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「他人」に判断を委ねるなよ2009年10月20日 01時06分21秒

鳩山首相、赤字国債の増発に慎重「世論調査が指針」
10月19日20時20分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091019-00000604-san-pol


 他人に判断を委ねるなよ。


 様々な意見があったとしても、「何を選ぶか」はトップの権利であり義務だ。

 どんな結果になろうと、トップは「選ぶ」ことから逃げてはいけないし、「選んだ責任」は必ず自分がとらなければいけない。
 それがトップとしての最低限の義務だ。
 この義務を誠実に行うからこそ、トップには多くの権利が与えられている。

 ところが、最も大切な「決断」を「多くの人が望んだから」などといういい加減なもので決める。これでトップといえるだろうか。

 そもそも、これは「決断」ですらない。「多くの人の要望」という言葉に流されて「決断しているフリ」をしているだけだ。

 「多数決」だけで決まるのならば、鳩山氏が総理である意味自体、無いだろう。 誰がやっても同じ。コンピュータでも可能な話だ。

 たとえ「多くの人」が望もうと、「その多数決」が正しいかどうか判断し従うかどうかを決定する。
 それが、トップの「仕事」であり「義務」だ。

 それだけの重い決定を行うからこそ、トップとして尊重されるという事をもっと知るべきだろう。


 自分が総理だという覚悟も持たず、「決断する」という覚悟も責任も取らない。
 たった一票、多いか少ないかだけでYesかNoの結果が出る天秤。

 その程度の天秤しか持たない人間に、政治を語って欲しいとは思わない。

 「自分はこのようにしたい」という「要望」も適当にしか出せず、「自分がこのようにする」という決断からは逃げ出す。

 このような人間では、何か失敗しても「国民が望んだから」という言葉を免罪符にして責任から逃げ出すだけだろう。

 これを日本のトップとして認めている。今の日本人の程度が知れる。

「みんなが賛成したからやったんだ。みんなもやったから僕は悪くない」
 こんな風潮を安易に認める今の日本の状況。

 はっきりいって……最低だよ。

コメント

_ scep ― 2009年10月20日 02時54分12秒

全員が被害者で加害者がいないという(錯覚に陥る)状況ですね。選挙の時から民主党はそういう「国民の支持を指示する」という論法だったと思います。

「政府の指示を支持して貰う(信任を問う)」というやり方がマニフェスト選挙のはずですが、マニフェストの全てではなく、一部に賛成もしくは反対の場合に悩むんですよね。

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