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「偶然の結果」は「間違った手段」を肯定するか?2007年09月04日 22時20分47秒

世の中は、たいていこのように動いていると思います。

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決まった原材料を集めた。
決まったプロセスで生産した。

結果、いつもほぼ同じ製品ができあがった。

単純な仕組みです。
だから、誰にでも認められる「スタンダード」です。
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一方、

いつもと違う原材料を、間違って入れてしまった。
いつもと違ったプロセスで、間違った作業をしてしまった。

でも結果、いつもよりいい製品ができた。

「いい製品ができたのだから、ミスは問わないでおきましょう」
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これはいいことなのでしょうか?

「偶然よくなった」 という不確定な産物によって、
「ミス」を無かったことにしていいのでしょうか?

では「偶然悪くなった」時にはどうするのでしょう?
その時だけミスを責めるのでしょうか?

それでは標準的な規範としての意味がありません。

偶然に頼ることなく、「ミスはミス」としてまず正すこと。
その上で、「よい偶然」を評価すること。

この二つが必要だと思います。

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…さて、何でこのようなことを書いているかと言えば、
久々に、昔書いた「秋篠宮家の妊娠論」にコメントがあったからです。

この話、異論を述べる人の意見の多くが、
「偶然よくなった」だから「間違いを指摘するな」と言っているようにしか聞こえません。


私としては、「よくなった」ことは百歩譲って認めるとしても、
「過程に問題があった」という事実を「無かったこと」にはできないのですがね。

どうなんでしょう?

爆弾投下!!2007年09月12日 13時40分37秒

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070912-00000006-yom-pol
安倍総理 退陣表明


…まさか、このタイミングでやってくるとは。


月曜の所信表明演説や、差し違え(辞任覚悟)てのテロ特措法推進。
対する小沢民主党代表の発言など、色々な動きをみていました。

政局に関するコメントは、少し待って金曜日にでもと思っていたのだけど、まさか「今日」この手を打ってくるとはね。

さすがにここまでは読めませんでしたね……

というか、予想はしていたけど、「最後の手段」なので安倍総理にそれだけの度量は無いと読んでいたのですが……

よく踏み切った。というか、ぶっ壊れたというか。
やはりとどめは、小沢民主党代表の「党首会談拒否」だったのでしょう。

まあ、これで困るのが民主党。
元々、民主党が攻撃していたのは「安倍総理の指導力不足」、そのために「安倍総理」に代わり「小沢総理」をという作戦。

「自民党」と「民主党」と比べた場合、「政権担当能力」としては「自民党」の方が信頼があります。これは、半数以上の国民は今でもそう思っているでしょう。
そのため、「自民党」を攻撃するよりも「トップの安倍が駄目だから」、「小沢がトップの民主党へ」ということで優位性を保っていたのですが、
ここで、その「トップ」が辞任。

これで民主党は振り上げたこぶしをおろせなくなりました。

しかも民主党は「安倍退陣」を要求していただけに、「今辞めるのは卑怯だ」と言うこともできない。

かといって「自分たちの力で辞めさせることができた」と勝利宣言をすることもできません。
なぜなら、「自民党のトップ」が替わるだけで「民主党」が第一党になったわけではないのですから。

さらに「党首交代」によって、「今度こそ自民党は立ち直るかも」と自民党期待票もしばらく増えるでしょう。

なので、この辞任。誰にとって損かといえば、完全に「民主党」です。

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自民党は「安倍被害からの復興」「あだ討ち合戦」と意気があがります。
一方民主党は「攻撃目標の喪失」ということで、当分混乱します。

小沢代表も「きついことを言っても、今辞める度量は無いだろう」と思って、攻撃したのでしょうけど、これが悪手でしたね。
結果、「安倍がかわしてドロン」という、自民党にとっては最上、安倍にとっては撤退。民主党にとっては最悪。という事態におちいったのですから。

…まあ、うまくまとまっていないけど、2時からの会見を見たいから、とりあえずこれでアップ

政治は、大が小にゆずることから。2007年09月12日 15時17分39秒

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070912-00000919-san-pol
さて、安倍総理辞任から始まる 政局についての第2段。

とりあえず、民主党小沢代表の会見まで見ました。


結論:やっぱり小沢は馬鹿だったか。

政治の基本は大が小に譲ること。
大勝したといっても、結局6割の民意である以上、残り4割の民意を取り入れて政権は運用しないといけません。

しかしながら、今回小沢代表は党首会談にNO!
記者向けのパフォーマンスとしてだけならよかったのだけど、その後の国対委員長からの申入れも拒否。

徹底的に「譲る気なし」と言い切ってしまいました。

これでは、「多数の意見」の名の下に少数派を切り捨てる悪しき民主主義となってしまうでしょう。

本来、ここは「度量を見せて」国対委員長からの申入れにより、会談に同意した(一歩譲った)と見せなければなりませんでした。
しかしながら、結局、小沢代表の「狭量」により、安倍総理の殲滅作戦を取ることを決定。

この時点で、自民党が殲滅回避しようと考えるならば、安倍首相の辞任により、小沢代表が振り上げたこぶしを降ろすところをなくす。
この一手でしょう。

結局、大勝におごって、「弱者に譲る」という基本を忘れた小沢代表の強気戦略。(というより驕りの戦略)

これにより、現状の問題を引き起こしてしまったということです。

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さて、問題はこれから数日。
政局が混乱している以上、経済などにも被害がでるはず。
ここで、自民党に替わるリーダーシップを取れれば民主党に勝ち目はあるのですが…

しかしながら、小沢代表の発言を見る限りそれは望めそうにありません。

……「自民党の動きを見て動きます」って言ってますから。

リーダーは、まず自分から決定することが大切なのですが、結局一番の自民党が動かなければ何も決められない、言えない。

これでは、国のトップなんて任せられないでしょう。

結局、悪しき民主主義の信奉者であり、トップとしてのリーダーシップはとれない。

小沢代表だと、駄目なように感じます。。

……民主党は所詮「万年野党」になのかなぁ。

(もっと書きたいことはあるけど、時間もあるので省略)

さて、とりあえず読んでみるか。2007年09月13日 15時14分36秒

政治がゆれている。

まず、安倍総理の「職を賭した」発言とその推移については、日経BPネットの
●田中秀征:安倍首相は、民意に対して「職を賭す」べき
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/shusei/070912_45th/
●田原総一朗:なぜ国会を投げ出したのか、安倍首相辞任の舞台裏
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/070912_27th/
の二つの記事を読むとそれなりに見えてくるものがあるのでお奨め。


ただ、今後はやはり麻生幹事長の動きがポイントになってくると思う。

…ということで、本日、麻生太郎「とてつもない日本」(新潮新書)680円也 を購入。

まあ、麻生太郎氏がどのような人であるかは、一回これをきっちり読んでから考えることにしよう。
(というか、今まで読んでいなかったこと自体問題だったかもしれないけど)

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さてさて、それはともかく昨日から 『安倍総理から「麻生に裏切られた」と聞いた』という、「その筋」発言が出回っている。

この件については、簡単に「テレビの言うとおり」と信用するわけにはいかないだろう。
なぜなら、この発言が「麻生氏の信用度失墜」を狙った発言である可能性も無視できないからだ。

だから、この発言の真偽については極めて慎重に扱わないといけないと思う。
ところが何故かマスコミは「発言があった」と肯定するだけしか行っていない。
これは非常に危険なことではないだろうか?

「ソース元を明かすことはできない」というのは「情報源の秘匿」という報道としての基本原則だから当然なのだけど、この時期に「事実確認」ができていない報道を安易に行うのは、マスコミの「自らの報道に対する責任」を軽視しているように感じる。

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また、この発言報道を安易に信じる人が多く出そうな感じもする。

これは非常に危険なことだと思う。
自分が得た情報の真偽を「偉い人が言ったから」と安易に信じることは、「自ら思考する」という事からの逃避に繋がるからだ。
しかも、思考拒否に陥った場合、結果が悪いことになった時は、「あの人が嘘を言うからいけない」とい自らの行為責任まで投げ出すようになる。
最終的に、このような「無責任社会」に発展する可能性があるからだ。

「そのような事はない」と言う人がいるかもしれない。

しかし、かつて昭和初期において、そのように自らの思考を放棄し「多くの人が同じ意見だから」と安易に流れた結果、一つの主義主張のみを取り他の考え方を持たなず、最後には「全員で一丸となって」戦争に突入したという事実がある。

今、似たような道を歩んでいないだろうか?
私は少し恐怖を感じている。
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偉そうなことをたかだか30後半の一般人が述べるのもどうかとは思うが、それぞれが「自分の意見」を正面から述べる必要が今あると思っている。

「自分には関係ない」と考える人がいるかもしれないが、本来、国民主権である以上、自分たちが声を出すことこそが必要だと思う。

「自民党は腐っている」という人もいるけれど、
「自民党」を腐らせたのは、間違いなく有権者そのものだ。

…自分たちには関係ない、と腐っていくのを黙ってみていたのは、他でもない有権者なのだから。

実は、この腐り方は民主党が第1党になっても同じことを繰り返すおそれがあると私は思っている。
民主党は「2大政党制になれば、腐ることは無い」などと安易に言っているが、投票する有権者が考えることを放り投げているのだから、結局、両方腐って終わり。
最悪のシナリオがじっと口を開けて待っているように感じられる。

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…ホントは、王とは何か?などなど考えられる「秋篠宮問題」の方のコメント返しの方が楽しいんだけどねぇ。

とりあえず「考えてから受け入れる」のと「考えもせずに受け入れる」のでは天と地の差があるから、今の政治の動きについて一回考えてみないと自分が納得できないから。

……いやだなぁ、こんな難儀な性格。

別に誰かにとって得な話でもないのに。
つーか、自分にとっては何の得にもならない。

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ああ、それにしても長文をうまく書くことができない。
文体も今ひとつ統一できていないし。
自分の文才の無さが嫌になるなぁ。

まあ、うれしいかな…2007年09月14日 00時00分52秒

あまり愛校心があるわけではないけれど、それでも、一応、面目を保っているのはうれしいかな?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070913-00000096-jij-pol
合格率40%、トップは東大=新司法試験合格者-法務省
9月13日18時32分配信 時事通信

一応、今回、母校の中大は3位。
元々「法科の中央」といわれるくらい、法律学部としては有名どころだけど、ここ最近ずっと低迷していましたから、よかったかと。


……30までフリーターしたあげく、「ちんたら勉強しなおすのメンドイ」という理由で行政書士試験を受けてそのまま開業。
という極悪非道な自分も、低迷の一員なわけなのですが。(-_-;)

まあ、それは置いておいて。

士業は試験合格者だけが開業できるので、合格者数の多寡がそのまま実務者数の多寡に直結します。

結果、「学閥」というほどのものでもないけど、まあ、出身学校によって微妙に人脈と言うか世界が変わってきます。それなりに。


…なんで、…ねぇ。色々あるのよ。一匹狼をきどっても。

まあ、ともかく。とりあえず3位 よかったかな。

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とは、いいながら、合格率40%というところがなんとも。

結局、数百万円ぶちこんでも
「6割の人は、無駄に投資しただけで終わる」という状況。

確かに、多くの司法浪人が「時間と労力」を見果てぬ夢に賭けていたことからは回避されるようになるかもしれないけど、その代わりに「多額の金銭」が夢と消える状況になりつつあるというのは、ちょっとねぇ。

実際、日本においては「弁護士」って十分足りているし。

「機動力と低コストの法律職」が求められているニーズなのに、準備段階で数百万かかっている状況からのスタート。
イソ弁として、同業者から安く買い叩かれる労働力になりそうな感じがするのですけど…ね。

司法書士や行政書士の方が、「対事業コスト」においては、弁護士より有利だと思います。はい。

まあ、そのため、昨今の日弁連のなりふりかまわない営業戦略は見ていて少し痛々しいくらいです。
(とはいえ、こちら側に対する非常に高飛車な要求は、まるでアメリカがゴリ押しで日本に要求を押し付けているがごとくなので、ちょっと頭にくるところが多いのですが)


コストその他を考えると、司法書士や行政書士は、弁護士の「半分」の収益でもほとんど同利益を保てそうですから。
(しかも「時間拘束」で見ても、法廷に出たり交渉したりする分弁護士の方が不利に感じるしねぇ。)

一仕事あたりの単価は安いけど、利益率でみると、ほぼ同等なのではないでしょうか?

今後、弁護士会や私たち行政書士会、司法書士会はどうなっていくのでしょう?
すでに受容供給バランスが崩れて、経済崩壊が始まっていると、私は思っているのですが。

……もう少し、真面目に今後の予測を立てていかないと厳しいかな?やっぱり。
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