この記事を多くの人に読んでもらいたい!!そう思ったら『人気ブログランキング』押してください

フィルタリングによる言葉狩り2014年06月08日 15時06分41秒

グーグルがやらかした。
「ある一定の言葉を『タブー』として「自主検閲・言葉狩り」に走り始めた。

googleがロリエロ八分を実行したとの説 - togetter
http://togetter.com/li/677379

この「言葉狩り」を「ただのエロ規制だからいいだろう」と考える人も多いだろうが、「一律での表現規制」が正常な情報収集する時にも弊害となっている事を忘れていないだろうか。


実際、今回のgoogleの場合、
"中学生" "性行為" と「両方を含むサイト」で検索すると、9件に限定されるが、
"中学生" "性行為" "行政” と「限定条件(語句)を増やす」と、

本来、条件が増えた以上、選択範囲は狭まるはずなのに『約 207,000 件 (0.21 秒) 』と、資料が『増える』異常な現象が発生している。

しかも、これらが正常に表示される訳ではなく、ページを捲っていくたびに減少し3ページ目には「終了」してしまう。

なんと「行政が公式に発表している資料」にすらたどり着けないというお粗末な状況になってしまっている。

これは、かつて『「フィルタリング」で有益なサイトですら「危険なワードを含む」からという理由で表示できなくなっていた(その危険行為の対抗方法を書いたサイトなのに)』のと同じ状態に近い。

今はまだ、「巻き込まれた一般対象には申し訳ないが、児童ポルノ関係の自手規制の結果だから仕方が無い」とでも考えるかもしれない。

だが、このように「恣意的な自主規制」が「他の用語」に向かわない保障は一切無いということを理解しているだろうか。

今後、都合の悪い資料などを公開しなければいけない場合でも、googleの禁止用語を混ぜれば、簡単に「人の目に触れにくい資料」とすることができるのだ。


無意識のうちに「恣意的に制限された情報」を与えられ思考を誘導されている社会が誕生する。(すでに誕生している)
それは、とても危険な状況だろう。


※ちなみに、このブログ記事ですら、禁止用語を使っているのでgoogleでは検索されないかもしれない。

Pasmoの乗車記録 第三者閲覧の可能性:リンクの追加2012年02月29日 00時33分05秒

2012/02/27 高木浩光@自宅の日記
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20120227.html

>電気通信における「通信の秘密」の歴史は古くて長いのに対し、交通機関における「乗車履歴」なるものは、そもそも事業者側で記録されるようになったのは、Suicaが登場して以降の最近のことであり、「公共交通機関における乗車履歴の秘密は保護されるべきもの」とする社会通念が認知されていないのではないか。国土交通省のガイドラインにこれが記載されていないのは意外だった。
(引用)

このあたりは、
「通信の秘密」が
「内心の自由」を保障するための「表現・情報の伝達の自由」の確保。
そのための「検閲の禁止」「通信の秘密」から生まれたことにたいし

「乗車履歴」を取ることが、
・『「個人情報」(プライバシー)に抵触する』という考え方が無かったことと、
・元々、「乗船名簿」「積荷記録」等は、『運搬中の積荷や人物の「保護」のために作られる』もの

 であったために、「他の側面」をあまり意識する事無く導入できてしまったのではないだろうかか、と自分としては思う。

----
 とはいえ、「何を」「いつ」「どこからどこまで運んだか?」という情報は、『運送業』という視点からみても、本来「秘匿すべき情報」であることは間違いない。
 そうすると、ガイドラインに書いてなくても、本来「運送事業者」は「依頼主の許可が無い限り」これら運送情報(乗車記録)は『秘匿しなければならない』情報になる可能性がある。

 ちょっと、今考えてみただけなので、旅客運送業や運送業の「荷物の情報」についての秘匿義務を調べてみないと、何ともいえないが、可能性としては高そうな気がする。

……というより「業務上知りえた情報」を、「安易に他者が取得できる」状況になっている事が許されるのかどうか?

 という見方もできそうな気がする。
 「乗車履歴」は「旅客運送業者」が約款によって「旅客を運送した」結果得られる「情報」だから、どう見ても「業務上知りえた情報」だと思うのだが。

 思いつきでも色々考えさせられる話だな、相変わらず高木さんのブログは。

---
リンク先に、高木浩光氏のブログを追加しました。
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/ 高木浩光@自宅の日記。

 それに合わせて「公共情報リンク」を「情報リンク」と名称変更

 久しぶりに見に行ったが、Pasmo乗車履歴の第三者閲覧の問題点など、相変わらず「情報」に対するアンテナが凄い。

 行くたびに、勉強になるサイトなので、是非、一度は訪問してみる事をお奨めする。

ドコモspモードメール問題に思う2012年01月13日 02時22分53秒

ドコモのメールトラブル約1万9千人実害
配信元:産経新聞 2011/12/27 19:14更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/infotech/540008/
----

 今更感はあるが、現実問題でもちょっと気になったので、専門ではないため少々外れているかもしれないが、一般人としての視点で書いてみる。

 この問題、専門過ぎて一般の人にはよく判りづらいと思うが、リアルで考えると「よくある話」だと思う。
 簡単に言えば、今回の方法は、「本人確認」を『常に』行うのではなく、最初に本人確認をしたら後は全て『引換券』で処理するという方法だったということだ。

 例えば注文と商品ができあがる間にタイムラグがある場合、「注文時」には『引換券』をもらい、後からその『引換券』で商品を受取るという事がよくある。この場合『引換券』さえあれば、それが『真の購入者』であるかどうか問わず商品を受取れるのが一般的だ。

 予約商品などでも「引換券」を持って家族などが取りに行ったり、フードコートなどで、注文は奥さんがするけど取りに行くのは「引換ブザー」を持った旦那、という形は言われてみればよくある話だろう。
 またレンタルビデオなども「引換券」(会員証)を持っていれば、「本人」として借りる事ができる。

 実際、住民票などですら、このよう方法で行われている地方自治体が多い。
「申請時」には本人確認を行なうが「取得時」には「引換券」で引き渡す。このような方法がよく見られている。

 比較的簡単に構築できる方法のためリアルではよく使われているのが判るだろう。

-----
 ところが、実はこの方法には問題が一つだけある。

 それは『「引換券」が正当な理由によって所有されている』という事が比較的高い精度で「推定」できる状況でなければいけないという事だ。つまり「引換券」を故意・過失を問わず他の人が取得できてはいけない事が要求される。

 このことは、実は「写真なしの保険証」などを単独で「引換券(本人確認資料)」として使う事が、今は認められなくなっていることにも繋がっている。
 「写真なしの保険証」が「不正取得される」事例が多くなったために「正当な理由で所持している」と「推定できなくなった」のだ。

------
 さて、今回はその「不正取得」がドコモの方法上で大量発生したのが原因らしい。

 ドコモが『IPアドレス』という「引換券」を回収せずに、他の人にも同じ「引換券」を配ってしまった。
 結果「間違った引換券」が広く流通してしまい、ユーザーが迷惑を蒙ったというのが真相だ。

 リアルであれば「取りに来る人」の挙動が目に見えるので「怪しい挙動」や「関係者かどうか」などが視認できるため、意外とある程度のセキュリティが保たれている。また一回一回の取引に結構時間がかかるので、被害の範囲においても小規模で済む。

 ところがネット世界は「電子データ」のみの世界であるため、この「視認」というセキュリティはまったく通用しない。また一度に大量の処理を行う以上、一度のミスで大量に問題が発生する危険がある。

 そのため一般的にはこのような方法を組む事はやらないそうだ。

-----
※このあたりは高木浩光氏のブログなどを読んで自分で組み立てた意見のため、確性は欠いているかもしれないので、正確に理解したい方は、次の記事などをお奨めする。

高木浩光@自宅の日記
2011年12月29日「spモードはなぜIPアドレスに頼らざるを得なかったか」
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20111229.html

とある技術屋の戯言
2011年12月22日「spモードメール障害は設計ミス」
http://www.sonorilo.net/2011/12/22/2831
-----

 これからの季節、政府はe-taxを推進していきたいだけに、この件を元にしっかりと周知を図っていかないと、やはり市民レベルで信頼され浸透することは難しいのではないだろうか。

 リアル視点で考えてみると、今回のようなネットでの話でも「本人確認」「正当な根拠」が重要となる自分達のような職業にとって色々と考えさせられることが多く含まれていた事件だったと思う。

車庫証明には使えないだろう…2008年08月06日 13時46分32秒

ラブホテルから芸能人の自宅まで グーグル「ストリートビュー」
8月6日10時41分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080806-00000924-san-soci

グーグルアースの発展版。

グーグルアース自体は「上から見た写真」しか無かったものを、「マップ」では「横から見た写真」を加えて、バーチャルに再現したもの。

…なのはいいんだけど、「写真」に人や家の中までが写っているレベルを載せちゃうのはちょっと限界超えるかもね。


で、ちょっと確認。

------
……これ、無茶苦茶問題ないか?

ウチの「団地内道路」を通行中の写真がある。
公道上ならある程度大丈夫かもしれないが、ウチの場合「団地内」であって、その「団地内道路」は公道じゃない、あくまで「私道」。

このエリアについての「写真の撮影および公開許可について」は、本来、一般道とは違う扱いになるだろうし、元々「居住者および関係のある人間以外」立ち入り禁止となっている「団地内通路(道路)」のはず。

関係ない人間が、勝手に団地内を通って写真を撮り、さらに公開するというのはどうだろう?

>同社はあくまで、誰もが目にできる公共の風景をネット上に再現しただけ、とのスタンスで、これらの場面も公道を走る専用車から流し撮りした際たまたま写り込んだものという。ただ、プライバシー侵害の批判を避けるため、個人の顔や車のナンバープレートなどに画像ボカシ処理を行い、加えて、不適切と感じたユーザーが直接、改善点などを“通報”できるシステムにしている。

いや、公道じゃないから。
しかも入り口に「関係の無い人の立ち入りを禁ず」って堂々と看板かがけてあるから。(っていうか「ビューにも写っている」し)

本気で、喧嘩売ってもいいかな?グーグル。
社員、頭悪すぎるんじゃないの。

ちなみに、車庫証明には「使えない」というか、使い道が無い。

車庫証明の時に必要なのは、今現在の「地図」だから、ビューなんて意味が無さすぎ。

-----
実際、すでに海外では訴訟を起こされている模様
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20370880,00.htm

>「問題の解決に、訴訟という手段が用いられたのは残念だ。ユーザーが画像の削除方法や、申請を促進する使いやすいプロセスを知ることができるよう、YouTubeの動画などを通して、目に見えるツールを提供している」

「削除できるようにしてある」から大丈夫。というのがすべてを物語ってますね。

『勝手に人のプライバシーを侵害して写真を公表する』事に罪の意識を感じていない。という、最初の段階でレベルが低い事が一番問題なんだよ!!

「後から回収したのだから構わない」といって、欠陥品を売りつけた事を反省しない奴らと根っこが一緒だな、ホントに。

----
追記:皆様、徹底的にネットで色々曝してください。

「プロダクトマネージャー:河合敬一」その他、グーグル関係者各自の自宅『近辺』が写っている公道からの写真他。

>「法律的に検討した結果、公道から撮影したものであれば、基本的には公開して構わないと考えている」

『報告用のページでは、プライバシーに関する画像として「人の顔」「ナンバープレート」「自宅」といった項目が設けられており、自宅の画像が公開されたくないという要望についても、メールのやりとりなどで確認が取れれば対処していくとした。』

----
なら、自分の自宅や家族(子供がいるなら子供が行っている学校)その他色々公表されても問題ない、と言い切る覚悟はあるという事でいいよね?

まさか「自分達は例外的にプライバシーがある」なんてふざけた思想は持っていないよな?

ふざけるなよ!!

「圧縮展開」が0秒、うーんファンタジー2008年06月22日 12時53分37秒

<岩手・宮城地震>地デジ2秒遅れ 緊急速報間に合わず?
6月22日2時30分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080622-00000007-mai-soci

「何を今さら」
こう言わざるを得ない。

デジタル放送とは、アナログのようなストリーミングではなく、送る情報を「高密度に圧縮し」送信する。

そして、受信側は「展開し」元の情報に復元する。

この「圧縮」・「展開」という部分。
どれだけ、技術が進もうと「必ず時間を必要とする」のは当然の話。

当たり前。

「0秒」で展開できるようになれば、時間の基本が吹き飛ぶ。ワープ航法や相対性理論もびっくりな革命的技術だよ。

1秒で100送れた情報を、1秒で1000送れるようにした。
それが「デジタル圧縮」のはず。

実際、技術的な話になるが、

地震が起きてから>圧縮・送受信・展開

この部分、圧縮・送受信についてはあまり情報密度が高くないので問題ないが、「展開」部分がどうしようもない。

TV自身は、ずっと情報を受け続け展開し続けているので、仮に速報が入ったとしても、「その前の情報展開」が詰まっている。

「速報前に届いた情報」処理が終わらない限り、「速報情報」の展開はできない。

したがって、どうやっても遅れるのだ。

もし、展開処理を早めるのであれば、「速報情報」を受信時点で「他の情報よりも優先的に展開する」という、特別な処理手順が必要。
即ち、「速報情報か通常情報か区別する」情報識別プログラムと、
「速報情報の場合、情報処理手順を変更するプログラム」を
別途組み込まないと無理だ。

で、この対応だが、「情報判定」を通常プログラムにいれ、速報判定があった場合、サブルーチン(処理変更プログラム)に移動すれば大丈夫。
…なのだけど、「判定項目」を処理に加えるという事は、今までの処理速度からさらに低下する。
おまけに「特殊処理」を入れる場合、フリーズする危険性も含む。
(これは、今、見ているPCでもたまにある事だから、理解できるだろう)

で、すでに発売されている基本プログラム(既存デジタルTV)のバージョン変更が必要になる。

……手の打ちようがないよね。
………て、いうかわかりきっていた事だよね。
ネット使ってて、GYAOとかストリーミング放送見ている人なら、簡単に想像できた事だよね?

>これに対し、地デジ移行を進める総務省放送技術課は「時間差はデジタル技術の宿命。速報はラジオや自治体の防災無線でも流している。他のメディアも活用してほしい」と苦しい説明。NHK広報部は「技術開発で時間差短縮も期待できる」としている。

多少は期待できるけど、完全には無理。

特に「圧縮展開が早くなるように」しても、今度は、圧縮ファイル自体がでかくなるのがオチ。

……今ですら、ネット上の情報ファイル。圧縮・送受信効率がいいからって肥大化してトラフィック負担が拡大しているじゃない。

最初のナローバンド回線の頃なんて、1Gファイルとか無かったよ。Mファイル送信が主流になっている時点で「おかしい」と思わなくなる世界になっている事を考えれば、
デジタル情報も「圧縮展開効率」がよくなれば、『元情報の量』自体が増加するのがオチ。

結局、無理。

……根本的構想が間違ってるよね?
というか、デジタル放送って、必要?
今のアナログ放送程度で、テレビを見る分には問題ないと思うのだけど。

ハイビジョンがいいとか言っているけど、「そこまでして見るほど『情報内容の質』高いのか?」

というのが、私の考えなんだけどね。

だから、アナログ廃止になるか、自分のテレビが壊れるまで、デジタルTVに買い換えるつもりは無いな。

……というのが、趣味でネットをやっている人の素人考えなんだけど。
大まかに間違ってないよね?
この理論。
この記事を多くの人に読んでもらいたい!!そう思ったら『人気ブログランキング』押してください