滅する」その理由)

この3点のどれかになると思います。

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これ以外の論点に基づくものであれば、そもそも『私の論点』に対して批判・反論しているのではなく、『「私の論点」を無視して、ただ自説を述べているだけ』となりますので、なるべく返答はするつもりですが必ずできるとは保証できません。

特に『私達の気持ちを代弁してくれたから良いのだ』等を理由にしている場合、「その理由」は『今後の両者間の関係展開』という部分ににおいては、何ら繋がる理由ではないので、『正当な根拠』として取り上げる事はありえません。(というか、できません。)

以上です。

コメント

_ domani ― 2008年06月21日 22時17分15秒

「用兵の道は心を攻むるを上となし、城を攻めるを下となす(諸葛亮)」
「士は己を知る者の為に死す(戦国策)」

立場を超えて信頼関係を作ることは「トップの資質」そのものでしょう。
今の橋下さんの「器」ではそれを期待できません。
「職を変われ」はそんな器の小ささを感じます。
また、尊敬もされません。
人格を冒涜してきたのは橋下でしょう。
過去の愚かな発言も多いです。絶対消せない!

大阪府職にも「懲戒」と同じ率を下げさせようとするのは
侮辱とされても仕方がありません。
配慮がない。橋下を支援してきた評論家の大谷さんでも「それはしてはいけない!」と言っています。自衛隊体験もそうです。
橋下に目をかけてきた人達も疑問視してきています。
周囲の考えも少しづつ変わってきているようです。
大阪は賢人が知事になり、落ち着いて取り組めるよう、願っています。キャンキャン吠えるのはいりません。
一見がんばっているようにみせて、その実は混乱と分裂に紛糾していくばかりなのです。

_ TAKE(管理人) ― 2008年06月21日 23時45分08秒

コメントありがとうございます。

私としては、橋下知事自身は嫌いではないのですが、
(同期だし)

最近、
彼はどうも「軍師・参謀向き」であって、「大将・王様向き」ではなかったのでないか?
と感じています。

元々、弁護士とは「自分で策を考え、自分だけ(または直属の数名の部下)で実行する」(代理)
「依頼人に対し策を上程するが、その策を取るか取らないか?は依頼人が決める」(顧問・相談)
というのが仕事です。

……まあ、このあたり自分達も同じですが。(ただ、私達は交渉権が無いので、もっと『軍師』(策の上程)に徹してますが。)

こう考えると、大将や王様向きじゃないんですよね、元々。

専門集団として、食客や参謀、軍師としてフォローする。
一つの出来事を色々な方向から見て、トップに助言する。
トップに承認を貰って、代理・代行する。

これが得意分野なんですよね。

こう考えると、
「王様になってしまった事」がある意味不幸だったのかもしれない気がします。

でも、選んだのは橋下さん自分だから、容赦なく批判、辛口の意見はするけど。

……こっちは、市井の「助言者・分析者・意見上程者」だからね。

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