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見に来る人は、「試合だけ」を見るために来るのではない。2008年07月20日 21時01分42秒

つまり、食制限のある人や宗教的な問題のある人は「来るな」と

Kスタ・楽天戦 飲食物持ち込み規制強化に不満の声
7月20日6時12分配信 河北新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080720-00000003-khk-l04


商業主義により、自社販売の製品が売れないからと、エンターテイメントエリアでの他社製品を締め出す。

よくある話だが、これは経営論理から行くと「その時」は効果があっても、長期的に見ればデメリットの多い策。

「自社利益を高めるために客に不自由をさせる」という場合、「客に不自由をさせない」同程度のサービスが生まれた瞬間、一気に客はそちらに流れ出すようになる。

特にスポーツ観戦などのエンターテイメントについては、種類は違うが同様の「スポーツ観戦」が可能な以上、この手を使うと一気に客離れが加速してしまうだろう。

東北楽天イーグルスは、地元密着型として「地元ファンとの一体感」を売りとした戦略で立ち上がった球団。
しかし、「地元のために」ではなく「企業のために」、「地元ファンの持ち物を制限する」というような「垣根を作る」、これでは、他のスポーツ観戦が広まった事により、「スポーツ観戦ファン」を独占していた野球人気がパイの減少を迎えている事と合わせて、さらに衰退していく事にも繋がるだろう。

確かに、危険回避などの面から「制限」というか「チェック」は必要だ。
ただ、これは「観戦するお客」のためであって、「企業利益を守るため」ではない。
ここを勘違いするようでは、「自分達の利益確保」だけを求め、逆に客離れを起こした地方観光業界(ホテル・旅館業界)などと同じように衰退が始まるだろう。

「自分が一番大切にしなければいけないサービスとは何か?」
「自分達は、誰に向かって『試合を見せている』のか?」

この『誰』という基本を大きく忘れた楽天は、今後厳しい局面を迎えると思う。

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後、「ごみの分別をしているから」という言い訳は見苦しい。というか、言い訳にもならない。
ならば、ファンクラブなどにお願いして、「終了後ごみをお持ち帰りしていただくよう」きちんとすればいい。

これは、実際、自発的にかもしれないけどマリンスタジアムではやっているしね。

> 楽天野球団によると、持ち込み禁止の理由は場内売店の売り上げ確保とごみ分別の徹底。堀江隆治球場長(39)は「売店の売り上げは貴重な収益で、健全経営のためにやむを得ない」と説明する。

これさ、旅館ホテル業界が衰退した一番の原因だろ?
「旅館内の高いだけのご飯やドリンク・みやげなんて買う気が起きない」って。
だから今はホテル内でも「外と同じ値段」のコンビニや自販機を置くようになったのに。

どうして、こう「馬鹿な」というか「数世代前」の発想なんだろうなぁ。

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