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全天候・全温度対応なんてあるわけない!!2008年07月18日 15時55分15秒

クールビズ「28度では能率低下」…日本建築学会調査
7月18日14時34分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080718-00000031-yom-soci


人間の活動温度帯に差があるのは当たり前。
しかも、活動できる温度帯であっても、端に近づけば近づくほど「能力低下」が始まるのも当たり前。
この手の話って、反対する人も賛成する人も、この「子供でも解る」常識的な考え方ができなくなるのはなぜでしょうね?

単純に言えば、
「0度から40度まで」どの温度でも活動できる。 という事と
「最も有効的な20度での活動」と「0度近く(40度近く)での活動」では『差が出る』というのは、両立する話であってこれを問題視する方がおかしい。

>室温が25度から1度上がるごとに作業効率が2%ずつ低下した。

はっきり言って「当たり前」
個人差があるとしても
「25度」が快適温度ならば、そこから離れれば離れるほど能力は低下する。
これがもし変化しないのであれば、それは「快適温度帯」の幅が個人的に広いという『個体差』の話。

ちなみに私の快適活動範囲は「普通の人より低め」「寒くても平気」だけど「暑いのは駄目」。
冬場、暖房を使わない事に関しては「異常」とまで言われてるしね。

で、さらにおかしな話は、
経済の話になった時、「最大効率」で話をしているところ。

クールビズだの何だの言っているけど、それ以前の話で、

「28度では25度より6%効率が落ちる」としても
『で、何が問題なの?』 

そもそも、25度を「仕事効率の基準」とするから「生産性の低下」が問題になるんですよね?

逆に、最初から28度前後での「仕事効率」を基準として、25度になった場合は、「達成後」に「余裕」を持たせればいいんじゃないの?


今、どうも社会全体の考え方に、余裕がないように見える。

どうも、「いつでも全力全開の活動をする」という事で計画など考えているように見える。

これでは余裕がない分、いつでも「ぎりぎり」で動かないといけないし、もし、一箇所でも問題が発生したら、すべてが動かなくなる状況という、「数字」はよくても危険度の高い、リスク管理という面から言えば非常に駄目な形だと思う。

本来、元々の社会設計・生活設計は「80%出力」で考えるべきだと思う。
80%程度での「通常運転」に徹するべきで、100%出力は「緊急時の手段」として取っておくべきだ。

今回の話でも同じ。
「28度下での能力の80%活用」で成立するように、経営計画を立てればいい。
それをせずに「いつも最大能力でいつも最大の効果を」などと考えているようでは、企業経営者としては最低の部類だと私は考えます。

これは、経営論だけでなく日常生活論・その他すべての活動論に繋がる。
100%の限界能力は、その限界能力を必要とする「短期間の緊急時」にのみ使用すべきで、通常から100%を要求するのは、根本の考え方がおかしな人。

日常でも、そうやって「生計の余裕を考えず」に100%計画なんて立てているから、何かあった時どうしようもない。どうしようもないから、借金に頼って以後雪ダルマ式の坂道転落。

借金も「借金返済までを頭に入れた100%計画」なんて考える方が馬鹿です。
「借金返済額」を入れて、かつ「1~2万円程度予備費ができるように」生活設計するのが正解。

それができないのは、基本となる計画・認識を大きく間違えたまま「利得」を追求しているだけです。

コメント

_ (未記入) ― 2008年07月19日 15時09分28秒

2008年06月03日
>1割も現場の人間が消えたのに元の通り動く企業。
逆に言えば、そんな企業の方が「通常状態での経営」の時、間違ってます。


>それをせずに「いつも最大能力でいつも最大の効果を」などと考えているようでは、企業経営者としては最低の部類だと私は考えます。

_ TAKE(管理人) ― 2008年07月19日 18時54分45秒

コメントありがとうございます。
というより、抜き出しありがとうございます。

その通り書きました。

元々の表題にあるとおり
「168便運休? 別に普通の話だろう?」
という事で書きました。

この文章を「きちんと」読めば解りますが、

私は「正常状況での計画」(限界点近くの運行)を、パイロット一割減の運行となった段階で、168便の運休によって対応した事を、『正しい』といっています。

一割減になったのに「今の運行体制のまま運行すべきだ」といっている人たちが、おかしい。と書いています。

これは、28度論の話にあわせるなら、元々「状況に応じた余剰域」を考えて行動すべきで、「能力低下時」と「通常の時」を、同一に並べて効率性の問題視をするな。

という意味になります。

元々、
「企業活動などあらゆる活動については、常に状況の変動に合わせた弾力運用をすべきであり、結果、発生する利益・効率について変動する事は当然である。これを『異常な状態と考える』固定意識を改めるべきだ」

これが持論であり、今回も、前回のスカイマークの時も変わっていません。

解りづらく書いてある事は私の文章力の至らなさです。

わざわざ、『何ら矛盾はない』事を、一節だけ取り上げて、さらに解りづらく表現してくださった事、ありがたく感謝させていただきます。

_ (未記入) ― 2008年07月20日 23時31分50秒

>私は「正常状況での計画」(限界点近くの運行)を、パイロット一割減の運行となった段階で、168便の運休によって対応した事を、『正しい』といっています。

>100%の限界能力は、その限界能力を必要とする「短期間の緊急時」にのみ使用すべきで、通常から100%を要求するのは、根本の考え方がおかしな人。

_ TAKE(管理人) ― 2008年07月21日 05時02分28秒

ご指摘ありがとうございました。
ただ、何を指摘されているのかが、全くわかりません。

「緊急時」というのは「短期間のみの場合」である事は前の文章でも今回の文章でも変わりないことであり、

新たな配備が終わる「1ヶ月以上」という状況を「緊急事対応」で乗り切れるというのは、明らかに常識外の考え方でしょう。

この場合は「通常時対応」で行うのが当然であり、1割減になった以上、効果も「1割減以上」になる事を予測するのが通常であり、168便運休体制になった事も、何ら疑問点のあることではありません。

「1割消えた状態での通常(80%)対応」が、「1割消える前と同じ量だけ確保できる」という事はありえません。


これは、ご指摘の文章でも、今回の文章でも変わらない論旨です。

表現を変えて書いた事で、わかりづらくなったようでしたら、あたなの理解力より高度な表現をした事をお詫びいたします。

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